結婚したコラリーとフェリックスは、新婚旅行の道中で次々と起こる不審な出来事に向き合う。客船で差し出された謎のカード、亡き少女と間違えられる場面、遺跡のある島での殺人容疑、記憶をめぐる食い違い、財閥の継承を争う騒動など、寄る先ごとに事情が変わっていく。海上の船室、老婦人の屋敷、マワタイ島、財閥の拠点といった場所が舞台になり、人物の立場や見え方もその都度変化する。各話は一つずつ事件を追える形でまとまり、夫婦として同じ場面をくぐり抜けるふたりの関係が、旅の流れとともに連なっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 結婚後も関係性のテンポが崩れず、夫婦になってからの甘さとドタバタが両立している。
- コラリーとフェリックスの掛け合いが安定していて、相手を好きすぎる空気が読みどころになっている。
- 旅先で事件に巻き込まれる構成が続き、コージー寄りの軽快なミステリーとして楽しめる。
- シュシナックやボナバンなど、印象的な脇役が場面を引き締める。
- 再読しても面白い、読みやすい、という手触りが強い。
こんな人におすすめ
- シリーズの二人の関係性を追いかけてきた読者。
- ドタバタ多めで軽めのミステリーを読みたい人。
- ラブ要素と事件要素の両方を楽しみたい人。
- 脇役の掛け合いや再登場キャラに愛着がある人。
- 既刊を読んでいて、夫婦編の空気感を見届けたい人。
人を選ぶポイント
- 結婚後の新鮮味より、いつもの延長線上のノリが強い。
- 怪盗さんやおなじみのキャラの不在で、物足りなさが出やすい。
- 舞台が変わるぶん、これまでの面々が減って寂しく感じる。
- 事件の重厚さより、関係性や掛け合いの面白さが中心。
- シリーズ未読だと、人物関係の前提がややつかみにくい。
テンポ・読後感
- 事件は起こるが、全体は軽快で読みやすい。
- 夫婦になったぶん甘さは増すが、基本は騒がしいドタバタ調。
- 旅先での移動や再会が続き、落ち着きすぎない流れ。
- 中盤まで混乱しても、種明かしで一気に納得しやすい。
- シリーズ後半らしく、一区切り感と余韻がある。
キャラクターへの評価
- フェリックスは相変わらず有能で強引だが、コラリーへの執着がよりはっきりしている。
- コラリーは危なっかしさと行動力が目立ち、相手を振り回せる強さがある。
- 二人は互いがいないと落ち着かない組み合わせとして見られている。
- シュシナックは存在感が強く、再登場や活躍を喜ぶ反応が多い。
- ダフネ、ジャコモ老、ファン・ロイなどは、立ち位置の違いが印象に残りやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
結婚式を挙げたコラリーとフェリックスは、新婚旅行へと出発する。だが、彼らの乗りこんだ客船には夫婦用の部屋に空きがなく、別々の部屋になってしまった。それが、「最初のつまずき」。二度目のつまずきは、コラリーに宛てられた一枚のカードだった。『あなたとの愛の記念に G』と書かれたそれは、彼女には身に覚えのないもので…!? 波乱に富んだハネムーン・ミステリー、ここに開幕!
この巻のあらすじ
突然、今は亡きクリスティーナという少女に間違えられたコラリー。彼女は困惑しつつも、娘が生きていると信じる老婦人に対し、とっさに少女の「ふり」をする。だが、それだけではすまなかった。フェリックスとともに老婦人の家でお茶をご馳走になることになったコラリーは、娘の「ふり」を続けることになる。挙句、ふたりの仲に亀裂が生じる事態になって…!? 優しい嘘のなかに隠された事件の真相とは?
この巻のあらすじ
古代遺跡のあるマワタイ島でコラリーとフェリックスは、ロリエと名乗る考古学者と知り合い、夕食に招待される。だが、それが災難のはじまりだった。コラリーたちがロリエを訪ねてみると、彼は何者かに殺害されていて、現場に居合わせたふたりが殺人犯として拘束されてしまったのだ。必死に無実を訴えるコラリーだったが、信じてもらえないまま警察に引き渡されることになって…!?
この巻のあらすじ
目を覚ましたコラリーを取り巻いていたのは見知らぬ環境。彼女はそこでエヴァと呼ばれ、「コラリーの記憶」は架空のものだと諭される。だが、いきなり自分自身(コラリー)とは別人だと言われて頷くわけにはいかなかった。コラリーはどうにか逃げ出そうと試みるが、不意に鏡に映った自分の姿を見て愕然とする。そこには見知らぬ黒髪の少女が映っていて!? 得体の知れない罠に落ちたコラリーたちの運命とは!?
この巻のあらすじ
マリネッティ財閥の座を賭けたゲームに巻き込まれたコラリーとフェリックス。コラリーを妻に迎えた者が勝者となるという迷惑なルールのおかげで、コラリーはフェリックスのもとから奪い去られたのだ。行方の知れないコラリーを求め、フェリックスはわずかな情報を手がかりにエルシリアに向かうことに。そこへ財閥の一族であるダフネが現れ、なぜか手を貸すというのだが…!?
この巻のあらすじ
父親を見殺しにしたジャコモ老を恨み、復讐を企てるファン・ロイ。彼によって連れ出されたコラリーは、またもフェリックスと引き離されてしまう。だが彼女は、どこか優しいファン・ロイを悪人とは思えず、憎めないでいた。一方、コラリーを奪われたフェリックスは手がかりを求め、マリネッティ一族の本家があるファブリア行きを決める。だが、その直後、ジャコモ老が逮捕されたと知って!?
この巻のあらすじ
結婚式を目前に怪盗<シュシナック>に攫われたコラリーは、どうにかフェリックスによって助け出され、マリタンへと戻ってきた。なのに、ローランスで「結婚式を挙げることはできない」と祖父に言われて…!? ふたりが長い新婚旅行へ出るきっかけになった『結婚式は大騒ぎ!』ほか、幼い頃の事件『秘密がいっぱい!』、<シュシナック>が探偵をしていた『こちら、エメライン探偵社!』を収録。【目次】結婚式は大騒ぎ!/秘密がいっぱい!/こちら、エメライン探偵社!―盗賊会社ボロック団―/あとがき
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