『心霊科学捜査官』は、陰陽師の御陵清太郎と警視庁捜査零課の刑事・音名井高潔が、霊障や呪いの形で起きる事件を追う連作シリーズです。舞台は現代日本で、霊子や怨素といった独自の概念を用い、超常現象を捜査対象として扱います。中心となるのは二人のバディ捜査で、地下アイドル、映画制作、女子校、ゲームアプリなど、事件の題材ごとに異なる現場へ踏み込みます。各巻は別の怪異事件を扱いながらも、霊的現象を理屈で読み解く枠組みは共通しており、シリーズ全体は心霊捜査の連作としてまとまっています。提示情報では本編3冊のみが確認でき、外伝や短編の追加情報はありません。グループ分けも単独の連作群です。なお、巻ごとに扱う怪異の種類が変わるため、事件の見え方には幅があります。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 霊子科学や怨素など、心霊現象を科学捜査に組み込んだ特殊設定が新鮮。
- 警察組織の中に霊を扱う部署がある世界観が、事件ものとしての広がりを作っている。
- オカルトとミステリの混ぜ方が巧く、ロジックで怪異をほどいていく流れが楽しめる。
- アイドル、宗教、民俗学、映画などの題材が絡み、設定の濃さが印象に残る。
- キャラの強さと掛け合いの勢いで、ドラマ感のある読み味になっている。
こんな人におすすめ
- 特殊設定ミステリやライトなSFホラーが好きな人。
- オカルトを雰囲気だけでなく理屈づけして読むのが好きな人。
- 個性の強いバディもの、チームものを楽しみたい人。
- アイドルや芸能界の裏側を題材にした物語に興味がある人。
- 変わった世界観でもテンポよく読める作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 専門用語や独自概念が多く、最初は世界設定をつかみにくい。
- 登場人物名や方言が読みづらく、引っかかりやすい。
- 本格ミステリの厳密さを期待すると、やや物足りなさがある。
- 霊現象の扱いは理屈寄りでも、細部の説明が多く感じられることがある。
- アイドル題材への関心が薄いと、入り込みにくい場面がある。
テンポ・読後感
- 展開は比較的スムーズで、するすると読めるという感触がある。
- 設定説明は濃いが、事件の流れ自体は軽快で読みやすい。
- ホラー寄りの空気と、コミカルな掛け合いが同居している。
- 終盤で一気に真相へ寄せる構成が多く、読後感は強め。
- シリアス一辺倒ではなく、キャラの濃さで賑やかさが出ている。
キャラクターへの評価
- 御陵は土佐弁の陰陽師という個性が強く、見た目や言動の印象が残る。
- 常識的で頭の回る人物として受け取られ、バディの中では軸になっている。
- 音名井は真面目な相棒として機能し、コンビの掛け合いが好評。
- 捜査班の面々は全体に癖が強く、覚えにくいほど個性的。
- 名前の読みづらさや方言の難しさが、キャラの印象と同時にハードルにもなっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
注目の新鋭・柴田勝家書き下ろし! 地下アイドル・奏歌のCDが誘発するファンの連続自殺事件。CDの呪いの科学的解明に挑むのは、陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎と、警視庁捜査零課の刑事、音名井高潔のバディ。奏歌は「自殺したアイドル」に祟られているという。鍵を握るのは、人間が死後に発する精神毒素である「怨素」。地下アイドルの光と影を描いて圧倒的な面白さ、ラストで落涙。バディの活躍、エンタメの王道!
地下アイドル・奏歌(ルビ:かなう)のCDが誘発する、ファンの連続自殺事件。このCDの呪いを科学的に解明せよ。 ミッションを託されたのは陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎(ルビ:みささぎせいたろう)と、警視庁捜査零課の刑事、音名井高潔(ルビ:おとないたかきよ)のバディ。 鍵となるのは人間の意識の主体である「霊子(ルビ:りょうし)」と、人間が死後に発する精神毒素である「怨素(ルビ:おんそ)」。 奏歌のライブに立ち会った御陵と音名井は、奏歌もまた「自殺したアイドル」に祟られているという噂を知る。 地下アイドルの光と影に直面した2人が導き出す「呪いの構造」とは?
筋良し、キャラ良し、テンポ良し。意外性抜群のラストで落涙。 圧倒的な面白さで、読み出したら止まらない、王道エンタメの傑作! 異能の新鋭作家・柴田勝家に注目せよ! プロローグ 第一章──祟り事案 第二章──呪われたアイドル 第三章──怨むべき相手 第四章──笑顔 第五章──心霊科学捜査 第六章──幽霊達の歌 エピローグ
この巻のあらすじ
呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。映画監督・小平千手が撮影する映画『生きている人達』シリーズの出演者が次々にバラバラ死体で発見された。陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎と捜査零課の刑事・音名井高潔が捜査に乗り出すが、謎は深まるばかり。無情にも新作の撮影が続行されるなか、次の犠牲者を防ぐために霊捜研の研究員・曳月柩が出した意外な提案とは!? シリーズ第2弾!
呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。
映画監督・小平千手が撮影する映画『生きている人達』シリーズの出演者が次々にバラバラ死体で発見された。映画にかけられた呪いなのか。陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎(みささぎせいたろう)と捜査零課の刑事・音名井高潔(おとないたかきよ)が捜査に乗り出すが、謎は深まるばかり。無情にも新作の撮影が続行されるなか、次の犠牲者を防ぐために霊捜研の研究員・曳月柩(ひきつきひつぎ)が出したとんでもない提案とは・・・!?
進化する鬼才・柴田勝家が贈る、SF+ミステリの最先端! 心霊捜査ミステリ第2弾! プロローグ 第一章──二本の右腕 第二章──サバイバーズ 第三章──池の底より 第四章──キメラ 第五章──シシュフォスの孫 エピローグ
この巻のあらすじ
陰陽師・御陵清太郎と刑事・音名井高潔は対心霊の最強バディ! 霊障事件を調べるため御陵が女子校に潜入捜査。流行するおまじない「クビナシ様」は、ゲームアプリを利用するものだった。異色の呪術に御陵は興味を持つが「クビナシ様」は暴走を続け――。密室での呪殺に隠された、悲しい恋物語の結末とは。FBI仕込みの管理官・青山が現れて、二人の関係にも不穏な影が差し……!?
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