人助けをした兄が一躍お茶の間のヒーローになったことで、家族ごとマスコミに追われる高校生・待中玲夫が主人公の現代物語。玲夫自身も有名人の弟としてクラスで遠巻きにされ、当たり前だった学校生活と家族の距離感が外からの視線で崩れていく。そんな状況の中で現れるのが、「心の中から脱獄してきた」と名乗る、行き先のない少女。兄の事件の余波で居場所を失った少年と、帰る場所を失った少女が手を取り、東京の夜を移動しながら、互いに身を置ける場所を探していく。現代の都市を舞台に、個人の事情と周囲の注目が重なっていく構図が軸になる。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代東京の逃避行や、家族の事件が日常に及ぶ構図を追う話が気になる人。

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巻一覧

HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル
2009年2月 ISBN 9784840126595
この巻のあらすじ

「――脱獄してきたよ。心の中から。行くところがないから、逃亡先を見つけて?」人助けをして線路に落ち、一躍お茶の間のヒーローになってしまった兄をもつ待中玲夫、16歳高校生。以来、一家はマスコミに追われ、玲夫は有名人としてクラスメイトに遠巻きにされてしまう。そんな、まるで非現実みたいな現実に叩き落とされた玲夫の前に突然現れたのは、「脱獄してきた」と笑う、砂糖菓子みたいな少女だった。あたりまえの今日がずっと続くと思っていた玲夫と、帰るところを失った少女が手を取りあって、東京の夜を駆ける。清水マリコ渾身のエスケープ・ストーリー。

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