吸血鬼は目を閉じ、十字を切った
- 著者
- 酒場御行
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2021
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
吸血鬼の存在が隠されている現代を舞台に、非公開組織INAPOで吸血鬼を監視する青年シキョウと、行方不明の父を探して入った女子大生ヒバリが事件を追う物語。表向きは夜行性動物の保護団体だが、実態は吸血鬼の保護と共生を目指す監視機関で、吸血鬼には三つの禁忌が課されている。二人は自殺した少女の咬み痕や連続失踪事件を手がかりに、吸血鬼社会の事情とシキョウの過去に関わる秘密へ近づいていく。人外の監視、組織内の役割、事件捜査、過去の因縁が重なり、夜の世界の仕組みと人物関係が少しずつ広がっていく。1巻完結の構成で、単巻の事件と人物背景を中心にまとめられている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 美しい装画やタイトルに惹かれて手に取られる。
- 吸血鬼ものとして設定がしっかりしていて、光や掟、組織のルールが物語の芯になっている。
- 孤独、怒り、理不尽さを抱えた人物たちの感情が強く、読後に余韻が残る。
- 吸血鬼と人間の関係性や、バディ感の変化が見どころになっている。
- ミステリ要素や事件の追跡があり、一気読みしやすい。
こんな人におすすめ
- ダークめのライト文芸や重めの吸血鬼譚が好きな人。
- ハッピーエンド一辺倒より、やるせなさや苦さも含めて味わいたい人。
- 感情のぶつかり合い、怒りや孤独を軸にした物語を読みたい人。
- 吸血鬼と人間の距離感や、バディものの空気感を楽しみたい人。
- ミステリ寄りの展開や事件解決の手触りを求める人。
人を選ぶポイント
- 明るく軽快な吸血鬼コメディを期待すると重さが強い。
- 登場人物の感性や言動に寄り添いにくいと感じる場合がある。
- すっきり爽快な大団円より、もやもやや複雑さが残る。
- 物語のまとまりや構成にぎこちなさを感じる読者もいる。
- 続きが気になる終わり方でも、完結感を優先した印象がある。
テンポ・読後感
- 序盤から事件や設定が動き、先が気になって読み進めやすい。
- じわじわ重さが積み上がるというより、衝撃が畳みかけるタイプ。
- 全体の空気はダークでヘビーだが、要所で温かさや救いも差し込まれる。
- 読後はすっきりしきらない余韻が残りやすい。
- 事件の緊張感と感情面の圧が強く、没入感は高い。
キャラクターへの評価
- シキョウは美形で、口下手でも心根が優しい、不器用さが印象に残る。
- ヒバリは強さや怒りの勢いが際立ち、感情の熱量が高い。
- ヒバリに共感しやすいかどうかで、作品全体の受け取り方が変わりやすい。
- 二人の関係は、対立よりも少しずつ距離が縮まるバディ感が魅力になっている。
- 周囲の人物は好悪が分かれやすく、誰か一人に強く感情移入するより全体の空気で読む印象。
巻一覧
この巻のあらすじ
美しい姿のまま永遠を生きる異端ーー吸血鬼。 彼らは“三つの禁忌”に従い、存在を隠し生き延びてきた。 吸血鬼を監視する非公開組織・INAPO(国際夜行性動物保護機関)に入ったヒバリは、美しい青年・シキョウと出会う。組織唯一の吸血鬼であるシキョウは、なぜか吸血鬼から迫害され、極端に他者との関わりを避けていた。 自殺した少女に遺された咬み痕、連続失踪事件ーー吸血鬼の関与を疑わせる事件を共に追ううち、ヒバリは過去の凄惨な事件に繋がるシキョウの秘密を知ることになり……。 美しき異端の監視官が紡ぐ、夜闇のミステリ。
【INAPO】 国際夜行性動物保護機関の略。表向きはフクロウなどの夜行性動物を保護することを目的とした保護団体だが、その実態は半世紀前に存在を確認されたヒト様生物ーー『吸血鬼』の保護・共生を目指し、監視を行う非公開の組織。
【シキョウ】 INAPOで監視官として働く、唯一の吸血鬼。寡黙で決して人に心を開こうとしない。齢は二百歳を超す。見た目によらず大食いで甘い飲み物が好き。
【ヒバリ】 行方不明の父を探しINAPOに入った女子大生。飾り気のない性格で、シキョウの相棒役に任命される。冷たく突き放すような言動のシキョウとは衝突をしてしまうが……。 一章 燃えた後に残るもの 二章 信じ仰ぐ行方不明者達 三章 朋友に捧げる告解 四章 あなたの怒り 終章 夜に生きる鳥、朝を告げる鳥
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