王太子妃候補として育てられた令嬢マリーアンネが、妹の「姉の物を欲しがる」癖を利用して婚約者の交換を仕掛けるところから始まる恋愛シリーズ。舞台は王太子や公爵家が関わる王宮・貴族社会で、礼儀作法や婚約、身分差が人間関係を左右する。中心人物は、想い人ハロルドとの関係を望むマリーアンネと、彼女を取り巻く妹や王宮の人々。物語は、婚約の入れ替えを起点に、王宮での役目、講師としての務め、極秘任務や陰謀の気配へと広がる。文庫版には書き下ろし番外編が収録されている。シリーズは本編2巻で構成され、同内容の別版が2冊ある。続編・外伝の追加は示されていない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 婚約破棄を軸にしつつ、単なる別れ話ではなく婚約者の組み替えで動く展開が目新しい。
- ヒロインが受け身ではなく、策を巡らせて状況を動かしていくところが印象に残る。
- 両片想いの切なさや、じれったい関係の温度感が楽しめる。
- 先が気になる引きで終わり、続巻まで追いたくなる構成。
- 王太子の存在感や周辺人物の動きが、物語の波乱要素として効いている。
こんな人におすすめ
- 婚約破棄ものの中でも、ひとひねりある設定を読みたい人。
- じれじれした恋愛模様や両片想いが好きな人。
- ヒロインが自分で状況を切り開くタイプの話を好む人。
- 1巻で完結せず、続き物として追う前提でも楽しめる人。
- 軽快さと切なさの両方を味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 1巻単体では区切りがつかず、続きが前提の終わり方。
- 物語の途中で大きく動くため、すっきり完結を求めると物足りない。
- 王太子の出番や本筋の進み方に、やや焦らされる感覚がある。
- 恋愛の進展はゆっくりめで、じれったさが強い。
- 展開の先読みより、流れを楽しむ読み方に向く。
テンポ・読後感
- 序盤は婚約破棄まわりの仕掛けが軽快に進。
- 中盤から雲行きが怪しくなり、切なさと緊張感が増す。
- 全体は読みやすいが、恋愛面はじっくり寄り。
- ラストは「続きが気になる」引きが強い。
- 甘さよりも、もどかしさと期待感が残る読後感。
キャラクターへの評価
- ヒロインは策士タイプで、行動力としたたかさが目立つ。
- 相手役との両片想いが前面に出て、感情のすれ違いが魅力になっている。
- 王太子は存在感を匂わせつつ、今後の動きが気になる立ち位置。
- 周囲の人物は恋愛と政略の両方をかき回す役回りとして見られている。
- キャラ同士の関係性が、単純な善悪よりも駆け引きで読ませる。
巻一覧
この巻のあらすじ
王太子の婚約者となるべく、厳しい教育に耐えてきた令嬢マリーアンネ。彼女が未来の王太子妃となることが決まると、妹のエリアーナは姉にわがままをぶつけるようになった。中でも厄介なのは、なにかと姉の物を欲しがり自分の物と交換させる悪癖。そんな妹に悩まされるマリーアンネは、ある企みを思いつく。自分と妹の婚約者を交換させることはできないか、と。なぜなら妹の婚約者である公爵ハロルドこそ、幼い頃に出会って以来マリーアンネの心を支え続けた想い人だったのだ。思惑通り婚約者の交換に成功したマリーアンネだが、罪悪感から公爵への想いを明かせないまま。けれど、公爵はそんな彼女をなぜか溺愛してきて……
この巻のあらすじ
姉のものを欲しがる妹の悪癖を利用した、婚約者交換ーー。その結果、令嬢マリーアンネは長年の想い人・公爵ハロルドとの婚約に成功した。そんな憧れの彼と、実は相思相愛であったことを知ったマリーアンネ。けれど幸せな時間も束の間、彼女は王太子の婚約者となった妹の臨時講師に任命される。慣れない激務に追われ、愛するハロルドと会うことすらままならない日々。さらに折悪く、ハロルドもある極秘任務のため王都を離れることになる。孤立無援の王宮で、マリーアンネは懸命に自分の役目を果たそうとするのだが、その裏では恐ろしい陰謀が動き出していてーー!? 切なくも美しい至極の恋愛譚、激動の第二巻!
この巻のあらすじ
王太子の婚約者となるべく、厳しい教育に耐えてきたマリーアンネ。彼女が王太子妃となることが決まると、妹はわがままをぶつけるようになった。中でも厄介なのは姉のものを欲しがり、自分のものと交換させる悪癖。そんな妹に悩まされる彼女は、ある企みを思いつく。自分と妹の婚約者を交換させることはできないか、と。なぜなら妹の婚約者であるハロルドこそがマリーアンネの想い人だったから。思惑通り婚約者の交換に成功したマリーアンネだが…… 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
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