人間の少女・咲夜が、モンスターを束ねるヴァンピーア一家に育てられた世界を舞台にした吸血鬼伝奇シリーズです。昼と夜の狭間に生きるモンスターたちの社会では、血族の掟や家の序列、秘宝や石化事件などが物語の起点になります。咲夜は養女として一族に関わりながら、義兄アベルやカールらとともに各地で起こる事件の調査や対立に向き合います。人間とモンスターの立場の違い、血縁と家族の関係、血族内部の掟と外部との衝突がシリーズ全体の軸です。物語は一つの家の内側から、血族同士の争い、各地のモンスター社会、秘宝や因縁をめぐる出来事へと広がっていきます。全7巻で構成され、追加の続編・外伝・短編は確認できません。咲夜が一族の中で何を引き受けるかを中心に、事件ごとに舞台と関係者が変化していきます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 和風吸血鬼ものとして、モンスター一族と人間社会の境界をまたぐ設定が目を引く。
- 血族・階級・家族のしがらみが絡み、単純な冒険譚よりも重層的に読める。
- 伏線や過去設定が多く、読み進めるほど全体像がつながっていく感覚がある。
- ドンパチ、シリアス、ラブ要素、ほのぼの場面が混ざり、巻ごとに見どころが変わる。
- 骸骨騎士や使い魔など、脇役の印象が強く、世界観の記憶に残りやすい。
こんな人におすすめ
- 設定資料を追いながら読むのが好きな人。
- 血族・家族・階級の関係図に惹かれる人。
- 戦闘だけでなく、会話や関係性の変化も楽しみたい人。
- ライトな恋愛要素や相思相愛の空気感を好む人。
- 『少年陰陽師』系の作風を期待して手に取る人。
人を選ぶポイント
- 冒頭から説明が少なく、前巻や過去の出来事を前提に進む場面がある。
- 人名・固有名詞が多く、カタカナ名の整理に手間がかかる。
- 途中で挟まる短編や回想が、流れを分断して感じられることがある。
- アクションの迫力や疾走感は物足りなく受け取られやすい。
- 恋愛の甘さやカップルの動きは控えめで、期待値によっては薄味に映る。
テンポ・読後感
- 展開は速めだが、情報量が多くて体感はやや慌ただしい。
- シリアスと軽口、ほのぼのが同居していて空気の振れ幅が大きい。
- 物語の芯は重いのに、会話や脇役のやり取りで読み口は比較的やわらかい。
- 巻をまたいだ謎が残りやすく、読後はすっきり半分・続き待ち半分になりやすい。
- 事件の整理よりも、関係性の変化や伏線の積み上げで引っ張る作り。
キャラクターへの評価
- 咲夜は芯が強く、戦う女の子として好感を持たれやすい。
- アベルは大事にしている気配が強く、ただし押しの強さは控えめに見られがち。
- 要は和ませ役として人気が高く、視点の受け皿にもなっている。
- ロードは紳士的で存在感が強く、骸骨でも印象が薄れない。
- ルイやジーン、クラインなど脇役の立ち位置が気になり、再読で整理したくなる。
巻一覧
この巻のあらすじ
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち──モンスター。人間の少女・咲夜はモンスターを束ねるヴァンピーア一家に育てられた。しかし、彼女を疎んじる長老たちから、咲夜は一族として認められるための試練を与えられる。「血の掟に従い、血族を離反した異端者を狩れ」愛銃を手に、咲夜は朽ちた城砦に乗り込むが大ピンチに。そこに助けに現れたのは、十年前に離ればなれになった義兄・アベルで!? 結城光流が贈る、吸血鬼物語、開幕!
この巻のあらすじ
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち──モンスター。目を見た者は石になるというメデューサの首がうめ込まれた秘宝「アテナの盾」が血族の城から盗まれ、時を同じくして住人が石化した村が見つかる。モンスターたちを束ねるヴァンピーア一家の人間の養女・咲夜は盾を盗んだ犯人が義兄・アベルの剣の師匠で、アベルが彼を狩る執行者になると知り、愛銃をたずさえ事件の調査に同行するが……!? 結城光流が贈る吸血鬼物語、第2弾!!
この巻のあらすじ
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち──モンスター。豪華客船マリー・クリスティーネ号を探る血族のマーメイドが石化状態で発見され、吸血鬼一家の養女、咲夜が調査に行くことに。「この世の災厄」が眠っているというクリスティーネ号。そこで行われる海運会社の後継ぎの誕生パーティーに、血族の長カールの代理として咲夜は義兄アルベルトと、吸血鬼のトーゴたちと共に潜入するが──!? 結城光流が贈る、新たなる吸血鬼伝説!!
この巻のあらすじ
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち――モンスター。セイレーンの歌姫がトルコで行方不明になった。それを聞き、穏やかな物腰を一変させ邸を飛び出した執事の狼男、ルイ。彼を見送った咲夜だったが、彼女も突如、アナトリア最長老のモンスター、アトラ・ハシースに呼び出され、義兄アルベルトたちとともに一路、トルコへ向かうことに!! しかし、トルコに着いた咲夜たちは、キマエラに襲撃されて!? 吸血鬼伝説、新たなる展開へ!!
この巻のあらすじ
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち──モンスター。咲夜の義兄アルベルトは、純血のヴァンピーアとの結婚を血族から迫られる。同時に人間である咲夜も血族にふさわしくないとして、ヴァンピーアの牙を受けろと言われる。不安な咲夜にアルベルトは「俺が帰るのは、いつでもお前のところだけだ」と約束をし、子どもたちへの要求に激怒したカールとともに城に向かうが!? ベルンシュタイン家を巡る罠が動き始める……吸血鬼伝説第5弾!!
この巻のあらすじ
敵の凶弾を受けて、傷が一向に塞がらないカール。為す術がない咲夜の前に現れたのは、クライスのドクトア・ジーンだった。警戒する咲夜だったが、カールの治療のため、仕方なくジーンについていくことになり!?
この巻のあらすじ
死んだと思われていた母親に、偶然再会した咲夜。しかし、彼女は咲夜に関する一切の記憶を失っていた! 悲痛に暮れる咲夜は、クライスの創始者の元へ連れて行かれるが、そこで衝撃的な事実を知ってしまい!? 電子版だけの特別短編、イラストギャラリーも収録!
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