天文学者の父と暮らす少女フィリエルを中心に、首飾りをきっかけとして王国の謀略や帝国の侵攻、竜騎士や異端審問官をめぐる出来事へ巻き込まれていくファンタジーシリーズ。舞台はグラールをはじめとする複数の国と、女学校、王宮、砂漠のオアシス、南方の小国などが交差する世界で、政治的な対立と古い秘密が物語を動かす。中心人物はフィリエル、ルーン、アデイル、ユーシスらで、個人の選択と世界の成り立ちが結びついていく構成になっている。本編は世界の謎と人物関係を軸に進み、外伝では出会いの背景や別視点の出来事が補われる。外伝3巻が本編の補足と完結後の整理を担う。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
高地の村娘を冒険に導いたのは、幼馴染の少年に託された宝石だった。
編集部
萩原規子の初期代表作である異世界ファンタジー。辺境の農村で生まれ育った15歳の少女フィリエルが、幼馴染の少年・ルーンから青い石のペンダントを渡されたことをきっかけに、世界の勢力図を塗り替える激動の運命に身を投じていく。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
平凡な少女が出生の秘密を知り、激動の運命に翻弄されるロマンスファンタジーが好きな人 尽くし系美少年の幼馴染に守ってほしい人 陰キャ眼鏡男子萌えな人 逆境にめげずに前へ進む、強く逞しい女主人公が好きな人
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AI分析(あらすじ)
- 王国や帝国が絡むファンタジーを読みたい人 - 女学校や王宮、砂漠など舞台の移動がある物語に関心がある人 - 本編と外伝で人物の背景を追いたい人
著者情報
この項目をレビュー編集部
萩原規子は日本の小説家。少女向けの児童文学やラノベを多数手掛ける。代表作は勾玉三部作。主な著作は以下。 『空色勾玉』 『白鳥異伝』 『薄紅天女』 『これは王国のかぎ』 『樹上のゆりかご』 『RDG レッドデータガール』
イラストレーター情報
この項目をレビューメディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
桃川春日子作画担当のコミカライズが全7巻+外伝発売中。2006年にはアニメ『西の善き魔女 Astraea Testament』が全13話放送された。
編集部
女王制を敷く国の後継者争いが世界の存亡に波及する王道ファンタジー。父の形見の宝石を手にしたフィリエルが、様々な組織に命を狙われながらもひたむきに真実を追い求め、その尽きせぬ情熱を以て様々な味方を得ていく展開が痛快。のどかな農村から陰謀渦巻く王宮、はては貴族の子女が幅を利かせる女学校へと、主人公を取り巻く環境がめまぐるしく移り変わる点も飽きさせない。身内の裏切りや不幸な出来事にも負けず、持ち前の気丈さで周囲の信頼を勝ち取っていく、彼女の生き方には好感が持てた。
作品Q&A
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読者の声
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作品の魅力
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こんな人におすすめ
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人を選ぶポイント
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テンポ・読後感
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キャラクターへの評価
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巻一覧
この巻のあらすじ
偏屈な天文学者ディー博士から母の形見の首飾りを渡されたとき、フィリエルの世界は一変した。退屈で平和な日々は去り、謀略のただ中に放り込まれたのだ。やがて、彼女は気づかされる。大切なものを守るのは、己の小さな手だけだと言うことに──。物語の醍醐味が十二分に詰め込まれた、極上のストーリーがここに始まる。
この巻のあらすじ
ルーンを「蛇の杖」から護るため伯爵と契約を交わしたフィリエルは修道院付属女学校に送り込まれた。だが、清楚な少女の園──と思われたこの地にこそグラール国の真実が隠されていたのだ。異分子としてはじき出され、孤立無援となった彼女は決断する。望みとは、闘い勝ち取るものであると。フィリエルの挑戦がはじまる!
この巻のあらすじ
光輝く王宮ハイラグリオンでは華やかな宴が夜毎繰り広げられている。虚飾の仮面の裏に潜む陰謀。真実は幾重にも衣を纏い姿を変えてフィリエルを眩惑する。「きみのそばにいたかったよ」その言葉だけが最後に残された。そして彼女は気づく。失ってはいけない一番大切なものに──そう、私が一番大切なのは……。
この巻のあらすじ
南の小国カグウェルから竜騎士派遣の要請がなされ、東の帝国ブリギオンが西よりのオアシス国家トルバートに侵攻する。北の大国グラールは混乱した。竜騎士として任命を受け南に向かうユーシスを追う、フィリエル。「竜は世界を解く鍵となる」と言う父の言葉の意味も分からぬままにかの地で彼女を待つものとは?
この巻のあらすじ
「世界の果ての壁」の謎を追うルーンとフィリエル。ユニコーンを駆り竜退治に赴く竜騎士ユーシス。だが、南の地で彼らが見たものは予期せぬ侵略者──東の帝国軍だった。グラールの危機にフィリエルは女王との対峙の場へ臨む。ついに創世の秘密が明かされる。物語の逸品、いよいよ最終章。
この巻のあらすじ
荒野をわたる風が秋を告げる頃、天文学者の父と暮らす少女の前に不思議な少年が現れた。平穏な世界を揺り動かす突然の闖入者。ひとり己の殻にこもる少年ルーンにフィリエルはとまどう。だが、聖家族を祝う冬至祭の夜、閉ざされた心の扉が開き始めた……。幼い二人の運命の出逢いを描く四つの季節の物語。
この巻のあらすじ
東の帝国ブリギオンが、亡国の王子を追って砂漠に侵攻!? 女王候補アデイルは、真相を探るため女学校の親友ヴィンセントとともにオアシスの国トルバートに向かう。異教徒と隊商の集うその街で少女と若き傭兵ティガが出逢った時、星明かりの下で白刃が閃いた。帝国の策謀を妨げられるか、アデイルの命がけの冒険が始まる。
この巻のあらすじ
異端審問官を求めて始まった新たな旅。探し当てたのは背の高い吟遊詩人。奇妙なしゃべり方のその男は記憶を操作し、禁忌を決めつける……。知りすぎたものの危険と孤独に立ち向かうフィリエルの心が世界を変えていく。大人気ファンタジー全8巻、ついに完結!
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