優秀すぎて退屈していた王太子セシルと、前世の記憶を持ち『乙女ゲーム』の悪役令嬢を自称する宰相の娘バーティアを中心に、王宮での婚約関係を描く王宮恋愛ファンタジー。バーティアは婚約破棄を目指して悪役らしい言動や策を重ねるが、狙いはたびたび空回りし、セシルはその行動を観察しながら距離や関係の組み立て方を考えていく。やがてバーティアは別れを避けるために距離を取ろうとし、セシルはそれを受けて囲い込むための筋書きを用意する。物語は婚約者同士のやり取りから、結婚後の夫婦生活、友人たちの結婚話、契約精霊の挨拶、精霊界にある実家や課題へと広がる。宮廷の人間関係と精霊の世界、前世知識と現実の婚姻関係が並行する構成。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

よくある悪役令嬢ものとは少し異なり、婚約者である王太子セシル目線でストーリーが進んでいきます。 乙女ゲームの世界で悪役令嬢であるというバーティアが、セシルを救うために悪役を遂行しようと頑張る様子を、セシルが見守っています。 セシルだけでなく、悪役取り巻きとなるはずだった令嬢やその婚約者達の目線もあり、悪役令嬢バーティアを客観視した状態で進んで行くので、とても斬新でおもしろいです。

キャラクター S (4) レビュー

理由・補足

編集部

「王家の血の特徴として秀才である代わりに感情が欠如した子が生まれることがある」という設定の元、セシルは大いに該当していたが、バーティアというちょっぴりおバカで一途で悪役になりたいのになりきれていない、嵐のような婚約者に心を掴まれて溺愛しているという、前提のキャラクター設定が最高です。 そして、悪の華を目指しているのに周囲をほっこり幸せにしちゃっている、破天荒で元気で明るいバーティアとの組み合わせが見事なドタバタラブコメディを演出しています。

初心者向け S (4) レビュー

理由・補足

編集部

文章の読みやすさももちろんですが、2巻完結で短めであることも初心者の方におすすめできるポイントです。 また『自称悪役令嬢な妻の観察記録。』という続編シリーズも出版されています。 こちらは既刊4巻で未完結ですが、続きが気になったら読めるという点もおすすめポイントの一つです。

読後感の良さ SS (5) レビュー

理由・補足

編集部

作中「バーティアを愛でる会」が発足されていますが、読み終わる頃には入会希望するほど惹き込まれているはずです。 バーティアを中心としたドタバタ劇は、確かにドタバタしていますが、暖かさがあります。 読み終わった後も、あのシーンをもう一度と思わずページを戻してしまう、そんなストーリーです。

読みやすさ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

会話が多めで、会話でストーリーが進んでいく場面も多くなっています。 また地文も多めですが、段落と区切りをしっかり取ってあるので一息つきやすく、読み進めやすいです。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

完全無欠なセシルが、純粋かつ素直かつおバカな、悪役令嬢になりきれていないバーティアに振り回されるドタバタほっこりラブコメディ!男性主人公であるセシル目線なのも特徴的です。

編集部

タイトル通り、男性主人公であるセシル目線で、自称悪役令嬢な婚約者の破天荒な毎日が綴られていきます。 完全無欠なセシルが、純粋かつ素直かつおバカな、悪役令嬢になりきれていないバーティアに振り回されるドタバタほっこりラブコメディです。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

・一風変わった悪役令嬢ものが読みたい方 ・完全無欠なヒーローがヒロインに振り回される溺愛ストーリーが好きな方 ・大団円ラブコメが好きな方

  • AI分析(あらすじ)

    悪役令嬢設定と王太子との婚約関係を軸にした物語を読みたい人。前世記憶、勘違い、精霊界の要素を追いたい人。

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    レビューを読む

編集部

代表作は今回の『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』。 同シリーズとして『自称悪役令嬢な妻の観察記録。』があります。 その他小説家になろうやカクヨムにて連載作品多数。 異世界で郵便配達はじめました 自称悪役令嬢な妻の観察記録

イラストレーター情報

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編集部

イラストは八美⭐︎わん先生。 既刊全て担当しています。 見事に表現された美しすぎるキャラクター達に目を奪われます。 ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する 悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる

編集部

悪役令嬢を目指すバーティアを見守るセシルの笑いあり涙あり?の溺愛日記です。 とにかく元気で明るいので、最後まで楽しく読むことができます。

作品Q&A

合わない人・注意点は? ストーリー
ベストアンサー
ドタバタラブコメディなので、全体的に騒がしい印象があるかもしれません。 ですがほっこりラブコメディでもあるので、騒がしいだけではない暖かさが大きな魅力です。 ぜひ見守っていただければと思います。

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文体はどんな感じ? ストーリー
ベストアンサー
文体は軽く、地文は多めですが、会話や区切りがしっかりと分かられており、全体的には読みやすいです。 主人公の性格的に「!」や「ーー」が多いですが、それが主人公の魅力を引き出しています。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
セシルの闇堕ち回避のために悪役になると奮闘しているバーティアがいじらしい上に、悪役になりきれず逆に周囲にほっこり見守られています。 その筆頭であるセシルは、そんなバーティアが可愛くてたまりません。 この観察記録はまさしくセシルの溺愛日記と言っても過言ではないでしょう。 ただしセシルの気持ちがわかってしまうのがこの作品の魅力です。 バーティアの魅力に惹き込まれることは間違いないですね。 【おすすめキャラクター】 セシル×バーティア 初対面で「私は悪役令嬢ですの!」というネタバレから始まり、それをおもしろいと感じたセシルは婚約者のバーティアを見守り始めます。 もう一目惚れじゃないですか、とほっこりします。 スパダリセシルがバーティアのフォローに駆け回り振り回される様子が最高です。

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この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
タイトル通り、男性主人公であるセシル目線で、自称悪役令嬢な婚約者の破天荒な毎日が綴られていて、完全無欠なセシルが、純粋素直でおバカな悪役令嬢になりきれていないバーティアに振り回されるドタバタほっこりラブコメディです。

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悪役令嬢な婚約者の観察記録は? その他 会員の質問

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 転生悪役令嬢ものなのに語り手が攻略対象の王太子セシル、という視点の新しさを評価する声が多い。
  • バーティアが「一流の悪役令嬢」を目指して奮闘するものの、根がお人好しで悪役になりきれず周囲に可愛がられる、というギャップが好評。
  • 完璧すぎるセシルが、予測不能な婚約者に振り回されながらも見守り・溺愛していく様子が、ドタバタでありつつほっこりする魅力だ。
  • 展開が重くなりすぎず読みやすく、休日に一気読みしやすいほのぼの系ラブコメとして楽しめる。
  • 漫画版から入った読者のなかには、原作の方が描写が細かく笑える場面が増える。

こんな人におすすめ

  • 悪役令嬢転生物は読み慣れているが、いつもと違う語り口・構図を試したい方。
  • 有能なヒーローがヒロインの暴走に翻弄される溺愛コメディが好きな方。
  • 頭を空っぽにして笑える、騒がしめのラブコメを求める方。
  • ハッピーエンドで安心して読み切りたい方。
  • コミカライズを先に読んで、本編の描写の厚みやキャラの機微をもう少し知りたい方。

人を選ぶポイント

  • セシルの語り口や言葉選びが、完璧王族設定と噛み合わず読みにくい・腹が立つ、という不満の声がある。
  • バーティアのゲームシナリオへの固執や、人の話を聞かない暴走が鬱陶しい・イラつく、と感じる読者もいる。
  • テンポは軽快な一方で、引っ張った印象や、1巻だけでも十分と感じるほど情報量・騒がしさが多い。
  • 原作ゲーム側ヒロインの扱いや、サブカップルの掘り下げ不足を惜しまれる声も見られる。
  • 外伝・続編では主役が入れ替わり、いつもよりセシルとバーティアの比重が薄く感じる。

テンポ・読後感

  • 冒頭からテンポよく始まり、全体として読み進めやすいラブコメだ。
  • くだらないお馬鹿コメディとして、気楽に笑って読める雰囲気を評価する意見が目立つ。
  • 同時に、全体的に騒がしくドタバタした印象を持つ読者もおり、落ち着いて読みたい方には向かない可能性も指摘されている。
  • 本編の区切り以降の「その後」は蛇足に感じる。
  • 外伝パートは緊張感やドキドキが弱く、読むペースが落ちる。

キャラクターへの評価

  • セシルは明晰な頭脳を持つ天才王太子ながら、バーティアだけは予測不能で特別視し、観察記録のように愛でていく姿が人気。
  • バーティアは自称悪役令嬢として厨二っぽく宣言しつつ、実際は素直で謙虚、周囲から可愛がられる健気さが魅力だ。
  • 悪役令嬢になりきれないおバカさと、ゲーム前提の思い込みの強さが、笑いとときどきストレスの両方を生。
  • クロやゼノなどサブキャラは、無口ながら感情豊か、またはギャーギャー煩いなど対比が強く、単独話では主役級に映る。
  • 漫画版イラストの評価は分かれ、内容との相性を褒める声と、残念に感じる声の両方が見られる。

巻一覧

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
2017年4月 ISBN 9784434232312
この巻のあらすじ

優秀すぎて人生イージーモードの王太子セシル。退屈な日々を過ごしていたある日、宰相の娘バーティア嬢と婚約することになったのだけれど――。「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」彼女の口から飛び出す言葉は、理解不能なことばかり。なんでもバーティア嬢には前世の記憶があり、『乙女ゲーム』なるものの『悪役令嬢』なのだという。そんな彼女の目的は、立派な悪役になって婚約破棄されること。そのために様々な悪事を企むバーティアだが、いつも空回りばかりで……。婚約者殿は、一流の悪の華を目指して迷走中? ネットで大人気! 異色のラブ(?)ファンタジー開幕!

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 2
2017年8月 ISBN 9784434236976
この巻のあらすじ

『悪役令嬢』を自称するバーティアと婚約中の、王太子セシル。一流の悪役を目指して奮闘しつつも、ことごとく空回りする彼女をセシルは面白く観察している。ところがそのバーティアが、あからさまにセシルを避け始めた。いずれは『乙女ゲーム』のヒロインに破れ、セシルとお別れすることになる……。そう思い込んでいるバーティアは、別れが辛くならないよう、今のうちから距離を置こうとしているらしい。そんなバーティアの気持ちを知ったセシルは、鈍感すぎる彼女を囲い込むための『シナリオ』を作って――? 策士な王子が、おバカな婚約者殿を華麗に捕獲!? 異色のラブ(?)ファンタジー、堂々完結!

自称悪役令嬢な妻の観察記録。3
2023年4月 ISBN 9784434319419
この巻のあらすじ

シーヘルビー国での結婚式参加も無事に終え、帰国したバーティアとセシル。最近では友人たちの結婚式の話も出始め、周囲はおめでたい雰囲気に満ちている。そんなある日、バーティアの契約精霊・クロと、セシルの契約精霊・ゼノが結婚の挨拶をしに、精霊界にあるお互いの実家に行くことになった。せっかくだからと、セシルとバーティアも一緒に行くことに。まずはクロの実家である闇の王の城に向かったのだけれど……。ゼノ&セシルは、城から追い出された挙句、「協力して課題をクリアしてこい」と言われてしまって…!? 愛する者と再会するため、男性陣よ、いざ行かん!

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