私立御伽坂学園を舞台に、奇妙な事件とそれに巻き込まれる人物たちを描く学園ファンタジーです。中心にいるのは、学園の平和を守るために動く山崎章夫と、その結末を変えようとする幼なじみのアキラ。失踪、密室、変化した同級生の秘密など、事件ごとに学園の異常さと『彼ら』の存在が浮かび上がります。物語は三奇人や個性的な生徒たちを軸に広がり、学園内の対立や因縁を通して、事件と人物関係が連続していく構成です。2巻では三奇人の一人や学園の人物同士の対決、因縁の再登場など、学園内の関係性がさらに前面に出ます。シリーズ全体としては、学園の事件群と人物の立ち位置を積み重ねる形で展開します。学園内の異常事態と人物関係が、複数の短い事件でつながるシリーズです。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- メタ構造やループ設定を、フィクションそのものの話として押し切る発想が新鮮。
- 荒唐無稽さや不条理さを、勢いと軽妙さで読ませる遊び心が強い。
- キャラの変さや小ネタの多さが、雰囲気づくりや笑いに直結している。
- 章ごとの仕掛けや構造の組み立てが巧く、読み終えると全体像が見えてくる。
- イラスト目当てでも満足しやすい、ビジュアル面の強さがある。
こんな人におすすめ
- メタフィクションやループもの、ひねった学園ファンタジーが好きな人。
- 変わったキャラ同士の掛け合い、脱力系のノリを楽しめる人。
- 物語の整合性より、発想の奇抜さや仕掛けの面白さを重視する人。
- ライトノベルらしい軽さの中に、実験的な味わいを求める人。
- 深崎暮人のイラストをきっかけに手に取る人。
人を選ぶポイント
- 展開や描写が薄めに感じられ、物語の濃さを求めると物足りない。
- キャラの動きと話の大きな仕掛けが噛み合わず、ちぐはぐに映る場面がある。
- 不条理さやメタ感が強く、普通のミステリや推理ものとしては期待しにくい。
- 1巻と2巻で方向性の振れ幅が大きく、好みが分かれやすい。
- 先の巻が出ない点を惜しむ声が目立つ。
テンポ・読後感
- 全体は軽快で脱力感が強く、テンポだけで押し切るような読み味。
- 序盤はとっつきにくいが、流れに乗ると一気に読めるタイプ。
- ふざけた文章や奇妙な会話が多く、笑いと違和感が同居する。
- 箱庭的で浮世離れした空気があり、現実感よりも作中ルールの妙が前に出る。
- 読後はすっきりする一方、途中の濃霧感や置いていかれる感覚も残る。
キャラクターへの評価
- 変な名前や変な能力のキャラが多く、強い個性で印象に残る。
- 主人公と相棒役の掛け合いが楽しく、悪態混じりの関係性が好評。
- 恋愛要素や青春感は、キャラ同士の距離感から自然に立ち上がる。
- 登場人物は多いが、それぞれの見せ場は作られている。
- 一方で、感情移入しきれない、関係描写がもっと欲しい。
巻一覧
この巻のあらすじ
おかしな人間ばかりが通う私立御伽坂学園には、当然のようにおかしな事件ばかりが起こる。そんな学園の平和を守るため、日々戦い続ける男・それが山崎章夫だ。ある時は失踪した天才音楽家の行方を追い、ある時は密室殺人の謎に挑み、またある時は突然美女と化した同級生の秘密に迫り、そしてことごとく“命を落とす”。そう、これらはすべて『彼ら』の陰謀なのだ! 章夫の幼なじみであるアキラは、なんとか章夫の“結末”を変えるべく、学園の三奇人と共に『彼ら』に立ち向かうのだが――。ツッコんだら負けの、<運命ねじ曲げ系>奇天烈学園ファンタジー!!
この巻のあらすじ
私立御伽坂学園の最高峰である三奇人の一人にして女子高生小説家の天ノ下芝蘭に、学園のアイドル・新発田が小説対決を挑んできた。「素人の新発田なんかに負けるはずがない」と余裕の芝蘭だったが、勝負の審査方法は全校生徒の投票によるもの、そして生徒のほとんどが新発田のファンという、芝蘭にとって絶対的に不利な内容で――(第一話)。【神をも召喚する男】渡会竜太朗と【魔道サイエンティスト】物理火燐による因縁の対決再び――(第二話)。「しばく」先輩・久我原いすみがついに登場――(第三話)。独特ワールド全開の奇天烈学園ファンタジー第2弾!!
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