さよならトロイメライ
- 著者
- 壱乗寺かるた
- イラスト
- 日吉丸晃
- レーベル
- 富士見ミステリー文庫
- 刊行年
- 2004-2006
- 巻数
- 8巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
田舎町で暮らしていた藤倉冬麻は、私立御城学園に連れてこられ、そこで<トップ3>という選抜枠に置かれる。学園には<パートナー>と呼ばれる同行者の制度があり、冬麻は泉や巫城都、転校生、婚約者たちと接しながら、校内で起こる爆破事件、脅迫状、不審な事故、過去の立てこもり事件に関わっていく。演劇部や学園祭、旅行、季節行事などの場面も挟まれ、学園生活の流れの中に事件が入り込む。冬麻は自分がその立場に置かれた理由を追いながら、周囲の事情や昔の記憶とも向き合うことになる。全8巻を通して、学園での役割と個々の関係が少しずつ組み替わっていく。
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- クセの強い一人称とテンション高めの地の文が印象に残る。
- 学園ラブコメ寄りの軽さと、ミステリ要素や伏線が同居している。
- キャラ同士の掛け合い、特にヒロインや脇役の個性が強い。
- 短編集や各巻ごとの小ネタ、メタっぽい遊びが読みどころになる。
- 再読でフラグや細部を思い出して楽しむ読み方がしやすい。
こんな人におすすめ
- ひねりのあるラノベ文体や、内面垂れ流し系の語りが好きな人。
- 学園もの、ラブコメ、ミステリの混ざった作品を受け入れられる人。
- キャラの濃さや会話の勢いを重視して読む人。
- 伏線や設定の断片を拾いながら読むのが苦にならない人。
- 2000年代ラノベの空気感に懐かしさを覚える人。
人を選ぶポイント
- 文体の癖がかなり強く、読む人を選ぶ。
- 伏線やほのめかしが多く、すっきり回収される感覚を求めると物足りない。
- ミステリとしての意外性やトリック重視だと期待とずれやすい。
- 巻によってラブコメ寄り、シリアス寄りの振れ幅がある。
- キャラ数が増えると把握しづらくなる。
テンポ・読後感
- 地の文の勢いが強く、読み味はかなりハイテンション。
- 展開はドタバタ感があり、会話と内心描写で進。
- 短編集は比較的軽く、読みやすさが上がる。
- シリアスな場面でもノリの軽さやギャグが混ざる。
- じっくり謎を追うより、勢いで読ませるタイプ。
キャラクターへの評価
- 冬麻は脱線しがちだが、要所で感情を爆発させる極端さがある。
- 八千代は可愛い、ツン気味、忠誠と感情の揺れが目立つ。
- 都は物語を動かす存在として印象が強い。
- 黄桜やきりん先輩など、脇役にも記憶に残る個性がある。
- キャラの可愛さや関係性を楽しむ読み方と相性がいい。
巻一覧
この巻のあらすじ
「――貴方、名前は?」小さな唇から紡がれた言葉が脳髄を打つ。「藤倉。藤倉冬麻、だけど」それが、藤倉冬麻の日常の接続終了。田舎町のさびれた高校に突如現れた美少女転校生によって、“私立御城学園”へと拉致された藤倉冬麻・17歳。全寮制のその学園には、<トップ3>と呼ばれる選ばれた生徒が存在し、何故か冬麻は<トップ3>となっていた――。「これから泉と冬麻さんはずっと一緒ですっ!」冬麻の<パートナー>だと名乗る少女・泉。「藤倉。まさか反論ではありませんね?」冬麻を拉致した張本人、巫城都。トップ3とは? 彼らと常に行動を共にするパートナーとは? そして、屋上に響くトロイメライの音色に隠された過去の傷とは――。第3回富士見ヤングミステリー大賞<井上雅彦賞>受賞作、新感覚ミステリー登場!
この巻のあらすじ
――私が死んだら、忘れてね。忘れないよ、と僕は言った。憶えておくことが、唯一僕に出来ることだった。だから。空に冠を贈ろうと決めた。どこか欠けていた僕たちのために。私立御城学園。<トップ3>と<パートナー>という選ばれた生徒が存在する学園で、立て続けに起きた連続爆破事件。知力・体力とともにへっぽこ、史上最低<トップ3>の藤倉冬麻17歳は、またまた事件に巻き込まれる! 「藤倉様。都様のために、あなたにこの事件を解決していただきたいと思っています」同じく<トップ3>であり、理事長令嬢の巫城都が狙われている? 冬麻は<パートナー>の泉と共に、事件解明に奔走するが――! 夏の終わり、西の空に輝くかんむり座。それを辿るように起こる第四、第五の爆破事件。その裏に隠された神話“アリアドネの冠”とは――。
この巻のあらすじ
振り返った藤倉冬麻の視線の先、屋上の風が白い制服をはためかす。「君がここに居るから、帰ってきたようなものです」季節はずれの転校生は謎めいた微笑みを浮かべる。第一校舎屋上。吹く風に冬麻は、ごほ、とむせる。(なんだ、こいつ―?)学園祭を間近に控えた私立御城学園。知力体力ともにへっぽこ、史上最低<トップ3>藤倉冬麻17歳は、演劇部員の美春に泣きつかれ「オペラ座の怪人」に出演することに。怪人役に抜擢され張り切る冬麻だが、周囲では照明装置の突然の落下、部員の事故など不審な事件が相次ぐ。「呪いだ…紫の呪い…!」次々に起こる事件は、事故死した演劇部員の呪いなのか? 一方、時を同じくして現れた謎の転校生柿崎。理事長令嬢・都の婚約者だという柿崎の出現と、冬麻を避け始めた都に、冬麻は動揺するが―!? 仮面の向こうに隠された真実の心。忘れられない大切な想いがあるのは、不幸なこと?
この巻のあらすじ
ガサ、という感触に藤倉冬麻は胸を躍らせる。机の中にひっそりと――とすれば考えられることは一つ!(ラブレター!!)しかし、次の瞬間、顔を引きつらせる。『お前』『ハ』『トップ』『3』『に』『相応し』『ク』『無い』解読。お前は<トップ3>に相応しく無い。「ボケナス差出人ふざけんな!!」私立御城学園。知力体力ともにへっぽこ、史上最低<トップ3>藤倉冬麻17歳は、一通の脅迫状を受け取る。「<トップ3>を降りろ。さもなくば<パートナー>が危険な目に遭う」いつも自分を支えてくれる<パートナー>泉の身に危険が!? 泉を救うため、親友の春太や才色兼備の理事長令嬢・巫城都と犯人捜しに奔走する冬麻だが――!? へっぽこ<トップ3>冬麻と<パートナー>泉に都らが大暴走! 純情和服娘・八千代や、謎に包まれた第十二期<トップ3>長峰亮平と人間破壊兵器・阿久沢優の出会いも明らかになる、絶好調シリーズ待望の初短編集!
この巻のあらすじ
彼氏彼女がいない冬というのは非常に過ごしづらい季節なわけでバレンタイン? なんだそれ。クリスマス? ウチは浄土真宗だペッペッ。と傷心の藤倉冬麻17歳に千載一遇のチャンス到来。眼鏡っ娘カンナの提案で私立御城学園<トップ3>と<パートナー>は旅行へ繰り出すことに。日常を抜け出して山奥の温泉旅館という非日常へ。浴衣、露天風呂。とくりゃやるこた一つ――。「泉、トーマさんの背中流しますっ!」と張り切る<パートナー>泉に思わず頬が緩む藤倉冬麻17 歳。知力体力ともにへっぽこ、史上最低<トップ3>は、学園祭以来、気まずい雰囲気の理事長令嬢・都との関係を修復! と密かに意気込む。だが、10年前、冬麻と都を引き会わせた血の事件――湖稜銀行立て篭もり事件を想起させる出来事がその夜、冬麻を襲う。突きつけられる過去。忘れられない記憶。決して消えない過去は、どうしようもなく現実へと続いている。でも。だから。藤倉冬麻は決意する。もう、逃げない。大切な人を、今を守るために――強くなる。
この巻のあらすじ
クリスマスが近づく御城学園。はじめてのイベントに張り切る冬麻だったが、イブの夜、真霜雪姫が学園に現れるという噂を耳にして、逢うべきなのか逡巡する。その頃S棟に「雪姫の命をもらう」との脅迫状が届いた……
この巻のあらすじ
バレンタイン間近の御城学園、藤倉冬麻の顔色は冴えない。真霜の血、真霜の巫女――実姉である雪姫との再会によって冬麻は自分の持つ力と、真剣に向き合わざるを得ない日がそこまで来ているのを感じていた……。
この巻のあらすじ
柿崎の妹・津々美によって、花の女子校・私立北森学園に拉致されてしまったダメ<トップ3>藤倉冬麻。御城学園で気を揉む都や<パートナー>の泉の気もしらず、津々美の積極的なアタックに流されがちな冬麻だが――
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