お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂
- 著者
- 似鳥航一
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2014-2016
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
浅草の一角で和菓子店・栗丸堂を営む若主人の栗田仁と、和菓子に通じた少女・葵を中心にしたシリーズ。店には昔馴染みや珍客が訪れ、あんみつ、みたらし、若鮎、水無月などの菓子を手がかりに、客同士の行き違い、頼みごと、言い出せない思いが持ち込まれる。栗田は菓子作りと店の営みを通じて人との縁に向き合い、葵の正体や過去に関わる事情にも少しずつ触れていく。三社祭や仲見世通りの空気、季節ごとの菓子、下町に住む人々の往来が重なり、和菓子屋を起点に人間関係と日常の出来事が広がっていく。さらに、葵に関わる過去や富樫の存在が物語の奥行きを与え、店の表の顔と個人の事情が重なっていく。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
難しい和菓子職人の主人公と、それを支える女性の穏やかに進んでいく騒動と恋模様。
編集部
腕は確かだが、なかなか店の切り盛りが上手くできていない主人公のもとへ、和菓子に詳しい女性がやってくる。最初こそは女性に教わることをよしとしていなかった主人公だが、次第に心を開き、2人の関係も進んでいく。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・和菓子が好きな人 ・下町が好きな人 ・和菓子店を舞台にした話を読みたい人 ・さまざまな和菓子が登場する作品が読みたい人 ・主人公が固いタイプの話が読みたい人
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AI分析(あらすじ)
浅草や和菓子店を舞台にした現代和風の日常、店を軸にした人間関係、恋愛要素のある物語に関心がある人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
似鳥航一(にとり・こういち) 東京都在住。 電撃小説大賞で見い出され、電撃文庫にてデビュー。 小説のほかに、ゲーム制作も手掛ける。 ≪代表作≫ ・神様の本 ・佳き結婚相手をお選びください ・懐かしい食堂があります ・この週末、ぼくらは100日だけ恋をする ・心理コンサルタント才希シリーズ
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
わみず イラストレーター、画家。 兵庫県出身、京都精華大学マンガ学部卒。 長年にわたり出版・広告業界を中心に多方面で活躍中。
編集部
下町の和菓子屋を舞台にしてあるが、職人気質の主人公とそれを支える女性の人と人の出会いやつながりも意識された作品である。和菓子に対するそれぞれの思いだけでなく、その強さやしっかりした部分も見えて、物語を面白くさせていていた。さまざまな和菓子の登場と、2人の関係性が進んでいくことで、作品の良さ、下町や和菓子の良さが、さらに強くなっていると感じる。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 各巻登場する和菓子の蘊蓄・うんちくが豊富で、読後に「食べたくなる」。
- 浅草下町を舞台にした人情味のある店舗設定が、物語の土台として好評。
- 和菓子が人と人の縁や店の騒動と結びつき、ほっこりした読後感をもたらす。
- ライトミステリー寄りの軽さと、職人・店の物語が共存し、気軽に読み進めやすい。
- 身近な銘菓から珍しい銘菓まで題材が広く、和菓子好きの知的好奇心を刺激する。
こんな人におすすめ
- 和菓子そのものや、和菓子の歴史・文化の話が好きな読者。
- 下町・浅草の人情もの、店を舞台にした日常系が好みの人。
- 重くなりすぎず、さらっと読める短編連作型の作品を探している人。
- 職人ものや、不器用な主人公の成長を見守るタイプの物語が好きな人。
- 和菓子をきっかけに人間関係が動いていく、ほのぼの系の読み物を求める人。
人を選ぶポイント
- 主人公が若くして店を継ぐ設定や、職人としての描写に「年齢設定とのズレ」を感じる声がある。
- 下町人情・江戸っ子気質の押し付けがやや強く、設定に馴染みにくいと感じる読者もいる。
- 謎解き・ミステリー要素は薄めで、和菓子蘊蓄やキャラクター関係が主役。
- 秘密や家庭の事情を軽率に話す場面など、人物の言動にモヤっと感じる。
- 現代の東京を舞台にした人情話が、やや理想化・ファンタジー的に感じられる。
テンポ・読後感
- 文字が大きく、1話完結型の構成で「軽く読める」「スーッと進む」。
- 初巻はライトミステリー寄りの印象で、巻を追うほどキャラクターの背景や物語の深みが増していく。
- 和菓子一話ごとに短編が並ぶ形式で、気分転換や現実逃避読書向き。
- 全体的に優しい空気感で、嫌な人が少なく穏やかに読める作品。
- 和菓子の季節感や地域差(関東・関西など)が物語に織り込まれ、読みながら文化の違いを楽しめる。
キャラクターへの評価
- 栗田は不器用で真っ直ぐ、人の良さが際立つ主人公として好意的な声が多い。
- 葵は和菓子の知識が深く、天然気味でありながら的確な助言をするヒロインとして人気が高い。
- 葵の背景や秘密が少しずつ明かされていく点が、シリーズを追う動機になっている。
- 浅羽など、主人公をからかいつつも支える悪友・周囲の人物が「いい人ばかり」と評される。
- 師匠や兄妹、地域の人々など、店を取り巻く優しい人間関係が物語の魅力を支えている。
巻一覧
この巻のあらすじ
浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。若い主人は最近店を継いだばかりらしく、栗田仁という。精悍にすぎる容貌で、どこか危なっかしいが腕は確か。 店を応援しようと顔馴染みが紹介したのが、和菓子のお嬢様こと葵だった。可憐な容姿だが、怪しすぎる通り名に警戒する栗田。出会いはいまいちだったが、彼女との出会いが栗田の和菓子を大きく変えることになる。 思いもよらぬ珍客も訪れるこの店では、いつも何かが起こる。和菓子がもたらす、今日の騒動は? ここでは変わらぬ温かい下町の風景が残っている。
この巻のあらすじ
浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。店主の栗田は気風のよい青年で、まだ若いが腕も確か。昔馴染みにも支えられ、それなりにやっていけているようだ。 最近、栗田がそわつくことがあるらしい。どうも、可憐な女性がよく店に訪れるからとか。葵はたいそう和菓子に詳しく、栗田すらその知識に驚くことがあるという。 下町の当たり前の毎日でも、悲喜こもごもはある。この店はそういうことに縁があるようで。二人はなんだかんだで関わることになってしまう。和菓子の優しい味わいがもたらす、今日の騒動は?
この巻のあらすじ
春めく浅草は、今日も多くの人でにぎわう。そんな陽気につられてか、甘味処栗丸堂はどこか落ち着かない。それもそのはず、若主人の栗田に悩みの種が増えたのだ。悪友の浅羽が調べた葵の正体は、栗田の心を揺るがすことに。自分は葵をどう思っているのか──決断を迫られていた。 そんな栗田の気持ちも知らず、店には次々と面倒事が舞い込んでくる。お調子者の由加のあんみつ取材は、思いもしない方向へ。志保のいとことのいさかいに、みたらし団子が関わってきて。 和菓子が育む縁は異なもの味なもの。やさしい味わいがもたらすそのてんまつはいかに?
この巻のあらすじ
下町情緒が色濃く残る浅草で、和菓子がとりもつ乙な縁。それはすでに別ちがたいものに。
三社祭の活気にまぎれて忍び寄る不穏な影。葵の笑顔の裏に秘められた過去を、栗田は垣間見てしまう。それは何人もの人生を狂わせた、重苦しいものだった。 栗田は思い悩む。葵との出会いはひょんなことから。それは和菓子がとりもつ乙な縁。だが、いまやかけがえのないものになっている。願わくはともに歩んでいきたい。ならば、まずは囚われた過去から彼女を救わなければいけないと。 決意を新たにする栗田だが、まわりは放っておいてくれないようで。店には和菓子にまつわる奇妙な依頼が変わらず舞い込んでくる。はてさて今日の騒動は?
この巻のあらすじ
涙も笑いもすべて受けとめて。人をつなぐ和菓子の物語、完結
浅草に夏がやってきた。和菓子は涼を求められる季節である。水無月、氷室、若鮎。そのうちのひとつ、清流の美を表現する若鮎を作ることになった栗田。これが富樫との思いもよらぬ邂逅をもたらす。はたして、彼の真意とは? いっぽう、若者の季節の到来に、それぞれの想いが交錯する。栗田は彼女らの想いを受けとめ、応えていくために奮闘するのだった。 葵に影のようにまとわりつく過去の亡霊、富樫と決着をつけるべく。 かけがえのない時をともに歩んできた由加が、新たな一歩を笑顔で踏み出せるように。 物語はいよいよ佳境へ。
星評価・感想
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