都心から少し離れた町の古びた商店街にある「ぬいぐるみクリニック」を舞台に、院長・綿貫透が持ち主の思い出がこもったぬいぐるみを治療する連作です。取材で訪れたライターの明地や、幼馴染で刑事の秋も関わりながら、汚れやほつれの修復を手がかりに、持ち主の事情や家族、記憶に結びついた関係が少しずつ描かれます。ぬいぐるみそのものの手入れだけでなく、そこに託された気持ちや人とのつながりを扱う構成で、依頼の切り口は一件ごとに変わります。古びた商店街に根づく診療所として、相談の入口はぬいぐるみでも、扱う内容は依頼人の生活や関係のほうへ広がっていきます。毎回の案件を通じて、修理と聞き取りを重ねる場としての役割が見え、町の中で人が持ち寄る思い出の品とその向き合い方が積み上がるシリーズです。

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  • AI分析(あらすじ)

    思い出の品をめぐる依頼、現代の町の人間関係、連作形式の物語を読みたい人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • ぬいぐるみを「治す」仕事の発想が新しく、持ち主の思い出や気持ちまでやわらかく扱う構成が印象に残る。
  • ぬいぐるみの手入れや言葉かけの描写がやさしく、読後にほっとする空気がある。
  • 1話ごとが短めの連作短編で、隙間時間に読みやすい。
  • 透と秋の掛け合いや距離感が魅力で、二人の関係性を追う楽しさがある。
  • 表紙のかわいさや題材の珍しさに惹かれて手に取る人が多い。

こんな人におすすめ

  • ぬいぐるみやぬい撮り、ぬい活が好きな人。
  • やさしい雰囲気の連作短編を気軽に読みたい人。
  • 読後に癒やしや温かさを求めている人。
  • 男同士の相棒感や、含みのある関係性に惹かれる人。
  • かわいい表紙と題材の珍しさで本を選ぶ人。

人を選ぶポイント

  • 物語のつながりや説明がやや薄く、場面や心情がつかみにくいと感じやすい。
  • 連作としては軽めで、読み応えや深い掘り下げを求めると物足りない。
  • 設定やエピソードに含みを残すため、すっきり完結した読後感は弱め。
  • 作品の空気感が合わないと、登場人物や関係性の見え方に引っかかりが出やすい。
  • ぬいぐるみ中心の話を期待すると、人物関係の印象が強く感じられる。

テンポ・読後感

  • 全体はゆるふわで、やわらかく穏やかな読後感。
  • 1話30ページ前後の短さで、さらっと進むテンポ。
  • ほっこりする話の中に、少しミステリーや含みが混じる。
  • 文章は読みやすい一方、場面転換や説明の薄さで流れが曖昧に感じる箇所がある。
  • 癒やし寄りだが、軽さや中途半端さを覚える読者もいる。

キャラクターへの評価

  • 綿貫透は、ぬいぐるみに対して丁寧でやさしい専門家として受け止められている。
  • 仕事ぶりは好印象だが、人物像はやや作り込まれた印象もある。
  • 秋はツッコミ役・世話焼き役として機能し、透との相性の良さが目立つ。
  • 二人の距離感に甘い空気や相棒感を感じる読者が多い。
  • 登場人物全体は友達思いで好感を持たれやすい。

巻一覧

ぬいぐるみ専門医 綿貫透のゆるふわカルテ
2020年5月 ISBN 9784839971816
この巻のあらすじ

都心から少し離れた町の古びた商店街の中にある『ぬいぐるみクリニック』。 そこは持ち主の思い出がこもった『ぬいぐるみ』を治療する特別な病院。 取材で訪れたライターの明地は、そのクリニックの院長である綿貫透に娘の汚れてしまったぬいぐるみの治療をお願いするがーー?

幼馴染で刑事の秋の助けもありながら おっとりな院長・透がぬいぐるみだけではなく持ち主の心や絆も修復していく癒しの物語。 カルテ1 ほつれた親子も修復します カルテ2 綿に隠れたメッセージ カルテ3 小さき相棒 カルテ4 着ぐるみの中身は……?  カルテ5 ウェディングベア  カルテ6 血煙のぬいぐるみ カルテ7 ぬいぐるみ緊急外来! カルテ8 ぼくはあなたのことを許しません エピローグ

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