人には見えないものが見える少年シオンと、魂を回収する修道女ファティマ、彼女に仕える堕天使グランディエを中心に進むゴシックロマン・ファンタジーです。舞台は、堕天使や妖霊、魂を封じる扉や鍵といった超自然の理がある世界で、修道院的な秩序と異形の存在が同居しています。物語は、シオンがファティマのもとで見えない存在や魂に関わる出来事へ巻きこまれ、彼女を守りながら呪いや試練に向き合う流れで展開します。シリーズ全体では、ファティマの役割や過去、シオンの立場が少しずつ掘り下げられ、守る対象と守られる側の関係が広がっていきます。4冊はいずれも同一シリーズ内の別題として扱われています。ファティマ、シオン、グランディエの三人を軸に、魂・封印・呪いをめぐる関係が続きます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 聖書モチーフや天使・堕天使・修道女が絡む、独自色の強い世界観。
- 中世ヨーロッパ風の空気感と、妖精・妖魔が見える少年を軸にした異能設定。
- シオンとグランディエの掛け合い、距離感のある三角関係のやり取り。
- 破天荒なファティマを中心にした、歯がゆい恋愛や耽美寄りの雰囲気。
- 設定の濃さやキャッチーさに惹かれて読み始める入口の強さ。
こんな人におすすめ
- 天使・堕天使・修道女などの宗教ファンタジー設定が好きな人。
- 耽美さや含みのある関係性を楽しみたい人。
- シオンとグランディエの会話劇や、もどかしい恋愛模様を追いたい人。
- 王道寄りでも、独特の世界観や雰囲気重視で読みたい人。
- 絵柄や表紙の印象から作品に入るタイプの人。
人を選ぶポイント
- 設定は濃いが、物語や仕組みの説明が分かりにくいと感じやすい。
- 展開が王道・パターン通りで、驚きが少ないと受け取られやすい。
- キャラクターへの感情移入がしづらい、人物が小粒に見える。
- 恋愛の着地点や関係の整理が曖昧で、すっきりしない印象を残しやすい。
- 挿絵や表紙の見え方、作画の印象が好みを分けやすい。
テンポ・読後感
- 物語の進みは比較的読みやすく、するすると追える。
- ただし全体の手触りは単調に感じられる場面がある。
- 佳境に向かうにつれて、別れや切なさを帯びた空気が強まる。
- 耽美さと軽いユーモアが混ざり、重すぎないが甘さも残る。
- 終盤は謎がほどけていく流れで、余韻を残す締め方。
キャラクターへの評価
- シオンは素直で前向き、会話や視点の中心として読みやすい。
- グランディエは個性が立っていて、やり取りの面白さを支える存在。
- ファティマは強さと破天荒さが目立ち、ヒロインとして印象が強い。
- ミカエルや周辺人物は、思いの向き先の切なさを強める役回り。
- 主要人物の顔立ちや印象が似て見える、感情の掘り下げが薄い。
巻一覧
この巻のあらすじ
臆病な少年シオンは、人には見えないモノが見えるため、修道女のファティマに預けられることになった。美しく気高く、おまけに腕っぷしが強いファティマだが、実は彼女は、抜け出たり捕らわれたりした人間の魂をつかまえる、「魂の捜索人(ゼーレ・ズーヒア)」と呼ばれる人物だった! ファティマの使い魔で、美貌の堕天使グランディエとともにシオンが巻きこまれていく運命とは……!? 第3回角川ビーンズ小説大賞〈奨励賞〉&〈読者賞〉W受賞!!
この巻のあらすじ
「魂の捜索人」と呼ばれる修道女ファティマ。堕天使たちの魂を封じる扉の〈鍵〉である彼女を、使い魔の堕天使グランディエと、美少年シオンは命がけで守るのだが……? ゴシックロマン・ファンタジー、第2弾!!
この巻のあらすじ
堕天使を封じる『大いなる深淵』の鍵である、修道女のファティマ。前世で彼女が犯した罪が、ついに明らかに!! 一方、彼女の弟子の少年シオンもまた、妖霊の王として君臨させられようとしていて──!?
この巻のあらすじ
「魂の捜索人」である修道女・ファティマにかけられた呪を解くため、彼女を慕う少年・シオンは厳しい試練に身を投じる。そんなシオンを案じるファティマと、彼女を守る堕天使・グランディエにも、最強の敵が現れ…!
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