『こんこん、いなり不動産』は、稲荷神社の近くにある井成不動産を舞台に、人間とあやかしがこっそり共存する町で住まいの相談に向き合うシリーズ。先輩の嫌がらせで落ち込んでいた亜子は、狐顔の社長・幸吉に誘われて働き始める。人面犬のペット可物件、雪女・のっぺらぼう・ろくろ首の古民家シェアハウス、漫画家アシスタントの住まい探しなど、依頼ごとに事情が異なり、亜子は物件選びと共同生活の調整を進めていく。あやかしの相談窓口としての不動産屋の仕事と、町にいる多様な存在の居場所づくりが軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 妖怪を客にする不動産屋という発想が新鮮で、仕事ものとしても読める。
- 住まい探しの悩みや条件交渉が具体的で、不動産の実務感がある。
- 人と妖が共存する世界観がやさしく、全体にほっこりした空気がある。
- 座敷童子、人面犬、イタチなど、登場する妖怪が可愛く個性的。
- シェアハウスや地域のつながりを通して、居場所づくりの温かさが出ている。
こんな人におすすめ
- 妖怪ものでも怖さより可愛さや日常感を楽しみたい人。
- お仕事小説として、不動産や住まいの話を軽く読みたい人。
- ほのぼの系、癒やし系のライトノベルを求める人。
- シェアハウスや共同生活の設定が好きな人。
- 人間関係のギスギスより、安心して読める物語を好む人。
人を選ぶポイント
- ブラック企業やいじめの描写が冒頭にある。
- 妖怪やあやかしの設定は多いが、ホラー色はかなり薄い。
- 主人公の順応が早く、驚きや疑問が少なめに感じられる。
- 社長まわりの含みや恋愛要素が気になる人には好みが分かれる。
- 現実の住居問題を扱うため、軽快さの中に少し切なさがある。
テンポ・読後感
- 連作短編で読みやすく、1話ごとのまとまりがよい。
- 展開はゆるやかで、事件性よりも日常の積み重ねが中心。
- 全体の空気は明るく、やさしく、安心感が強い。
- 仕事の場面と妖怪とのやりとりが交互に入り、飽きにくい。
- 後半に向けて人間関係や関係性の進展が少しずつ積み上がる。
キャラクターへの評価
- 亜子は仕事熱心で肝が据わっており、応援したくなる。
- 妖怪たちは友好的で可愛く、憎めない存在として受け止められている。
- 幸吉社長はキツネっぽさや正体の含みが気になる人物として印象が強い。
- 犬飼さんは特に人気が高く、頼もしさや存在感が目立つ。
- 先輩や一部の人間側は対照的に、嫌な存在としてはっきり描かれている。
巻一覧
この巻のあらすじ
「お風呂が、うんと汚いお部屋をお願いします」 やって来るお客さんの要望はメチャクチャで…!?
不動産屋に入社して3年目の亜子は、先輩からの嫌がらせに耐えられず落ち込んでいた。そこへ見知らぬキツネ顔の男、『井成不動産』の社長・井成幸吉が声をかけてくる。やがて稲荷神社の近くの店で亜子は働き始めるが、一風変わった客ばかりやってきてー。ペット可の物件を求める人面犬や、古民家リノベに奮闘するシェアハウス仲間の雪女&のっぺらぼう&ろくろ首トリオなどが望む物件は…? こっそり妖(あやかし)が共存する町の、ふしぎな不動産屋ストーリー! 『第2回お仕事小説コン』特別賞受賞作!
この巻のあらすじ
人間だけでなく妖(あやかし)の相談も受けている、不思議な不動産屋に勤める亜子は、様々な妖のニーズに応えるために「あやかしシェアハウス」を設立することを思いつく。 キツネ顔の社長・幸吉や人面犬、狸の妖に手伝ってもらいながら、奮闘する亜子だったが、とある事件をきっかけに疫病神に取り付かれて…。 こっそり人と妖が共存する町の、不思議な不動産屋ストーリー! はじまり神がかり 迷えるものたちの家探し 持ちつ持たれつ輪になって 世界の片隅ルームシェア 古都めぐり、めぐる縁 あとがき
この巻のあらすじ
順調に見えたあやかしシェアハウスが大ピンチ!?
人間だけではなくあやかしの相談も受け付けている、不思議な不動産屋『井成不動産』に勤めている亜子。 社長の幸吉と付き合い始めて幸せな亜子のもとに漫画家押井アンニのアシスタントの西宮が訪れる。 亜子は彼にあやかしシェアハウスを勧めるがーー?
こっそり人とあやかしが共存する町の、不動産屋ストーリー第3弾!
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