婚約者に裏切られたので、子爵令嬢から王妃付き侍女にジョブチェンジしてみた
- 著者
- 雉間ちまこ
- イラスト
- 煮たか
- レーベル
- マッグガーデンノベルズ、富士見ドラゴンブック
- 刊行年
- 2021-2026
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
子爵令嬢マーシャが婚約者の裏切りをきっかけに王宮へ出仕し、王妃付き侍女として働きながら自分の立場と婚約関係を見つめ直していく物語。舞台は王妃や近衛騎士、他国の女王や親善大使が行き交う王宮と周辺諸国で、侍女としての職務、宮廷の事件、外交の任務が物語の軸になる。中心人物は、王妃直属の筆頭侍女となったマーシャと、婚約者ラウル、彼女を支える王妃や同僚たち。シリーズ全体では、王宮での仕事と人間関係を土台に、国内外の出来事や移動先での事件へと場面が広がっていく。現時点の収録分では、王宮内の出来事に加えて、他国への留学や親善大使としての任務も扱われている。外伝・短編の追加は確認できない。なお、続刊情報は巻ごとのあらすじに基づく範囲で整理している。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
一見誠実そうに見える婚約者でも、悪評をばら撒かれてる主人公をフォローしない、王弟妃や取り巻きの言うことを一番に信じる、と結婚を嫌がるのも当然な相手。そんな相手との10年越しの婚約破棄という決着をつけるところが始まりですが、それが意外な連鎖を生み出していくので推理小説並みのフラグが散りばめられています。
編集部
人妻になることが決まっている令嬢に横恋慕している婚約者との婚約が破棄されると思って、仕事に生き続けてきた10年。 一向に婚約破棄されないまま、蔑ろにされた状態ですっかり行き遅れになりかけている主人公マーシャリィは、なぜか王宮内では悲恋の恋人たちを引き裂く悪女扱いをされてしまいます。 そんな彼女は悪評の所為で冤罪をかけられたり陰謀に巻き込まれたりしながらも、自分の名誉を回復させて婚約者との関係に決着をつけていくのです。<div></div>
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
乙女ゲーヒロインのハッピーエンド後がめでたしめでたし。で終わらない展開を楽しめる人におススメです。
-
AI分析(あらすじ)
- 王宮勤務や侍女の仕事が中心の物語を読みたい人 - 婚約関係と宮廷の人間関係が絡む話に関心がある人 - 令嬢が立場を変えて宮廷で働く展開を追いたい人 - 外交任務や他国訪問を含む宮廷ものが気になる人
編集部
裏切りを知ったその日から婚約者を見限っていた主人公マーシャリィからの婚約解消願いを10年も放置して、婚約者としての義務も果たさずにいた婚約者ラウルは、本人としては誠実な婚約者のつもりでいて無自覚なだけに、そのクズっぷりがくっきり浮かんでいます。よくある婚約破棄ものに出てくるような明確なダメ男と違って、ラウルは世間ではいい婚約者の余蘊見られているのでマーシャリィは悪評をたてられてばかりですが、そんなものに負けずにいる信念の強さと主の名前に泥を塗らないように行動する誠実さは見習いたいくらいカッコいいです!!
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 婚約破棄を機に王妃付き侍女へ転身し、自分の道を歩む主人公の姿勢に好印象。
- 不当な扱いや悪評に対し、言葉と立ち回りで名誉を守る「論破」シーンが爽快だ。
- 伏線を張りながら事件が連鎖する進め方がうまい、続きが気になる。
- 裏切りの傷が癒えないねじれ方や、働く女性としての誇りが描かれ、苦くも読みやすいと感じる読者もいる。
- コミカライズ経由で原作に入った人から、侍女としての活躍をもっと見たいという期待の声もある。
こんな人におすすめ
- 乙女ゲーム的なハッピーエンド後も、仕事と人間関係のリアルな悩みが続く展開を楽しめる人。
- 裏切り婚約者や周囲の悪意に対し、主人公が堂々と反論するスカッと系の読み味が好きな人。
- 「魔導具師ダリヤ」系統の、ジョブチェンジ×日常に事件が入り込むノナ系ファンタジーが好きな人。
- 令嬢ものの定番型より、やや粗削りで突っ込みどころの多い構成を新鮮に感じる人。
人を選ぶポイント
- 婚約者への「ざまぁ」や決着を待ちきれず、途中で切れる不完全燃焼感を指摘する声がある。
- 王弟妃と近衛の噂が広がりすぎなのに、当事者や周囲が止めない設定への違和感・突っ込みが多い。
- 正論を並べて論破する場面が続くと、やや説教臭く感じる。
- 王弟殿下が長く不出番のまま、王室側の問題が放置されているように見えるという不満もある。
- 似た場面やトラブルの繰り返し、次から次へと事件が重なる忙しさに疲れる。
テンポ・読後感
- 冒頭はほのぼのに見えても、味方の少ない環境や噂話の重さが早めに立ち上がる展開だ。
- 10年後の現在と過去の決意が交差し、仕事として充実しつつ婚約の問題は未整理、という二層構造が印象的。
- 事件・伏線・王室の謎が次々に積み上がり、テンポは速めで「続巻が欲しい」と感じやすい。
- ライトなファンタジー調の中に、現代のパワハラ・モラハラ的な違和感が忍び込み、笑いと居心地の悪さが混ざる読後感。
キャラクターへの評価
- マーシャ:侍女としての優秀さと誇り高さは高評価。一方、裏切りで女性としての自信を失った描写も共感を呼ぶ。
- ラウル:悲劇のヒーロー気取りや放置婚約にイラッとする声が多く、早くはっきりした報いを見たいという期待が強い。
- 王弟妃:主人公への執着の強さが不気味・謎だ。
- 王弟殿下:不出番のまま奥さんを放置しているのか、という「どこにいるの?」系のツッコミが繰り返されている。
- リアム:癒やし枠として人気が高く、マーシャの相手としても好意的な声がある(年齢差への言及もある)。
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巻一覧
この巻のあらすじ
子爵令嬢・マーシャは、他の女性に跪き愛を乞う婚約者・ラウルの姿を目撃する……! それから10年の月日、マーシャは王妃直属侍女になっていた!
この巻のあらすじ
子爵令嬢のマーシャが婚約者ラウルの浮気をきっかけに王宮に出仕して10年。一向に婚約破棄をしないラウルに、10年前「結婚するのは私がその気になった時」と宣言したマーシャは、優しい王妃や頼れる同僚とともに、王妃付き筆頭侍女として毎日楽しく幸せに暮らしていた。 そんなある日、マーシャは王宮で起こった事件がきっかけで乗り込んだ馬車に運ばれ、誘拐されてしまう……。ラウルと近衛騎士団団長のダグラスはマーシャ救出の為、奔走する――!一方、マーシャはお互いの幸せのため、ラウルに大きな決断を下すのだった――!
この巻のあらすじ
婚約者ラウルの浮気が原因で王宮に出仕して10年。子爵令嬢の“マーシャ”は、優しいマイラ王妃や頼れる同僚とともに王妃付き筆頭侍女として仕事に励んでいた。そんななか、仕事ぶりが認められ、クワンダ国女王の勧めで特例親善大使としてクワンダ国に留学することに。クワンダ国王都まであともう少しというとき、マーシャにとんでもない事件が起きるー!
この巻のあらすじ
マイラ王妃から絶大な信頼を集める王妃付き筆頭侍女のマーシャ。王妃の推薦とクワンダ国女王の指名を受け、特例親善大使としてクワンダ国へ留学が決定。だが向かう途中に襲撃を受け、一行とは離れ離れに。騎士キースに助けられたものの、理想のマーシャ像を押し付けられ大迷惑。さらに呪われた廃村での作戦会議が!?「呪い」なんて馬鹿馬鹿しい!そう思ったマーシャだがー!?
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