極東で起きた「天草の乱」ののち、景教を国の基盤とする日本が形づくられた。そんな社会で暮らす遠野九罰は、意図せず呼び出してしまった悪魔アイムと同居めいた関係になり、街で起こる悪魔絡みの騒ぎに引き込まれていく。物語は、国教庁のエクソシスト、悪魔憑きの少女、屋敷に住む魔女など、立場の異なる人物が九罰のまわりに集まることで広がる。事件のたびに悪魔の性質や召喚の経緯が手がかりとなり、九罰とアイムの関係、妹の七罪や周囲の人物との距離感も少しずつ変わっていく。宗教組織と悪魔使いの対立を軸に、現代日本の街と学園の中へ超常の要素が入り込む構成になっている。

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  • AI分析(あらすじ)

    悪魔召喚、エクソシスト、魔女、悪魔憑きといった要素を含む現代ファンタジーに関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • キリスト教が広まった日本という設定と、悪魔契約・召喚ファンタジーの組み合わせ。
  • 悪魔・アイムの可愛さやお茶目さ、ラブコメ寄りのゆるい日常。
  • ルカや七罪など、個性的な登場人物への好意的な評価。
  • 合体して臨戦モードに入るなど、一部のバトル描写への好み。
  • 挿絵の完成度と、キャラビジュアルへの受けの良さ。

こんな人におすすめ

  • 可愛い悪魔少女と日常・恋愛ノリのファンタジーを楽しみたい読者。
  • 都市オカルト系・悪魔物語(禁書目録に近い読み味)を求める層。
  • 世界観の深掘りより、キャラと事件のテンポ優先で読める人。
  • 自己犠牲型主人公の行動さえ許容できる読者。
  • 謎や続巻の展開を追う長編読み。

人を選ぶポイント

  • 景教国家設定が現代日本の延長程度に浅く、歴史・宗教の整合を重視する向きには合いにくい。
  • 冒頭の唐突さ、説明不足、登場人物の動機が読み取りにくい点。
  • 御都合主義や、代償設定の扱いの軽さへの強い指摘。
  • エリート設定のキャラの能力が場面によって噛み合わないなど、作り込みの甘さ。

テンポ・読後感

  • 全体的に早足で進み、後日談に近い短い時間軸の巻もある。
  • 魔女編・救出編など編立てはあるが、終盤があっさり欠けた印象。
  • ハードさは巻により変動し、前巻より軽く感じる声もある。
  • 突出した面白さは少なく、どちらつかず・説明不足の読み味。
  • コミカルな悪魔ものとして読む向きと、シリアス展開への期待のズレ。

キャラクターへの評価

  • 主人公・九罰は向いてない・短気・自己犠牲が強く、妹想いと命の軽さの矛盾が引っかかる。
  • アイムは可愛さと、召喚なしで来た理由などの謎の両面で物語の中心。
  • ルカや七罪は魅力的だが、ルカの能力描写との一貫性に疑問が残る。
  • 妹は設定上のリアリティから見ると、状況を通報するはず。
  • 上位悪魔や医師など、次巻への伏線キャラへの期待。

巻一覧

九罰の悪魔召喚術
2009年5月 ISBN 9784048678216
この巻のあらすじ

極東の国で起こった『天草の乱』。倒幕に成功した抵抗運動は『聖シロウの革命』と呼ばれ、その国はアジア最大の景教国家として栄えていった。 そんな『日本』に住む、信仰心ゼロの少年・遠野九罰は、召喚した覚えのない美少女悪魔アイムに手を焼いていた。その様子を見た妹には微妙に嫉妬される毎日で、九罰には平穏なんて言葉は信じられなかった。 ある日。街で悪魔が事件を起こした。九罰は、アイムの命を狙うエクソシスト・聖ルカと渋々犯人を探ることになる。ソロモン72柱の悪魔から、プロファイリングによって犯人を探るアイム。そこで判明したのは意外な事実で……!! 学園ゴシックストーリー開幕!

九罰の悪魔召喚術 II
2009年11月 ISBN 9784048681391
この巻のあらすじ

アイムと共に街の悪魔召喚事件を解決した九罰。 しかし、彼の平穏はあらゆる面で未だ訪れない。再び天草国教庁からエクソシストが九罰のもとへ派遣されたのだ。そのエクソシストは、柴燐と名乗り、なぜか勝手に九罰家の風呂に入り、全裸のまま話をしようとする天然少女で……!? そんな破廉恥騒動で、妹・七罪の非難を受ける中、九罰は燐から驚愕の事実を知らされる。なんと今度の悪魔召喚事件の容疑者は、親友の羽堂征重郎だと言う。そして、その悪魔の被害が七罪にまで及び……!!

九罰の悪魔召喚術 III
2010年3月 ISBN 9784048683968
この巻のあらすじ

──丘の上の屋敷には魔女が住み、自身の悪魔と共に暮らしている── アイムを無意識に召喚していた遠野九罰は、彼女と共に居る方法を求め、丘の上の屋敷へと向かう。 そこで待ち受けていたのは、妖艶な美女イヴ、そして『騎士』と呼ばれる悪魔アンドラスだった。 驚異的な剣技によって九罰を圧倒する『騎士』アンドラス。そこには、主であるイブに仕える崇高な意志が見え隠れしていた。しかし、妖しい屋敷で起こったこの騒動の行く末は、意外なものとなり……。

九罰の悪魔召喚術 IV
2011年6月 ISBN 9784048705462
この巻のあらすじ

『D』 のエクソシスト、ディオニュシウスが襲来した。『悪魔使い』 でもあり、『神の遣い』 でもある彼の標的は、イヴのメイドで、悪魔憑きでもある笹崎小波だった。 『治療』 と称して小波を連れ去ろうとする黒衣の医者ディオニュシウス。小波の意志を無視して及ぶその凶行に、九罰は反発する。一触即発の状況下、ついに黒医者に憑いた悪魔・ブエルがその本性を現し ──! イヴの悪魔・騎士アンドラスすら凌駕するブエル。治療の悪魔と炎の悪魔、二人の悪魔使いの譲れない戦いが始まる ──!

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