戦国武将の怨霊と換生者たちが現代日本で衝突する伝奇アクションシリーズ。舞台は松本を起点に、仙台、奈良、神戸、熊本、四国、伊勢へと広がり、各地の霊的事件や結界、呪法が物語を動かす。中心人物は上杉景虎の換生者・高耶と、不思議な力を持つ直江で、二人は怨霊調伏と闇戦国の拡大阻止に関わっていく。物語は高耶の過去や直江との因縁、仲間たちの立場を軸に進み、戦国由来の怨霊、妖怪、神事、現代社会の事件が重なっていく。邂逅編は戦国時代の景虎と直江の関係を描き、昭和編は戦後の夜叉衆を中心に別時代の出来事を補う。シリーズ全体では、本編・前史・補助編が相互に補完しながら展開する。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
人間関係が複雑に絡み合うので少々ついていくのが大変ですが、読解力を身に付ければ付けるほど面白さを感じます。 戦国時代の名だたる武将たちの名前が登場してくるので、恋愛(BL)パートに抵抗がなければ楽しいかと思います!
編集部
元不良の高校生仰木高耶が、怨霊となった武将たちの戦い(闇戦国)に巻き込まれたことをきっかけに 命を懸けた長い戦いの幕が開けます。 最初は怨霊たちがひっそり続けていた戦いは何お知らない現代人たちも巻き込まれていきます。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
歴女&腐女子(貴腐人)にはおススメです!
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AI分析(あらすじ)
- 和風伝奇や怨霊ものに関心がある人 - 現代日本を舞台にした超常アクションを読みたい人 - 前史や別時代の補助編がある長編シリーズを追いたい人
編集部
ただ戦いの物語が進んでいくのかと思いきや、恋愛(BL)や指揮官としての苦悩だったりと後半に進むにつれて複雑になっていきますが、その分かなり読み応えがある作品だと思います。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 戦国・幕末・現代が重なり合う大きな物語の流れがあり、長く追うほど味わいが増す。
- 人物同士のすれ違い、執着、片想いの切なさが強く、関係性の読み応えを推す感想が目立ちます。
- バトルや事件の展開が怒涛で、重い場面でも勢いがあり「一気読みした」という反応が多いです。
- 史実や神話、伝承の要素が絡むことで、単なる恋愛ものにとどまらない厚みがあると受け止められています。
- 再読で細部の意味や伏線に気づいて楽しめる。
こんな人におすすめ
- 複雑な人間関係や長編シリーズをじっくり追うのが好きな人に向いている。
- 切ない関係性や執着の強いキャラクター同士のやり取りを楽しめる読者に合いそうです。
- 戦国もの、歴史要素、伝奇、BL要素に抵抗がない人から支持されやすい印象です。
- 途中からでも世界観を追いかける気力がある人、再読で深掘りしたい人にも向いているようです。
人を選ぶポイント
- 登場人物や時系列、宿体・換生などの設定が複雑で、最初は追うのが大変。
- 関係性がかなり拗れているため、甘い恋愛を期待すると温度差を感じるかもしれません。
- 重いテーマや痛みを伴う展開が多く、切なさやしんどさを強く感じる読者もいます。
- 事件や対立の規模が大きく、巻によっては情報量の多さに圧倒される。
テンポ・読後感
- 全体としては疾走感があり、バトルや感情の爆発で一気に読ませるテンポだ。
- ただし、関係性の積み重ねや過去の因縁が効いてくるため、読み進めるほどじわじわ重みが増すタイプとも言われています。
- しんどさと高揚感が同居していて、切ないのに面白い、苦しいのに先が気になる。
- 巻によってはコミカルさや軽妙さが入り、重さの中に少し息抜きがあると感じる読者もいます。
キャラクターへの評価
- 主人公は、強さと脆さ、指揮官としてのカリスマと迷いが同居していて、応援したくなる。
- 相手役は、ぶれずに想い続ける一途さや、報われなさを抱えた健気さが印象的だと受け止められています。
- 周囲の人物も、かっこよさや不器用さ、割り切りの良さなどそれぞれの個性が立っている。
- キャラクター同士の距離感が近づいたり離れたりするたびに、感情の揺れが大きく伝わると評価されています。
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- 第1巻:炎の蜃気楼 506円
巻一覧
この巻のあらすじ
武田信玄(たけだ しんげん)の霊を封印した《魔縁塚(まえんづか)》が、何者かによって破壊された夜――高耶(たかや)の親友・譲(ゆずる)は、火だるまになる夢を見た。「ようやく見つけましたぞ、お屋形様(やかたさま)…」譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊…。強力な霊によって憑依(ひょうい)されようとしている譲を救おうとする高耶は、不思議な《力(りょく)》を使う直江(なおえ)と出会った。自ら何百年も生きた換生者(かんしょうしゃ)と名のる直江は、高耶に前世からの宿命を告げるのだが…!?
この巻のあらすじ
武田信玄(たけだ しんげん)の怨霊(おんりょう)の暴動を鎮め、平穏な日々をおくる上杉景虎(うえすぎ かげとら)の換生者(かんしょうしゃ)・高耶(たかや)。だが、景虎復活を知り、織田信長軍が動きはじめた。現代を、怨霊が争う《闇戦国(やみせんごく)》に変えようとする織田軍の森蘭丸(もり らんまる)。まだ《力(りょく)》が目覚めきっていない高耶を狙って、つぎつぎと巧妙な罠が仕掛けられる!! また、突然高耶のクラスに現れた、千秋修平(ちあき しゅうへい)と名のる男の正体は…!? 大人気、サイキック・アクション第2弾!!
この巻のあらすじ
仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が続発。直江(なおえ)の連絡で、高耶(たかや)と綾子が調査に向かうことになった。仙台では活発化する最上義光(もがみ よしあき)軍の怨霊(おんりょう)に対抗するため、伊達政宗(だて まさむね)が復活。激しい、《闇戦国(やみせんごく)》を繰りひろげていた。政宗と同盟を結ぼうとする高坂弾正(こうさか だんじょう)、事件のかげに見え隠れする狐の霊を操る女…。そして巨大な陰謀が渦巻く仙台で、高耶は自分を捨てて出ていった母・佐和子と出会った。
この巻のあらすじ
高坂(こうさか)の謀略で慈光寺(じこうじ)を爆破され、九死に一生を得た高耶(たかや)。だが、住職の国領(こくりょう)は瀕死の重傷を負ってしまった。自分の無力さを知り、かつての景虎(かげとら)の《力(りょく)》を取り戻そうと苦しむ高耶だが…。一方、仙台に集結した千秋(ちあき)、綾子らは、仙台市を『金輪(きんりん)の法』を用いた巨大な結界(けっかい)で包囲する最上義康(もがみ よしやす)を追っていた。呪法(じゅほう)の「壇(だん)」となる陥没事故現場を舞台に、義康と冥界上杉軍(めいかいうえすぎぐん)の対決が始まった!
この巻のあらすじ
夜な夜な出没するという火の玉『ホイホイ火』を調査するために、奈良入りした高耶と千秋。火の玉に殺された塩原の家に向かった高耶たちは、そこで妖怪にとりつかれた少女・なぎと出会った。なぎに寄生しているのは、戦国時代の茶釜の妖怪・平蜘蛛だった。なぎを救うために、妖怪を操る『信貴山の龍神』の正体を探ろうとする高耶たち。だが、宿敵・織田軍も、なぎを狙って動きだしていた…。
この巻のあらすじ
奈良の事件を解決し、かつての上杉家の古戦場を訪ねた高耶(たかや)と直江(なおえ)。だが、そこでも《闇戦国(やみせんごく)》の怨将(おんしょう)の陰謀が渦巻いていた。佐々成政(さっさ なりまさ)を狙う早百合姫(さゆりひめ)の秘密とは?(「最愛のあなたへ」)。母に去られ、酒乱の父に反発しながらグレていた中学時代の高耶。孤独な彼の心を救ったのは、そばにいる譲(ゆずる)の存在だった。そんな時、高耶が無実の罪に問われ…!?(「凍てついた翼」)。大人気「炎の蜃気楼(ミラージュ)」シリーズ番外編登場。
この巻のあらすじ
日光東照宮から、何者かに盗まれた秘宝の鏡は、人間の魂を封じこめる魔鏡だった。一方、由比子(ゆいこ)とともにプールに出かけた紗織は、謎の白い腕が次々と若い女性を水中に引きずりこむのを目撃する。《闇戦国(やみせんごく)》の北条の動きをめぐって、霊が活発化しているのだ。紗織の連絡を受けて《調伏(ちょうぶく)》に向かった高耶(たかや)たちだが、彼らを待っていたのは、練馬城の悲劇の姫・伊都(いつ)と豊島一族の怨霊(おんりょう)群だった!!
この巻のあらすじ
魔鏡に魂を封じられ、北条氏照(うじてる)の手におちた高耶(たかや)。思念波(しねんは)によって送られた映像を頼りに箱根に駆けつけた直江(なおえ)が見たのは、生きる屍(しかばね)と化した高耶の姿だった。《闇戦国(やみせんごく)》制覇を目論む北条一族は、景虎(かげとら)の魂を神木(しんぼく)に木縛(こばく)し、霊的な兵器にしようとしているのだ。一方、伊達小次郎(だて こじろう)に拉致(らち)された譲(ゆずる)は、森蘭丸(もり らんまる)の催眠術によって、封印されていた強大な《力(りょく)》を、徐々に発現させようとしていた…!!
この巻のあらすじ
「このひとを鏡の中から解放してほしい」それが、直江(なおえ)の選んだ願いだった。北条氏康(うじやす)の化身した竜が持つ「つつが鏡」に呼応し、魔鏡から高耶(たかや)の魂が放出された。意識を取り戻した高耶は風魔が支配する箱根を脱出し、譲(ゆずる)が〈木縛(こばく)〉されようとしている日光へ向かうのだった。天海僧正(てんかいそうじょう)が徳川幕府守護のために、強力な呪法(じゅほう)を行ったという『関東大三角』をめぐって北条と上杉夜叉衆(やしゃしゅう)の最終決戦が始まった!
この巻のあらすじ
大阪の製菓会社社長・狭間(はざま)の前に姿を現すという「お姫様の霊」を探るために、秘書兼ボディ・ガードとして会社勤めを始めた直江(なおえ)。高耶(たかや)と綾子も、怨将(おんしょう)・荒木村重(むらしげ)を追って、京都に来ていた。一向宗(いっこうしゅう)は荒木一族の怨念を封じ込めた『遺髪曼荼羅(いはつまんだら)』を使って強力な「荒木大砲」を作ろうとしているのだ。ついに村重を見つけ出した高耶たちだが、村重は綾子の二百年前の恋人・慎太郎そっくりだった!
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この巻のあらすじ
譲(ゆずる)の心配をよそに、留年が決定的となった高耶(たかや)。直江(なおえ)との関係もいっこうに良くならず、「おまえは、直江をなくすことになるぞ」という千秋(ちあき)の忠告にも耳を貸そうとしない。一方、直江と綾子は、闇戦国(やみせんごく)がらみの海難事故の調査のため、神戸に来ていた。毛利の村上水軍が、巨大な怨霊(おんりょう)の戦艦を作りあげようとしているらしい。そんな時、直江は、《力(りょく)》が使えなくなっていることに気づいた!
この巻のあらすじ
大破した船から投げ出された高耶(たかや)、直江(なおえ)、風魔小太郎は、瀬戸内海の小島に漂着していた。身を挺して高耶を守った直江だったが、その目は光を失ってしまっていた。信長を討つため、毛利、一向宗と手を組もうとする小太郎に、高耶は激しく抵抗するが、直江を人質に取られ、毛利の本拠地へと連れ去られてしまう。一方、大和の謎を追っていた綾子たちは〈楊貴妃〉に会うため、秋芳洞(あきよしどう)へ向かうが!?
この巻のあらすじ
輝元(てるもと)が放った銃弾は、直江(なおえ)の心臓を撃ち抜いていた。駆け寄った高耶(たかや)とたった一瞬、視線が結ばれ、それが直江の最期だった。「直江、早くオレを助けてくれ。早く、おまえがいる世界に帰りたい…」その瞬間、毛利の本拠・萩城(はぎじょう)一帯を激しい地震が襲い、巨大な火災の渦が夜空に燃え昇った。高耶の魂の絶叫が、地上に大崩壊を招こうとしていたのだ! 衝撃の第一部完結編!
この巻のあらすじ
萩城(はぎじょう)の事件から二度目の冬が訪れた。19歳になった高耶(たかや)は直江(なおえ)の〈死〉を記憶から消し去り、小太郎を直江だと思いこんだまま、怨霊調伏(おんりょうちょうぶく)に奔走していた。一方、度重なる心霊事件の真相を究明するため、国家公安委員会・特務調査部が動きだし、重要参考人として高耶の調査を進めていた。不審な事件が続発する江の島に向かった高耶は、妙に懐かしさを感じさせる開崎(かいざき)という男に出会うが…。
この巻のあらすじ
色部(いろべ)に連れられ、鎌倉に出向いた千秋(ちあき)は、意外な人物に出会った。それは萩城(はぎじょう)での事件以来、姿を消していた《軒猿頭(のきざるがしら)》八海(はっかい)だった。八海は、謙信からの命令で秘密裏に行動していたことを告げる。一方、開崎(かいざき)に連れ去られた高耶(たかや)は、里見一族に拉致(らち)されていた。だが《力(りょく)》を封じられ無力な高耶に「あなたのそばに行く。待っていて…」と開崎が語った言葉は、死んだはずの直江(なおえ)のものだった!
この巻のあらすじ
熊本に異常な霊的磁場が発生し、それを察知した上杉の白衣女(びゃくいめ)が、何者かに討たれた。磁場の中心と見られる古城(こじょう)高校に高耶(たかや)は生徒、千秋(ちあき)は非常勤講師として潜入する。古城高校は、生徒会長・御廚樹里(みくりやじゅり)が生徒を絶対服従させる異常な高校だった。転校一日目から生徒会とトラブルを起こした高耶は、事件に《闇戦国(やみせんごく)》の換生者(かんしょうしゃ)が関わっていることを知る。そして、再び開崎(かいざき)が高耶の前に姿を現した!
この巻のあらすじ
頼竜(らいりゅう)の放った念に、高耶(たかや)はもろくも倒れた。鉄のかたまりのような念が、高耶の体を直撃したのだ。清正に抱かれた高耶は、ぼんやりと暗い視界に、空から無翼天使たちが降りてくるのを見た。天使たちは高耶を病院へ運ぶ。急を聞いた綾子は、病院へと駆けつけた。そこで信じられない言葉を聞いた。「彼は死んだ」しかも、遺体はすでに身内の人間が、運び出したというのだ…。
この巻のあらすじ
高耶を探して阿蘇山中をさまよう風魔小太郎は、島津の鎧武者に囲まれていた。次々と襲いかかる亡霊達に、小太郎は神刀・嵐斬丸で立ち向かうが…。一方、高坂弾正を八海にまかせ、高耶のあとを追う開崎(直江信綱)は、島津兵との戦いで瀕死の重傷を負った小太郎と出会う。「わたしという直江なら景虎様を裏切らない」と開崎に告げる小太郎。ふたりの「直江」の対決が始まろうとしていた。
この巻のあらすじ
直江に大将の座を奪われ、謙信に裏切られた高耶は、疑心暗鬼にとらわれて千秋に襲いかかった。千秋を吹っ飛ばしさらに念を撃ち込もうとした瞬間、高耶の『力』の制御が効かなくなった。千秋に直江の死の真実を告げられた高耶は、ひとりで去っていくのだった。一方、島津との戦いが続く古城高校では、ついに『黄金蛇頭』が樹里たち大友によって発掘され、凄まじい威力を現そうとしていた。
この巻のあらすじ
熊本市街の怨霊たちを呑みこんだ<黄金蛇頭>(鬼八の首)は、阿佐羅たちによって、阿蘇へと持ち去られた。それを追う信長、清正、光秀。市内の混乱をよそに、阿蘇では大友と組んだ直江ら新上杉が、阿蘇中岳で陽威ダム建設のための呪法『大火法輪』の準備を着々と進めていた。直江ら新上杉を阻止するために、高耶は、彼らと戦うことを決意する。
この巻のあらすじ
四か月も音信不通の兄・高耶を気づかい、携帯電話をプレゼントしようとする美弥。そんな時、突然高耶が松本の街に帰ってきた! しかし、高耶は美弥を抱きしめると、幻のように消えてしまうのだった…。一方、霧に覆われた人知れぬ山荘では、直江が重症を負った高耶の介護を続けていた。鬼八の最期の怨念は高耶の体から消えてはおらず、特に左眼は、見るものを殺す真紅の邪眼と化していたのだ!
この巻のあらすじ
直江、24歳。信長の《破魂波》に立ち向かった景虎の安否はわからない。長兄の照弘に頼まれて、すすり泣くという観音像を霊査した直江は、それが隠れ切支丹たちが礼拝したマリア観音であることに気づく。直江はその像に強い罪と後悔の念を感じ、興味をひかれていくが…(『Exaudi nos』)。他『GOLD WINNER』『夜を統べる瞳』収録。大人気『炎の蜃気楼』番外編。
この巻のあらすじ
阿蘇での一件以後、譲(ゆずる)は、武田の手に落ちていた。譲の持つ弥勒菩薩(みろくぼさつ)の力を得て、信玄は<闇戦国>制覇に動きはじめるのだった。また、綾子は織田に捕らえられ、人質としての日々を送っていた。織田の同志として綾子の前に現れた見知らぬ男は、意外にも……。一方、直江に別れを告げた高耶(たかや)は、ひとり四国の山中に潜んでいた。そこで出会った記憶喪失の潮(うしお)に高耶は不審な気配を感じるが……。
この巻のあらすじ
「星の岩屋」は岩盤が崩れ落ち、祠は何か大きな力で吹き飛ばされていた。裂命星を先に奪われ、怒りをこらえる直江だったが、かすかに残った高耶の気配を感じるのだった。裂命星を奪った赤鯨衆は、白地城攻略を前に嶺次郎と草間の対立が深まっていた。衰弱している高耶は、白地攻めの遊撃隊長に抜擢されるが…。一方蘭丸の命を受け、裂命星を狙って織田の刺客が迫りつつあった。
この巻のあらすじ
霊霧の中に姿を消した高耶を捜して、直江は東京に戻ってきた。前生(ぜんしょう)で知り合いだった村内を訪ねた直江は、黒木という若い情報屋を紹介される。一方、換生者の肝を狙う一蔵が直江にまとわりつき…?<砂漠殉教> 城北高校の卒業式。さまざまな進路を歩む級友の中に、高耶の姿がないことに気づき、譲は言い知れぬさびしさを覚えるが…。十八歳の譲と高耶を描く番外編。<十八歳の早春賦>
この巻のあらすじ
剣山で裂命星を護りきってから、高耶は赤鯨衆の新たな熱源となっていた。高耶自身、赤鯨衆を仲間として受け入れつつあるようだった。裂命星を足摺まで輸送するため、特別遊撃隊として室戸の猛者たちが高耶の配下に加わった。だが、中川は高耶を景虎の換生者ではないかと、疑いを持つのだった。一方高耶を探して祖谷に向かった直江は、山中で大きな黒い毛むくじゃらの怪物に遭遇するが…。
この巻のあらすじ
上杉景虎(かげとら)が赤鯨衆に捕縛された。高耶(たかや)の身柄は草間の手に預けられ、尋問が始まった。しかし尋問とは名ばかりで、草間は募りに募った怒りと憎しみを景虎にぶつけるのだった。なんとか、高耶を救おうとする中川は、嶺次郎にかけあうが、逆上した嶺次郎は中川の話を聞こうとしない。高耶という軍団長を失った前線には動揺が走っていた。そんな時、傷だらけの高耶の前に、兵頭隼人が姿を現すが……。
この巻のあらすじ
赤鯨衆に戻った高耶は、傷が癒える間もなく戦闘に復帰した。鷹の巣砦の陥落を聞いた時から、高耶の心はひとつのものに向かっていたのだ。伊達の新型兵器の前に敗れた鷹の巣砦の有り様は無惨で、遊撃隊で無事が確認されたのは、十名だけ。兵頭すら安否が確認されていなかった。直江を気づかう高耶は、嶺次郎に直江の正体をあかそうとする。その時口屋内が攻め込まれたという連絡が入った。
この巻のあらすじ
直江が高耶に『事実』を告げる時が来た。ごまかそうとして黙っていたわけではない。これから明かそうとすることが、高耶からどれほどのものを奪うかと思うと、言いだせなかったのだ。「あなたに、魂の終わりが近づいています」容赦ないほどに、冷酷なほどに、直江は事実を語り続ける。間近に迫る魂核爆発を告げられ、高耶は最後の決断を迫られるが……?
この巻のあらすじ
ミホの襲撃を退けた後、高耶と白装束の遍路は、四万十川の川岸までやって来ていた。弘法大師空海を殺したという遍路から、高耶は<山神>や<裏四国>に関する衝撃的な事実を聞いた。霊場結界が消滅すると、四国に天変地異が起こるというのだ。牛鬼たちを引きとめ、結界の破壊をやめさせようとする高耶だったが、ミホの鉈に塗られていた毒が体に回りはじめ……!?
この巻のあらすじ
総攻撃の時が来た。高耶と赤鯨衆の船団は「国崩し」を擁し宇和島湾の防備の突破を図り、陸上軍も必死に宇和島を目指していた。迎え打つ宇和島城内には、復讐の鬼と化した伊達政宗と、裂命星の欠片を手にした信長の操り人形・小次郎。村上水軍も伊達の援軍として南下を開始する。高野山が送り込んだ「黒の僧兵」。霊場結界の破壊に動く「山神」たち…。ついに『怨讐の門』完結。
この巻のあらすじ
一年半前、四国を襲った謎の大停電ーそれと時を同じくするように、日本各地に奇妙な症候群が発生し始めた。どうやら、コンピュータが関係した病のようなのだが、その患者は増えるばかり。いったい何が…。-戦国時代に端を発し、長野・松本で我々の前に姿を現した壮大な物語。各地にちらばるその関係者の運命を巻き込んで、巨きな輪が回り始めた。いよいよ、舞台は全国へ。
この巻のあらすじ
自分は四国のカルト宗教団体に拉致監禁されていた。その団体の教祖の名はー。人気ロックアーティストに換生している信長に名指しされた高耶と赤鯨衆は、まだその波紋の深刻さに気づいていなかった。一方、富士山麓で復活を遂げた成田譲、那智・勝浦からの謎の漂着者。各地に蔓延する奇病、怪しい黄金の雨。それらすべてが、「真の闇戦国」の開始を告げていた…。
この巻のあらすじ
成田譲によって、自宅から連れ出された美弥。彼女は今までの不安から、譲に何が起きているのか説明を求める。だが、譲の言葉に不安は明確に、そして恐怖へと変化した!一方、高耶たちはヒルコ流しに加わった人物を訪ねるが、その身勝手さに高耶は怒りを覚え、挙句殴ってしまう。その後、彼らは「フツ」の手がかりである板神璽の謎を解くべく、神体文字を読めるサニワの元へと向かうが…。
この巻のあらすじ
現代から遡ること四百年。戦国時代。越後では、鮫が尾城の怨霊の噂が広がっていた。家督争いで敗死した敵の大将・景虎。彼が景勝への怨みを抱え、城へ近づく者をとり殺し、様々な災いを招いているのだと。そんな景虎を鎮め導くため、僧侶がひとり鮫が尾城へ向かうが…!? 景虎と直江。“運命のふたり”が出会い、壮絶荘厳な物語を紡ぎ始める。もうひとつの「炎の蜃気楼」がついに登場!
この巻のあらすじ
換生した直江は、勝長の指示で不動山城へ向かっていた。そこに、直江の宿体の名を知る者が現れ、「裏切り者」と刃を向けられる!? 一方、景虎は勝長とともに不動山城へ向かう。景虎たちは途中、祟りを受け廃墟と化した村の惨状を目の当たりにする。そして、祟りは彼らをも襲い、絶命させようとしていた。そこに助けられた景虎たちだったが、祟りを鎮めるために贄として村人に捕らえられ…!
この巻のあらすじ
高耶たちは三枚の鏡に記された「ゴトビキ岩」を求め、神倉神社へとやって来た。そこで高耶は、“仇討ち”に来たという高校生に出会う。待ち伏せていた彼の語るその理由に、高耶たちは衝撃を受けるが!? 一方、大都市と呼ばれる各地では京都市民消失事件を機に、混乱した人々が暴動を起こしていた。――年代を問わず蔓延する怨霊。すでに《闇戦国》は、戦国の死者だけのものではなくなっていた!
この巻のあらすじ
別行動をしていた勝長から、景虎と直江は奇妙な噂を聞いた。妖刀による、刃傷事件が相次いでいるというのだ。妖刀はあまりの多さに『狂刀』と呼ばれ、それは景勝の陣中においても騒ぎをおこしていた。景虎たちは、その事件を調べるために府内に戻る。だがそこで、暴力沙汰を起こしていた少年が「狂刀は景虎公とおれたちがバラまいた」と叫ぶのを聞いて…!? 炎の蜃気楼邂逅編2、待望の電子化!!
この巻のあらすじ
死に際の景虎の怨念を受け、付喪神(妖刀)となった吉祥丸。偽景虎を首領とする黒鳥党はそれを利用し、狂刀を生み出していた。一か所に置かれた夥しい数の狂刀は、巨大な刀の化け物となり、殺戮を始めた。景虎は化け物を止めるべく念を駆使するが、苦戦し力を使い果たしてしまう。そこへ直江が駆けつけて来た。希望を繋いだ景虎だったが、直江は無表情のまま太刀を抜き、斬りかかってきた…!!
この巻のあらすじ
神々の数を示す神璽の鳥は残り六十羽をきった。布都御魂(ふつのみたま)を手にするため、那智の滝で解錠神事に挑む直江らを襲った綾子たち。彼らは大斎原(おおゆのはら)から解放された大霊に憑依されていた! 窮地に追い込まれた直江は決死の反撃を試みるが!? 一方、弥勒の発現した譲(ゆずる)に喰らわれる高耶(たかや)は、意外な者たちの出現を目の当たりにする。熊野に怨将が集結する中、四国では崇徳院の怨霊が暴走を始めた……!
この巻のあらすじ
死んだはずの己が換生によって新たな肉体を得、今を生きている。そのことが、景虎の心に陰を落としていた。それが付け入る隙となり、彼は『玄奘蜘蛛』に捕らわれてしまった。人の心を糧とする蜘蛛は、見えない糸で景虎の心を絡め取り喰らおうとする。しかし、人とは相容れぬ場所に巣食う蜘蛛を退治するには、誰かが命を捨て霊体とならねばならなかった!? そのことを知った直江と晴家は…!?
この巻のあらすじ
取人を乗せた船は、佐渡へ向かって海原に漕ぎ出す。取人浚いの起こした騒ぎに巻き込まれた景虎は、その船の荷部屋にいた。そこで彼は夢を見る。己の過去と、己の記憶にはないはずの過去を…。そして、知らぬはずの記憶はまるで実際に体験したかのような現実味を彼に与えた。それは景虎の宿体・兵蔵太の記憶であった。その記憶は彼の知らぬ間に入り混じり、人格に影響を及ぼし始めるが…!?
この巻のあらすじ
布都御魂(ふつのみたま)を奪い、高耶(たかや)までも連れ去った織田信長。その後を追い、直江は赤鯨衆(せきげいしゅう)や綾子の制止を振り切り、単身伊勢へと向かう。高耶の魂を延命するかわりに臣下になれと言った、信長のもとへ。一方、捕らわれの身となった高耶は、《闇戦国》の根底にある事実とその目的を信長の口から知ることになった!? 時代をこえて拡大した《闇戦国》は今、信長の思惑のままに、世界をも呑み込もうとしていた!?
この巻のあらすじ
己が手に堕ちた高耶の姿を四国中に見せつけ、信長は《裏四国》支配を宣言した。その上で、赤鯨衆が降伏せねば、高耶が四国に地獄をもたらすと言う。衝撃を受けつつも、嶺次郎は彼を救出すべく安土城へ向かおうとする。だが、信長は既に動塞・安土城によって彼らを射程に捉えていた! 一方、紫燈護摩を執り行う本宮大社では、死者を排除しようと現代人が押しかけ、テルたち修験者を襲い始めて!?
この巻のあらすじ
戦国の世から四百年。北条は甦り、《闇戦国》に参戦。氏照は実弟・三郎(景虎)が人質として送られたはずの上杉で、総大将の任についていると知った。氏照は三郎の身を案じ、北条へ取り戻したい、故郷の相模に連れて帰りたいと切望するが……。北条兄弟を描く「群青」に、別れた母と高耶を見守る直江を描く短編「七月生まれのシリウス」を併録。
この巻のあらすじ
高耶救出に失敗した直江は、彼の前に立ちはだかった色部勝長らから、《冥界》に関する衝撃の事実を知らされ、愕然とする。神器発動を機に安土城への直接攻撃を開始する室戸水軍。ついに魔王・信長への反撃が始まる!? 一方、苦しい戦いを強いられる嶺次郎、カオルらの前に金色の八咫烏(やたがらす)が現れ、高耶の思いを伝える。八咫烏は《闇戦国》の到る所に出現し、並みいる怨将を騒然とさせるが…。
この巻のあらすじ
西の空から飛んできた火の玉は安土城を直撃し、伊勢湾に広がった衝撃波はすべてを呑みこんだ!? 目が覚めた直江の前に広がるのは廃墟と化した街…。高耶たちの姿は見えず、身体のなかに信長の気配を感じることもない。闇戦国は消えてしまったのか、「あのひと…は」? 呆然と座りこむ直江の前に一人の男が現れ、告げた。ここは「神殿」、かつて「イセ」と呼ばれた「闇戦国」の遺構なのだと。
この巻のあらすじ
禁忌大法完成の『国譲り』を行うため内宮に現れた信長の前に立ちはだかったのは、弥勒の時空縫合を破り【遙か未来のイセ】から帰還した直江だった。『魂核死の手形』を得るために信長の真の僕(しもべ)となるか、布都御魂を得るために戦うか、直江に選択の時が迫る。伊勢の市街地では景虎方と織田方の怨霊が激闘を繰り広げ、一方〈黄泉〉の世界では、礼が、流された天孫方の神々を集め始めていた。
この巻のあらすじ
取人の村で傷を癒す景虎。その前に現れたのは速之助に換生した安田長秀だった。速之助の肉体を易々と奪い、傲慢を隠さない長秀に景虎の激しい怒りが!? やがて旅立った一行は近在の橋に棲みついた怨霊退治に乗り出す。お百度参りをすると十三神将が出現し、願いが叶うという。母の病を治そうと〈物の怪橋〉に呑み込まれた少女の想いを知った景虎は自ら橋のお百度参りに挑むが…。
この巻のあらすじ
熊野が炎に包まれ、大斎原(おおゆのはら)が鳴動を始めた。伊勢では礼に換生した信長の手によって禁忌大法が成就し、内宮が陥落した。大混乱の中戦況は厳しくなるが、やがて純白の十二単をまとった乙女たちが戦場に降りてきた。降臨した歴代斎宮による大祓えが始まり、怨霊たちの殺気を鎮めていく。巨大な力を手中に収め、幻宮に入った信長。布都御魂を取り戻し、礼を救うため、高耶は幻宮へ!?
この巻のあらすじ
城北高校のお膝元、松本城で起きた幽霊騒動(「ふたり牡丹」)。自らの過去を知る面差しの似た女性に千秋は…(「鏡像の恋」)。赤鯨衆に潜り込んだ内通者の正体とは(「真紅の旗をひるがえせ」)。高耶、兵頭それぞれの心におりてくる思い(「さいごの雪」)。城北高校時代から赤鯨衆での日々まで、懐かしいあの頃が甦る「炎の蜃気楼」サイド・ストーリー。珠玉の短編集。
この巻のあらすじ
直江に抱えられ、傷ついた身体で天御柱に向かった高耶。二人がその中で見たものは思念の歴史を刻む心御柱だった。過去を遡り、思念の激流に放り込まれた高耶は、懐かしい人の思念と出会い、導かれるまま魔王・信長を追う。一方、伊勢合戦は全国に飛び火し、苦戦する嶺次郎たちのもとに現代人の僧侶たちが集まった。壮大な〈闇戦国〉の果てに待つものとは!? 「炎の蜃気楼」完結編。
この巻のあらすじ
怨霊になっていた土佐の野武士・嘉田嶺次郎は現代人に憑依して甦った。死霊たちに追われる嶺次郎は、草間清兵衛に助けられる。《闇戦国》に巻き込まれた二人のもとにはやがて仲間たちが集うように。一方、嶺次郎は寿桂尼とうい尼僧から不思議な力を持つ仏像びいどろ童子を預かるが、像の中には誰かの魂が封じ込められているようで…。表題作のほか、高耶と直江をめぐる短編2作を収録。
この巻のあらすじ
戦国時代、御館の乱に敗れ怨霊大将となった上杉景虎は越後に甦り、仇敵直江信綱と巡り会う。謙信公の命で仲間とともに怨霊退治の旅を続ける二人だが、柏崎の琵琶島城付近では怪しい出来事が起きていた。おなごの霊たちが武者軍団となって恨みをはらしに現れ、なかでもおんな怨霊大将と呼ばれる霊は「景虎」に恨みを持つという。景虎は妻・春姫の怨霊ではないかと、調査に乗り出すが…!?
この巻のあらすじ
怨霊調伏を使命としてこの世に蘇った景虎たちは、旅の中で白拍子の娘・雪蛇と出会った。その正体は千年を生きた大蛇(おろち)であり、竜神となるための儀式に失敗し命を落としたという。だが、雪蛇は竜神になることを諦めきれずにいた。今一度チャンスを得るため、雪蛇に後見人として協力を求められ、景虎たちは弥彦の大天狗との問答勝負に挑むことになるが!? 表題「氷雪問答」他、「傾奇恋情」を収録。
この巻のあらすじ
『炎の蜃気楼』幕末編、登場! 巻き返しを図る攘夷の志士と佐幕派が血なまぐさい争いを続ける幕末の京都。カゲトラと名乗り、勤皇派ばかりを狙う人斬りがいた。お蔦(柿崎晴家)は正体を見極めようと「人斬りカゲトラ」を追うが…!? 表題作ほか、長州の潜伏志士のもとに潜入した景虎の暗躍と池田屋事件の裏側を描く一編「獅子疾走る」を収録。激動の時代を生きる夜叉衆が京の街を駆け抜ける!
この巻のあらすじ
柏崎で水が燃えるという不思議な噂を耳にした景虎は、怨霊の仕業と睨み調査を始めた。勝長の協力で「燃える水」を精製する里へと足を踏み入れた景虎だったが、そこで幻惑にかかり囚われの身となってしまう。だが、里長の少年と接触する機会を得た彼は、少年に気に入られ、仲間になることを執拗に迫られることに!?時同じくして、奇命羅と名乗る謎の刺客が、直江たち夜叉衆を襲撃する…。
この巻のあらすじ
死者の姿を映し言葉を伝える怪鏡・十六夜鏡。ある日、その鏡が夜叉衆のもとに持ち込まれる。亡き妻が三途の川渡りを妨げられると訴えているというのだ。早速調査に乗り出す夜叉衆だったが、その夜、景虎は鏡の中にある人物が映し出されるのを見る。それはかつて彼の養父だった武田信玄だった。驚愕する景虎に信玄は、冥界から越後を攻略すると伝えてきて…。あの世からの宣戦布告に景虎は!?
この巻のあらすじ
双六を使い怪異を起こしていた怨霊を退治した夜叉衆は、新たな怪異の調査に乗り出す。そんな彼らを陰から監視する者がいた。直江の宿体・九郎左衛門を裏切り者と恨み、追ってきた若者だ。だが、景虎と行動する直江は若者の存在に気づかず、かつての居城・与板へと向かう。そんな折、直江に九郎左衛門の記憶が甦る兆しが表れて…!? 表題作「仕返換生」ほか、4編を収録!
この巻のあらすじ
“神隠し”に遭い、『神通力』を得て戻る子供が急増しているという。その多さに不審を抱いた景虎たち夜叉衆は“神隠し”の起きた村へ赴き、原因を調査することに。景虎は直江とともに未来を予知する少年を訪ね、“神隠し”に遭った先で不思議な尼僧に助けられたことを知る。また、勝長が訪ねた先では宇具奴神を祀る大釜池神社の札を見つけて…。事件の裏に框一族の影が差す! 彼らの目的とは!?
この巻のあらすじ
猩々との戦いの中、喀血に倒れ息絶えた景虎。だが使命を全うせずに死ぬなど彼には許されず、闇雲に掴んだ新たな宿体へと換生する。それは神隠しに遭い言霊の神通力を得た六郎太だった。だが悔やんだところで事態は変わらない。框の長・蘭陵王の企むままに神々は隠され、宇具奴神の力は強まり、春日山城侵攻する手立ては進む。景虎は六郎太として宇具奴城へ迎えられ蘭陵王と対峙するが…!?
この巻のあらすじ
池田屋事件での死者による霊障を警戒する景虎と直江は、調査中に新撰組を襲う怨霊と遭遇した。手強い怨霊に苦戦するなかで景虎はある男の姿を目にする。それは以前、三縁寺で出会った土佐訛りの浪人だった。池田屋で散った友のために慟哭していたこの男が怨霊調伏の鍵と景虎たちはにらむが!? 騒乱の京都で立場の分かれた夜叉衆が怨霊に立ち向かう! 表題作ほか書き下ろしを含む2編収録。
この巻のあらすじ
蘭陵王との闘いを終えた景虎は、景勝への反抗軍に加わった晴家を説得するべく、夜叉衆とともに新発田城へ向かう。景勝方の間諜と誤解され、捕らえられた景虎だが、新たな宿体が子どもであることを利用し、晴家との接触にまんまと成功する。しかし、再会した晴家はまるで別人のように変わってしまっていて!? 景虎と直江――運命のふたりの出会いから始まる物語を描く邂逅編、ついに完結!!
この巻のあらすじ
終戦からおよそ十年。新橋駅近くのガード下にあるホール「レガーロ」では今宵もマリーの歌声が響き、ボーイの朽木が聞き惚れている。閉店後、朽木の前に戦死した彼の友人の名を騙る男が現れた。男に襲われた朽木を、ホール係の加瀬とマリーが助ける。一方、店の常連客である医大生・笠原は、龍に守られている後輩・坂口と知り合い…?夜叉衆が混沌の時代を駆ける!昭和編、始動。
この巻のあらすじ
朽木が去った「レガーロ」では、バンドメンバーが次々と負傷して店に出られなくなる原因不明のアクシデントが続いていた。そんな折、執行オーナーの前に、元歌姫で今は大手プロダクション社長となった青木早枝子が現れる。彼女の狙いは「レガーロ」の乗っ取りだったが、その周辺には織田と六王教の影が…。真相を探るべく加瀬たちが調査に乗り出す中、「レガーロ」に爆破予告が届き…?
この巻のあらすじ
織田の企みを阻止した景虎たちは、束の間の平穏を味わっていた。ある日、マリーにデビューの話が持ち上がる。だが、自分たちの役目を思うと景虎には認められず彼女と喧嘩に。「レガーロ」でピアノを弾くようになった美奈子とも言い争いをしてしまう。そんな中、店に謎の髑髏が送られてくる。以来、景虎の周囲に異変が…? 皇太子ご成婚に沸く世間の裏側で、新たな戦いが始まる…!
この巻のあらすじ
信長が換生した状態の朽木と景虎たちが対峙してからしばらくののち、直江(笠原)が通う大学の構内で、不発弾が爆発する事件が発生した。現場はかつて陸軍の秘密研究所があった場所だった。その後、学生たちの間で「同じ夢を見る」という奇妙な現象が広がり、直江も同様の夢を見る。そして、ついに眠りっぱなしになる学生が出てしまう。景虎とともに真相究明に乗り出した直江だが…。
この巻のあらすじ
直江の宿体・笠原が通う東都大の学生たちの間で広がる『異床同夢』の現象。景虎が街で見つけた、霊を活性化させるバイオリン弾きの男。一見無関係のように思えた二つのキーワードは、朽木ー信長へと繋がっていた。『死の船』の謎を解き、織田側の企みを知るため、景虎は直江に命綱となる形代を持たせ、夢の世界へ入っていく。そして、乗り込んだ船の中で意外な人物と遭遇するが…?
この巻のあらすじ
加瀬と執行の出会い、笠原の大学生活、マリーが歌い始めたきっかけ、宮路のほろ苦い思い出、医師としての佐々木──現代人として生きる夜叉衆の日常や想いを描いた短編集。雑誌掲載のショート4編も収録。
この巻のあらすじ
死の旋律、そして死の船を巡る戦いは終わった。信長は重傷を負い、しばらく静かな日々が続くかと思われたが、景虎をつけ狙う人間が現れる。織田の手の者か、はたまた別の勢力か──!?
この巻のあらすじ
重ねた手の温もりに縋っていたのも束の間、一本の電話が景虎に衝撃的な報せをもたらす。笠原家を襲った悲劇。朽木という友を失い、レガーロを辞め、新たな犠牲が生まれ……終わりなき戦いの行方は?
この巻のあらすじ
信長の策略により、景虎たちは指名手配犯として追われる身に。そんな中、景虎は美奈子と束の間の再会を果たす。一方、景虎の肉体の衰えと《力》の暴走を案じる直江は…?
この巻のあらすじ
織田潰しに奔走する景虎。一方、景虎の命で直江は美奈子と阿蘇を目指す。景虎に惹かれる者同士、共感めいた想いも抱くが複雑な気持ちは変わらない。逃避行を続ける二人は、次第に織田方に追い詰められ……。
この巻のあらすじ
直江と美奈子の間に起きた悲劇を、晴家は知ってしまった。景虎たち三人の間でもつれた糸が複雑に絡まるなか、夜叉衆と織田はいよいよ最終決戦の地へ──。「炎の蜃気楼」本編へと繋がる物語、環結!!
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