全ての人間が異能を持つ現代を舞台に、声で人を殺してしまう少女・もみ子と、その声を聞いても死なない少年・瀬人日を中心に進む物語。瀬人日は、もみ子に「友達になってください」と迫られる関係の中で世界の真実を知り、学校内で対立する宮色梶派と郡島派の抗争や、周囲で起こる事件へ巻き込まれていく。もみ子は人を助けられたら死んでもいいという考えを抱え、瀬人日は彼女の事情を受け止めながら危険な日常へ踏み込む。さらに、行方不明だった父の帰宅をきっかけに家庭の事情も動き出し、誰かを始末しなければ生き残れないという条件が加わる。個人の異能が対人関係と生存条件に直結する世界で、学園の派閥争いと家族の問題が並行して進む。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 異能学園バトルの土台に、声で人を死に至らせる少女や感情が逆転した人物など、強い設定が並ぶ。
- 物騒な題材のわりに、軽妙な掛け合いや少し抜けた空気が差し込まれて読後感に独特さが出る。
- ニイコ、もみ子、稲子、田中など、印象に残るキャラが多く、推しが分かれやすい。
- 伏線や能力設定の一部に光るものがあり、ハマる人にはキャラと世界観が刺さる。
- 予想外の展開や急な方向転換があり、先が読めない勢いを楽しめる。
こんな人におすすめ
- ダークめの異能バトルや学園ものが好きで、殺伐とした空気も受け止められる。
- キャラ同士の掛け合い、ヒロインや妹キャラの存在感を重視して読。
- 設定の粗さより勢いと雰囲気を優先して楽しめる。
- 重い題材でも、少し軽さのある語り口が混ざる作品を好。
- 先の読めない展開や、賛否が分かれそうな作品に興味がある。
人を選ぶポイント
- 設定の詰めの甘さや説明不足が目立ち、筋立てに納得しにくい場面がある。
- 展開が急で、真相や関係性の変化が唐突に感じられる。
- 物語の重さに対して切迫感や説得力が弱く、軽く見えてしまう箇所がある。
- 主人公の言動や態度が合わず、苦手に感じる読者がいる。
- もみ子の出番や扱いに物足りなさを覚える声がある。
テンポ・読後感
- 序盤から引きは強く、次々に事態が動くテンポ重視の進み方。
- かなりシリアスで凄惨な空気がある一方、会話の軽さが混ざって印象が揺れる。
- 戦闘一直線というより、サバイバル要素や心理面が前に出る。
- 予想外の急展開が多く、落ち着いて積み上げるより勢いで押すタイプ。
- 読後はすっきりよりも、重さや引っかかりが残る。
キャラクターへの評価
- ニイコは出番の多さや健気さで強く支持され、ヒロイン視点で推されやすい。
- もみ子は能力の強さと存在感の薄さが同時に語られ、扱いに惜しさが残る。
- 稲子は男前さや可愛さで好感を集め、主人公以上に評価されることがある。
- 主人公は流されやすさや言動の荒さで賛否が分かれ、苦手意識も出やすい。
- 田中や父親まわりは印象的で、感情の反転や家族関係の重さが記憶に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
【SD名作セレクション(テキスト版)】全ての人間は異能を持っている。『声で人を殺してしまう少女』、もみ子に出会った瀬人日(せとか)は、そんな世界の真実を告げられてしまった。「わたしと、友達になってください」「……」「わたし、こんなんだから、人を助けられたら、もぉ死んでもいいから」もみ子の声を聞いても死なない唯一の人間らしい瀬人日は、もみ子に付きまとわれる日々を送ることになってしまう。そして、瀬人日が世界の真相を知った途端、降りかかってくる事件の数々……。学校では『宮色梶(みやしきかじ)派』と『郡島(こおりじま)派』という二つの組織が抗争を繰り広げているらしく、瀬人日が巻き込まれることで争いは三つ巴に展開していき……?※この商品にはイラストが収録されていません。
この巻のあらすじ
【SD名作セレクション(テキスト版)】街に平和な日常が取り戻されていたある日、今まで行方不明であった父が瀬人日(せとか)たちの家へと帰宅する。瀬人日は、父との共同生活を続けていく内、家庭の中で自分の居場所が失われていく感覚に苛まれ、ある日、父に向け荒んだ気持ちをぶつけてしまう。「あまりにもアンタの帰宅は不可解だ。この何年も何年も、俺たちを捨ててどこにいってやがった」それに対し、父が返した言葉は、瀬人日にとってあまりにも非情な運命を示すものであった。「お前はこれから、誰かを始末せねば生き残れない」と。※この商品にはイラストが収録されていません。
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