構造レビュー 会員 23件
星評価
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
編集部
好きな人にフラれ、別のヒロインに負ける。そんな『負けヒロイン』ばかりに絡まれる不思議な青春コメディ。
概要
編集部
第15回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞を受賞作品で、受賞時のタイトルは『俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか』となっていた。 略称は『マケイン』 メディアミックスとしては、コミカライズとアニメ化がされている。 『このライトノベルがすごい!2025』文庫部門1位を達成。
こんな人におすすめ
編集部
この作品は、誰に対してもおすすめできる作品となります。 万人受けする内容なため、多くの人におすすめできます。
内容・特徴
編集部
一番の特徴は、負けヒロインたちの魅力がかなり詰まっているところになります。 また、各キャラの個性もしっかりしており、ヒロインそれぞれが負けヒロインであるという独特の特徴があり、非常にユニークで面白い作品です。 そんな負けヒロインたちに絡まれるクラスの背景である主人公・温水和彦もいいキャラをしており、登場人物同士のやり取りが非常に面白いです。
著者情報
編集部
雨森たきび 2020年の第15回小学館ライトノベル大賞にて「俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか」でガガガ賞を受賞。 2021年7月に同作を改題し『負けヒロインが多すぎる!』としてデビューした。 豊橋で育ち、金沢で順当に道を踏み外し、現在は九州の片田舎で暮らしている。 本人曰はく「ヒロインでもないのに勝手に負け続けているのは私です」と言っているが、本作を発行しているあたり負けてはいないと思う。
イラストレーター情報
編集部
いみぎむる 兵庫県出身の漫画家兼イラストレーター。 代表作は『この美術部には問題がある』。 2007年の電撃コミックグランプリで受賞し、漫画家デビューしている。
メディアミックス状況
編集部
2022年4月よりコミカライズ版が発表され、現在3巻まで出されている。 2024年7月にはアニメ化を果たした。
受賞歴
編集部
2020年第15回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞を受賞
評価点
編集部
それぞれの登場人物の個性や、掛け合い、悲しみを乗り越えるシーンなど青春群像劇として非常に良いと評価します。 特に登場するキャラがどれも魅力的なところが評価点が高いと言えます。
【おすすめキャラクター】 八奈見杏奈 とにかく愉快なキャラになります。 振られたと思ったら、たまたま居合わせていた温水に愚痴をこぼし、その後奢ってもらうという不思議な知り合い方をした。 また、明るいキャラであり、温水との距離感も非常にちょうどよく、抜けているかと思えば時折まともなことを言う、本当にいそうな女子高校生で、おすすめとなります。
評価が分かれる点・問題点
編集部
登場するメインヒロインは振られることが前提になるため、振られているシーンを嫌う人は少し評価を落とす可能性があります。 しかし、それを乗り越えて新しい楽しみや希望を見出していくヒロインたちなので、そこを見てから判断してほしい内容です。
総評
編集部
ストーリーのテンポが非常に良く、登場人物の個性もしっかりしており、飽きの来ない内容であるため、非常に面白い作品となります。 さらに、アニメ化・コミカライズ化している点からも人気作品であることが伺えます。 また、独特な設定でありながら万人受けする内容となっており、とても高い評価ができます。
ストーリーの説明
編集部
主人公・温水和彦は、立ち寄っていたファミレスでクラスの人気女子である八奈見杏菜が男子生徒に振られているところを目にしてしまう。 そして、八奈見も温水に目撃されていたことに気が付き、温水に愚痴をこぼすことに。 これをきっかけに温水と八奈見は、不思議な関係となる。 さらに、クラスメイトで陸上部の焼塩檸檬や、同じ文芸部の小鞠知花とも関わることが増え、それぞれの振られる現場を目撃してしまう。 そんな負けヒロインたちと織り成す、謎の青春物語。
キャラクターの説明
編集部
温水和彦 クラスの背景であり、クラスメイトや教師からもあまり認知されていない達観ぼっちな高校1年生。 ひょんなことから負けヒロインたちと知り合い、少し変わった日常を過ごしていく。 学校の水道水について詳しかったり、掲示板の読み込みに自信があったりと、変わった情報を持っている。 八奈見杏菜 クラスでも人気の高い明るい女子生徒。 温水とはクラスメイトであり、隣町のファミレスで振られたところを目撃された。 幼馴染の袴田草介に片想いしていたが、姫宮華恋という転校生の友人に取られてしまう。 また、かなりの食いしん坊であり、温水と出会ったときもファミレスで食べすぎたため、お金が足りず借りることとなり、お金返すために弁当を作って返済していた。 本人はダイエットするつもりがあるが、謎の理屈を並べている。 また、何をする部活かも知らずに文芸部へ入部した。 焼塩檸檬 陸上部に所属している明るく元気な女子生徒。 八奈見と同様に温水とはクラスメイトであり、片想いしている綾野光希と温水が話しているのをきっかけに話すようになる。 しかし、綾野には朝雲千早という同じ塾に通う彼女がおり、文芸部の見学に来ていた際に部室でその事実を知ることとなり、勢い任せで入部した。 温水のことは「ぬっくん」と呼んでいる。 小鞠知花 温水と文芸部に所属している控えめで大人しい女子生徒。 人と話すのが苦手で、話す時は大体吃音が混じっている。 文芸部の部長である玉木慎太郎に片想いしており、文芸部の合宿で告白するも振られてしまう。 初めは温水ともまともに話せずいたが、徐々に普通に話すようになった。 また温水と同様、学校の水道水事情に詳しい。 お昼前にはカルキのきつい水道水を飲み鼻を慣らすことで、トイレでの昼ご飯をマシにする工夫をしている。 やや腐り気味。 温水佳樹 温水和彦の妹であり、なんでもこなすパーフェクトな中学2年生の妹。
設定・世界観の説明
編集部
世界観はごく普通の高校が舞台であり、特に特徴がありません。 しかし、キャラ設定やストーリーの内容がかなり独特です。 登場するメインヒロインが全て振られた『負けヒロイン』であること、そして青春コメディではあるがラブコメディでないという点も非常に珍しい。 そのため、他作品と比べて工夫された設定です。
話題性の説明
編集部
話題性に関しては2024年12月現在ではかなり集めていると思います。 7月にアニメ化され、そのアニメも内容がとても良かったため強い人気を集めました。 さらに、『このライトノベルがすごい!2025』において、文庫部門・イラストレーター部門・キャラクター男性部門1位を達成し、キャラクター女性部門では2位とランキング上位を席巻しました。 そのため、話題性は最高潮となっております。
初心者向けの説明
編集部
万人受けしそうな内容で、ライトノベルらしさと透明感ある青春ストーリーの内容が非常に良いです。 その証拠として、このライトノベルがすごい!2025において1位を獲得しています。 それだけ多くの人に愛されている作品のため、初心者が始めに読む作品としても非常に高い評価ができるでしょう。
読後感のよさの説明
編集部
読後感は非常にスッキリしているため、読みごたえがあったと感じます。 振られるというネガティブな印象があるのに、それをいい感じの落としどころとして、綺麗に締めくくられているため、とてもよい読後感となります。
テンポの良さの説明
編集部
ストーリーのテンポはかなり良いと思います。 1章ごとに、内容が非常に分かりやすく、グダグダした感じもなくスッキリとしたストーリーとなっています。 さらに、各章に爆弾が散りばめられており、内容の起伏もかなりあるため、次が気になりついつい読み進めてしまいます。
読みやすさの説明
編集部
万人受けする内容であると前述していた通り、読みやすさも非常によく、その点でも万人受けすると言えるでしょう。 ストーリーのテンポも良いため、とても読みやすい作品になります。
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