真田幸村に仕える女忍者・風音と葛葉が、神剣〈北斗〉を再生するために鬼神を探して各地を巡る和風伝奇シリーズ。二人は出羽三山、江戸、四国、出雲、高千穂峰などを舞台に、天狗、妖酒、妖怪銀杏、鬼神に関わる事件へ次々に向き合う。旅の途中では、霧隠才蔵や服部忍軍、豊臣方の動きも重なり、調査と戦いを通じて〈北斗〉の由来や鬼神との結びつき、風音の家系に関わる事情が少しずつ明らかになる。各地の伝承や社寺を手がかりにした怪異退治を重ねながら、真田方の使命と神剣の行方、そして最後の局面へ向けた集結へ広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 戦国末期の忍者ものに、妖怪・怪異・神話要素が重なる独特の世界観。
- 風音と葛葉のにぎやかな掛け合い、バディ感の強さ。
- 才蔵をはじめとする脇役の存在感が強く、男性キャラの執着や過去話が印象に残る。
- 物語が進むほど重さや濃さが増し、シリアスな展開に引き込まれる。
- 長く待たされた末に完結へたどり着く達成感と、読み切った満足感。
こんな人におすすめ
- 忍者・戦国・怪奇譚の組み合わせが好きな人。
- 明るい冒険活劇より、陰影のある重めの物語を好む人。
- バディのやり取りや、脇役まで含めたキャラの濃さを楽しみたい人。
- 途中で止まっていたシリーズを、完結後にまとめて読みたい人。
- 90年代〜2000年代コバルト系の空気感に懐かしさがある人。
人を選ぶポイント
- 序盤の軽いノリを期待すると、途中からの重さや陰惨さに驚く。
- 怪異や戦闘でモブや脇役が容赦なく退場する展開がある。
- 主人公二人の言動が幼く、ガキっぽさが気になる場合がある。
- 登場人物が増える巻では焦点が散った印象を受けやすい。
- 挿絵やキャラデザインの変化、長い刊行間隔が気になる人には引っかかる。
テンポ・読後感
- 1巻は軽快な冒険活劇寄りだが、巻が進むほど重厚で陰のある空気が強くなる。
- 会話はにぎやかでテンポがよく、シリアス場面との落差が大きい。
- 怪奇・暴露・因縁が次々出てきて、終盤は息つく間が少ない。
- 漫画的な読みやすさがある一方で、小説としては重さや濃さが前に出る。
- 最終巻は派手さと安堵感が同居する、締めの強い読後感。
キャラクターへの評価
- 風音と葛葉は似た者同士で、相互にストッパー役が必要な関係に見える。
- 才蔵はまともで頼れる存在として評価が高く、物語の支えになっている。
- 男性キャラのほうが印象に残りやすく、かっこよさや執着の強さが目立つ。
- 主人公二人は脳筋気味で、成長前の未熟さや勢いが前面に出る。
- 脇役や番外編の人物にも、重い過去や濃いドラマが付いてくる。
巻一覧
この巻のあらすじ
風音と葛葉は、真田幸村に仕える女忍者。まだ、見習い中の二人に主君からお呼びがかかり、恐るべき6人の鬼神を捕らえて、神剣<北斗>を再生せよというのだが!? 戦国ギャル忍者が大暴れ!
この巻のあらすじ
主君・真田幸村から神剣〈北斗〉の再生を命じられた風音と葛葉は、鬼神を探して、羽黒山に来ていた。出羽三山にお参りした二人を、旅姿の親娘・権六と美保が呼び止めた。「どうかお助けくださいませ、摩緒さま!」。きけば、美保が羽黒山の紫天狗の花嫁にされてしまうのだという。天狗をやっつけてしまおうと決意した風音たちだが、カラス天狗の群れに葛葉がさらわれてしまった…。
この巻のあらすじ
神剣〈北斗〉を再生するため、鬼神を探す風音と葛葉は、江戸の街に入った。さすがに江戸はにぎやかだったが、様子が少しおかしい。やたらに酒びたりの人が多いのだ。足柄金時神社でもらえる『酒顛の神酒』を飲むと、体の悪いものが消え元気になるのだという。しかしその酒は、飲んでいると体から何百という小鬼が湧き出す妖酒だったのだ。驚いた風音は、北斗を抜いて小鬼たちを退治したが…。
この巻のあらすじ
江戸を大混乱に陥れる『酒顛の酒』を捜査している半蔵たちは、足柄金時神社に目をつけていた。そんな時、酒が湧かなくなってしまった『金時盃』から溶岩の人形が出現した。溶岩人形の炎で、豊臣方の作戦本部だった神社は焼け落ちてしまう。金時盃が鬼神であることを知った風音と葛葉は、縛すことを決心するが…。「酒顛童子の巻」の後編、さらに霧隠才蔵の服部時代の過去を描いた「闇に消えた月」をプラスした人気シリーズの第4巻! 「空中バトルのお次は海上バトルになりましたが、さて、次はどこでやるのだろう」(著者「あとがき」より)
この巻のあらすじ
「北斗」の鬼神を探して四国にやってきたギャル忍者コンビの風音と葛葉。霧隠才蔵に会うため、宝野原を通った風音たちは、人の血を吸う妖怪銀杏に襲われた。血を吸われ、瀕死の状態になった風音を前に、さすがの才蔵も顔色を変えるだけでなすすべがない。「うそ……。このまま、風音、死んじゃうの?」――そこへ、おりよく姿を現した摩緒によれば、鬼仲島に生えている赤目銀杏の根を取ってくれば風音は助かるという。島に渡った葛葉と才蔵は、鬼の面をかぶった謎の男たちに襲われた…。いよいよ佳境へ向かう人気シリーズ第5巻!
この巻のあらすじ
神剣〈北斗〉で鬼神を縛する使命を受けている真田の女忍者・風音と葛葉。旅を続ける二人の前に、風音の母の里・出雲から来たという謎の巫女が現れる。それは死んだ摩緒の妹だった。「姉の知らせを受けて参上しました。摩碕と申しまする。お迎えにあがりました…あなたがたが〈北斗〉と呼んでいる魔剣は我々の里と深いつながりをもつ剣です。あなたは次に我が里を統べる資格をもつ御方」――その里には風音の父と名乗る神楽王がいて摩碕と昔なにかあったらしいが真性だめんずで…。ついに〈北斗〉の鬼神の正体が明らかになりクライマックス突入!
この巻のあらすじ
神剣〈北斗〉とともに風音と天丸が消えて一年。〈北斗〉復活を断念するよう真田幸村から命じられた葛葉だが、男女の生き神様の噂を聞き日向・高千穂峰に向かう。そこでは天孫アマテラスの子である生き神様のもとで新しい国が作られようとしていた。真田の忍び、服部忍軍が集結する中、最後の鬼神を見た葛葉。高千穂峰から〈北斗〉の閃光が放たれる。いよいよ真田十勇士が勢揃いして怒涛の急展開! ギャル忍者コンビの風音、葛葉の運命は? 『風雲縛魔伝』ついに完結!!
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