愛媛の港町や岩手の雪国を舞台に、廃線や廃駅で出会った少女と少年の距離が、本や宮沢賢治の物語を手がかりに少しずつ近づいていく青春恋愛シリーズ。中心人物は、不登校の譲羽朗や他人と深く関わらず生きてきた遠峰谷晴で、どちらも孤独を抱えたまま、相手の正体や心の事情を探っていきます。物語は、土地の風景、廃線・廃駅、うわさ、脅迫事件、読書体験を結びながら進み、恋愛と謎解きが並行します。各巻は独立した出会いを描きつつ、孤独な人物同士の関係と過去の手がかりを掘り下げる形で広がります。続編として位置づく巻では、別の土地と別の少女を軸に同系統の構図が展開されます。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 地方の風景を背景にした青春恋愛が気になる人 - 少女の正体や心の事情を探る物語が好きな人 - 廃線・廃駅・本・宮沢賢治の要素に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 田舎町や廃線、廃駅を使った景色の描写が印象的で、空や海、雨、冬の空気まで浮かぶ。
  • ひと夏のボーイミーツガールとしての切なさと透明感が強く、余韻がきれい。
  • 過去の傷や後悔を抱えた人物同士が少しずつ近づく流れが丁寧で、感情の積み重ねが読みどころ。
  • ハッピーエンド寄りの締め方や、読後感の良さを評価する声が目立つ。
  • イラストの雰囲気が作品世界に合っていて、ヒロインの可愛さも強く支持されている。

こんな人におすすめ

  • 切ない青春恋愛やボーイミーツガールが好きな人。
  • 田舎町の空気感や情景描写を味わいたい人。
  • 重い過去や心の傷を抱えた登場人物の物語を読みたい人。
  • しんみりしつつも最後は前向きに終わる話を求める人。
  • ライトノベルらしい雰囲気と一般文芸寄りの読み味の両方を楽しみたい人。

人を選ぶポイント

  • 過去の傷、喪失感、自己否定など重めの要素が多く、軽い恋愛ものを期待すると落差がある。
  • 誤解やすれ違いが続くため、もどかしさや消化不良を感じやすい。
  • 作品の関係性や人物名がやや覚えにくく、前巻とのつながりを追いにくい場面がある。
  • 物語の進み方に説明不足や急ぎ足に感じる部分があり、納得感に差が出る。
  • シリーズ要素があるため、前巻を読んでいるとより楽しみやすい。

テンポ・読後感

  • 静かでしっとりした進行の中に、徐々に緊張感が高まる。
  • 前半は出会いと空気感、後半は過去や事情が明かされて重みが増す。
  • 会話や距離の縮まり方はゆっくりで、焦れったさが魅力になっている。
  • ミステリ風の引きや不穏さが差し込まれ、青春恋愛だけで終わらない。
  • 読後は切なさが残りつつ、救いのある余韻でまとまる。

キャラクターへの評価

  • 朗は傷つきやすく不器用だが、相手のために動く場面で好感を集めている。
  • アリスは神秘的で可愛らしく、正体の気配を含めて惹きつける存在として受け止められている。
  • 春告久芙美は大人しいのに芯が強く、時々見せる抜けた面とのギャップが好評。
  • 周囲の人物は誤解やすれ違いを生みやすいが、和解や対話の場面で印象を残している。
  • 父や祖母など年長者の言葉が物語の支えとして響いている。

巻一覧

廃線上のアリス
2014年11月 ISBN 9784865290950
この巻のあらすじ

「見つけた。あなたが、わたしの鼓動――。」

不登校の十七歳・譲羽朗は、東京を逃れ生き別れの父が住む愛媛県の小さな港町を訪れる。

そこで出会ったのが、廃線を裸足で歩く不思議な少女「アリス」。

一冊の本がきっかけで近づく二人だが、アリスはかたくなに正体を明かさない。 そんな折り、朗は町で「廃線の幽霊」のうわさを耳にする……。

恋した少女は何者か。本当に夏の亡霊(ゴースト)か。 切なく鮮烈な青春ラブストーリー、登場!

著者:マサト真希 イラスト:フカヒレ

廃駅の天使 —廃線上のアリス 2nd—
2015年8月 ISBN 9784865291520
この巻のあらすじ

雪国の廃駅で、少年は死を願う少女に出会う。

岩手県花巻市――宮沢賢治の生誕地。 他人と深く交流せず生きてきた十七歳の少年・遠峰谷晴は、雪の廃駅に佇む一人の少女と遭遇する。 彼女の名は春告久芙美。孤独を選び、けっして笑みを見せない彼女に惹かれる晴。 一方、彼女との出会いがきっかけのように、晴の周囲で不可解な脅迫事件が起こる。 少女の心を殺したのは誰か。死を願う理由はなにか。謎の脅迫者の真意とは……? 宮沢賢治の物語が二人を結び、その過去を解いていく。 切なく鮮烈な青春ラブストーリー、第二弾!

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