魔物のはびこる夜の森と、占いで運命が決まる国々を舞台にしたファンタジーシリーズです。額の焼き印や鎖を持つ少女ミミズクと、人間嫌いの夜の王を中心に、出会いから始まる関係の変化と、城・森・隣国をまたぐ出来事が描かれます。物語は、身分や呪い、声や身体の制約を抱えた人物たちが、互いの在り方を見つめ直していく流れで進みます。シリーズ全体では本編に加えて外伝が併録され、夜の森とその周辺の人物関係を補う構成です。完全版では加筆修正と外伝収録が行われています。外伝『鳥籠巫女と聖剣の騎士』が併録されています。続編として『毒吐姫と星の石』が案内されています。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
奴隷の少女と夜の王の逢瀬から生まれる絆。
編集部
元奴隷の少女が夜の森を支配する有翼の異形と出会い、夜毎逢瀬を重ねるうちに心を通わせていく。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
児童文学とラノベの美質が結晶した小説を読みたい人 元奴隷の少女と孤独な人外の純愛に泣きたい人
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AI分析(あらすじ)
- 魔物や王国が出るファンタジーを読みたい人 - 制約を抱えた少女と異形の王の関係に関心がある人 - 完全版や外伝併録の構成を追いたい人
著者情報
この項目をレビュー編集部
電撃文庫刊行の異色ラノベ。生まれてこのかた人のぬくもりを知らず、行き場を失った少女が夜の王の孤高のたたずまいに惹かれ、彼に食べてもらうことを望んで通い詰める物語は、珠玉のプラトニックラブストーリーとして受け入れられた。
作品Q&A
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ミミズクと夜の王の完全版とは? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 御伽噺・童話のような語り口でありながら、登場人物の感情のリアルさが心に残る。
- 過酷な境遇の少女が出会いを通じて、喜びや痛み、感謝などの感情を取り戻していく成長が胸を打つ。
- 奇をてらわないまっすぐな物語で、読後に温かさや希望、ほっこりとした余韻が残る。
- 周囲の人物の懐の深さや、優しさと厳しさが織りなす「愛の物語」として受け止められている。
- ダークな雰囲気を帯びつつも、最終的には前向きな気持ちになれるバランスが好評。
こんな人におすすめ
- 児童文学やおとぎ話の系譜を好み、ファンタジー小説の美質を味わいたい読者。
- 孤独や理不尽な境遇を背負った登場人物同士の、純粋で切ない関係性に触れたい人。
- 登場人物の優しさに包まれるような、涙と微笑みのある読書体験を求める人。
- 王道の恋愛・成長ドラマを、会話中心の読みやすい文体で楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- ミミズクの舌調・話し言葉に、最初は抵抗を覚える。
- 会話中心で進むラノベ特有のテンポに慣れないと、序盤は読み進めにくいと感じる場合もある。
- 御伽噺寄りのため、舞台設定の細描より感情描写・対話が中心になる傾向がある。
- シリーズ続編・外伝の言及も含まれるため、巻によって主人公やトーンがやや異なる。
テンポ・読後感
- 会話中心でさくさく進み、王道展開ゆえストレスが少ない読みやすさ。
- 中世西洋風ファンタジーの雰囲気と、描写は控えめな童話的世界観が印象的。
- 序盤は戸惑う読者もいる一方、中盤以降に一気に引き込まれる。
- ダークな底色がありながら、全体としては優しく包まれるような読後感を残す作品だ。
キャラクターへの評価
- ミミズク:自らを差し出すような願いから始まる一方、か弱さだけでなく、自ら選び取ろうとする強さへの成長が評価されている。
- 夜の王(フクロウ):人間嫌いの孤独な存在として描かれつつ、少女との交流を通じて心を開いていく姿に好感を持つ声が多い。
- 周囲の登場人物:ミミズクを支える人々の優しさや、曲げない強さが物語の核として称賛されている。
- 続編では毒吐き姫エルザや異形の王子など、別視点の苦しみを抱えた人物にも共感を覚える。
巻一覧
この巻のあらすじ
全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われて。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作 『ミミズクと夜の王』 の続編、満を持して登場。
この巻のあらすじ
紅玉いづきデビュー15周年記念・3ヶ月連続刊行【第1弾】
伝説は、夜の森と共にーー。完全版が紡ぐ新しい始まり。 魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。 加筆修正の末、ある結末に辿り着いた外伝『鳥籠巫女と聖剣の騎士』を併録。
15年前、第13回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、数多の少年少女と少女の心を持つ大人達の魂に触れた伝説の物語が、完全版で甦る。 プロローグ -夜の森ー 第一章 死にたがりやのミミズクと人間嫌いの夜の王 第二章 幸福への閾値 第三章 煉獄の花 第四章 救出 第五章 やさしい忘却 第六章 夜の王の刻印 第七章 騎士と乙女 第八章 救出2 エピローグ -ミミズクとフクロウー 外伝 鳥籠巫女と聖剣の騎士
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