広大な地底世界に引きずり込まれた冒険者たちが、地上への帰還を目指して旅を続けるファンタジーシリーズ。中心となるのはタリアやイシュカを含む一行で、行く先々で地底ならではの地形や住人、魔法使いとの出会いが重なる。物語は、地上への手がかりを探す探索と、仲間同士のやり取りを軸に進み、知識の宝庫とされる神殿へ向かう流れへ広がっていく。新装版には本編に加えて短編が収録され、地底世界の別の場面や人物関係も補われている。短編「白昼に絡む冒険者」と新規書きおろし短編「宵闇にぶつかる冒険者」も含まれる。新装版には巻末ギャラリーとして挿絵イラストも収録されている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- TRPG由来の軽妙な掛け合いと、地の文のツッコミが噛み合う独特の読み味。
- 6人の個性が強く、ボケと暴走で話が進むにぎやかな冒険劇。
- ソード・ワールド系の空気や90年代ラノベの雰囲気が濃く、懐かしさが強い。
- 呪文や世界設定の言い回しが具体的で、コメディとしても印象に残る。
- 新装版の短編や書き下ろしで、再読でも新鮮さがある。
こんな人におすすめ
- 旧版や同時代のファンタジーラノベ、TRPGリプレイ風の作品が好きな人。
- ソード・ワールド、ロードス、ルナル周辺の空気感に親しみがある人。
- シリアスより会話劇や珍道中のノリを楽しみたい人。
- 昔読んだ作品を新装版で読み直したい人。
- キャラ同士の関係性や掛け合いを重視する人。
人を選ぶポイント
- 元ネタや当時のTRPG・ラノベ文化を知っているほど入りやすい。
- 目的意識はかなりゆるく、きっちりした冒険譚を期待すると肩透かしになりやすい。
- ツッコミやコメディの濃さが合わないと、くどく感じる場面がある。
- 物語の勢い優先で、設定説明は最小限に進む部分がある。
- 再読前提の懐かしさが強く、初見だと細部の面白さを拾いにくいことがある。
テンポ・読後感
- テンポは速く、場面転換も勢い重視で進。
- 全体の空気はゆるく、騒がしく、どんちゃん騒ぎ寄り。
- 冒険の緊張感より、道中のやり取りや脱線の面白さが前に出る。
- シリアス要素が入っても、コメディの色が強く残る。
- 90年代ライトノベルらしい、軽快で少し無法地帯めいた読後感。
キャラクターへの評価
- 6人それぞれの個性が強く、誰かが止めるより全員で暴走する印象。
- スラン、ソアラ、タリアなど、関係性の見どころがはっきりしている。
- 旧友同士のような距離感があり、パーティの空気がなじんでいる。
- 真面目な場面でもキャラのノリが崩れず、コメディとして機能している。
- 一部のキャラは傍若無人さや癖の強さが際立ち、好みが分かれやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
タリアが、イシュカが帰ってきた! 傑作ファンタジー、待望の新装版!!【電子版特典:1991年刊行時の挿絵イラストを巻末ギャラリーとして収録!】 広大なる地底世界に引きずり込まれてしまった問題だらけの冒険者たち。地上への道を探し求めて、右往左往の珍道中が始まった――。タリアが、イシュカが帰ってきた! 傑作ファンタジー、待望の新装版が登場。弘司描きおろしイラストに加え、幻の短編「白昼に絡む冒険者」(前編)も収録! 解説=井上 堅二
※本書は1991年10月に刊行された『コクーン・ワールド1 黄昏に踊る冒険者』(角川スニーカー文庫)を加筆修正したものが底本になります。 ※短編「白昼に絡む冒険者(前編)」は、「野性時代」1993年2月号と、1993年4月に刊行された「ザ・ファンタジーI」(カドカワノベルズ)に収録の「白昼に絡む冒険者」に、加筆修正を加えたものです。
この巻のあらすじ
本作唯一の健気娘・リィズが登場! 傑作ファンタジーの新装版第2弾!!【電子版特典:1992年刊行時の挿絵イラストを巻末ギャラリーとして収録!】 地底世界を旅する冒険者たち一行の前に、突然美少女が降ってきた。彼女は天井に住むルーフ・ウォーカーと呼ばれる魔法使いで、元の場所に帰りたいと言うのだが――。幻の短編「白昼に絡む冒険者」(後編)も収録! ※本書は1991年12月に刊行された『コクーン・ワールド2 真夜中に騒ぐ冒険者』(角川スニーカー文庫)を加筆修正したものが底本になります。 ※この短編は、「野性時代」1993年2月号と、1993年4月に刊行された「ザ・ファンタジーI」(カドカワノベルズ)に収録の「白昼に絡む冒険者」に、加筆修正を加えたものです。
この巻のあらすじ
地底の冒険もいよいよクライマックス!! 六人の選んだ結末は!?【電子版特典:1992年刊行時の挿絵イラストを巻末ギャラリーとして収録!】 知識の宝庫〈クーダ神殿〉にたどり着いた冒険者たちだったが、地上への手がかりを探す最中にリィズが姿を消してしまい――。ソアラとウィブの出会いをえがいた新規書きおろし短編「宵闇にぶつかる冒険者」も収録! イラスト寄稿=いとうのいぢ
※本書は1992年3月に刊行された『コクーン・ワールド3 夜明けに笑う冒険者』(角川スニーカー文庫)を加筆修正したものが底本になります。
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