『これが苦情処理室のお仕事です。』は、ほどよい規模の会社で働いていた北条霧子が、業務改善案を出したことをきっかけに苦情処理室へ異動するところから始まる現代の仕事もの。配属先は室長の久御山ひとりと霧子の少人数体制で、普段は掃除くらいしか役割がない窓際部署として描かれる。そこに新入社員への連絡、社内の不満や悩みの処理、潜入や変装を伴う対応が持ち込まれ、アラサーOLの霧子が社内事情の調整役として動いていく。会社の中で表に出にくい困りごとを拾い上げ、部署の役割と人間関係を通して社内の実務を組み立てる構成。異動前後の立場の変化も含めて、一般企業の中で見えにくい部署の仕事を描く。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 苦情処理室という一風変わった社内部署を舞台にした、お仕事ものとしての面白さがある。
- 問題を抱えた相手とのやり取りを通して、主人公が少しずつ変わっていく流れが読みどころになっている。
- ぶっきらぼうに見える上司や室長が、実は頼れる存在として描かれている点が好評。
- 短編連作の形で読みやすく、軽めに楽しめるテンポ感が受けている。
- 主人公と上司の距離感や、今後の関係の行方を気にする反応が目立つ。
こんな人におすすめ
- 会社を舞台にしたお仕事小説や、部署ものの設定が好きな人。
- 不器用な主人公が成長していく話を読みたい人。
- 仕事の中に人間関係の変化や、ほのかなときめきを求める人。
- 重すぎないライト文芸を気軽に読みたい人。
- 連作形式で少しずつ進む物語が合う人。
人を選ぶポイント
- 事件や問題の解決があっさりしていて、手応えの強い展開を求めると物足りない。
- 仕掛けや背景の説明がまだ十分に明かされていない印象がある。
- 恋愛要素は気になるが、現時点では強く前に出るタイプではない。
- 文体や作りが軽めで、読み応えの濃さを期待すると合わない場合がある。
- 作品の雰囲気が中高生向けに感じられる。
テンポ・読後感
- 全体は軽快で、さらっと読めるテンポ。
- 仕事の案件が次々出てくる短編連作で、場面転換がわかりやすい。
- シリアス一辺倒ではなく、主人公の変化や人間関係のやわらかさが中心。
- 事件の重さよりも、会話や距離の縮まり方を楽しむ空気感。
- すっきり読める反面、展開の深掘りは控えめ。
キャラクターへの評価
- 霧子は頑固で人付き合いが苦手だが、真面目さや前向きさが好印象。
- 仕事を通じて少しずつ柔らかくなっていく変化が読み手に受けている。
- 室長の久御山はつかみどころがない一方で、頼もしさや優しさが感じられる。
- 強面に見える上司や課長が、実はいい人として映っている。
- 主人公と上司の関係性に萌えや好感を持つ反応が多い。
巻一覧
これが苦情処理室のお仕事です。 潜入、変装、私がやるってことですか?
この巻のあらすじ
ほどよいレベルと安定感の会社に勤めて早数年。上を目指して提出した業務改善案への返答は、事実上のクビ宣告!? そんな理不尽な扱いを受けた北条霧子は、憤慨しながらも苦情処理室に異動する。けれどそこは室長の久御山ひとりで構成された、掃除くらいしかやることがない窓際部署だった。そのうえ、ようやくできた業務は、出社してこない新入社員に連絡をしろというもので……? 社内のお悩みや不満解消のために奔走します! コミュ障アラサーOLの奮闘記!!
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