『あくまでも探偵は』は、現代の街を舞台に、高校生の語り手と優等生の森巣が事件を追う青春ミステリシリーズ。森巣は頭脳明晰で眉目秀麗だが、SNSを使って謎を追う探偵としての顔を持ち、語り手はその素顔に触れながら行動を共にする。物語は、動物の不審死、配信を介した強盗、暗号、投げ銭、誘拐、爆弾魔など、日常の外側にある出来事を手がかりに進む。事件の解明と並行して、二人の距離感や森巣の立ち位置が揺れ動く。続巻でも同じ中心人物を軸に、街で起こる事件と関係性の変化が積み重ねられていく。もう一冊は同じ系列の物語として、助手の不在を示す副題が付く。続編は本編の流れを引き継ぐ。こちらの巻では、被害者不明の誘拐事件や爆弾魔の存在が前面に出る。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 高校生バディの掛け合いが強い推進力になっている。
- 事件の見せ方が派手で、短編ごとの引きが強い。
- 森巣の二面性や危うさがキャラの魅力として印象に残る。
- 平の青臭さや真っ直ぐさが、物語の感情面を支えている。
- 連作として読むほど、二人の関係の変化が楽しめる。
こんな人におすすめ
- 青春ミステリやバディものが好きな人。
- 事件解決だけでなく、関係性の変化を追いたい人。
- 毒のある優等生キャラや、善悪の境界が揺れる人物像に惹かれる人。
- 連作短編をテンポよく読みたい人。
- ライトノベル寄りでも、ややハードな空気を求める人。
人を選ぶポイント
- 平の理想論や青臭さが合わないと、感情移入しにくい。
- 森巣のやり方はかなり危うく、倫理面で引っかかりやすい。
- 謎解きの厳密さより、関係性や空気感を重視する作り。
- 展開が急に感じられる箇所があり、置いていかれることがある。
- 事件や人物配置に現実離れした印象を受ける場面がある。
テンポ・読後感
- 読みやすく、短編単位でテンポよく進。
- 軽快さの中に不穏さが混じる。
- 途中から感情を揺さぶる展開が強まり、後半は一気に加速する。
- 青春の甘さより、痛みやすれ違いが前に出る。
- すっきり終わるより、続きが気になる余韻を残す。
キャラクターへの評価
- 森巣は頭脳明晰で魅力的だが、毒や危うさも強く、目が離せない。
- 平はお人好しで真っ直ぐだが、その青さが物語の温度を作っている。
- 二人は対照的で、ぶつかりながら距離を縮める関係として読まれている。
- 森巣の裏の顔や本音が少しずつ見える構成が好評。
- 平が森巣を引き止めようとする姿勢に、友情以上の強さを感じる読者が多い。
巻一覧
この巻のあらすじ
この優等生、危険ーー!
「謎を解けば、金になる」 「悪党が這いつくばるのは気分がいい」 そんな彼の相棒候補はーー平凡な僕!?
クールでPOPな高校生バディ、令和の青春ミステリはここから始まる!
☆☆☆
「森巣、君は良い奴なのか? 悪い奴なのか?」 平凡な高校生の僕と頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣。 タイプの違う二人で動物の不審死事件を追いかけるうちに、僕は彼の裏の顔を目撃する。
その後も、ネット配信された強盗と隠された暗号、 弾き語りする僕に投げ銭された百万円と不審なゾンビ、と不穏な事件が連続。
この街に一体何が起こってるんだ!? 令和の青春ミステリの傑作!
この巻のあらすじ
最高のパートナー でもきっと、永遠じゃない
「謎を解くのは金のため」 うそぶく探偵といられる未来はーーまだ見えない。
青春に心が砕け散るミステリ
ーーー
「大人の世界に、名探偵の居場所はない」 頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣の裏の顔は、SNSを駆使した謎の探偵だ。 その心が善にも悪にも近しいと知るのは僕しかいない。
被害者不明の誘拐事件に目的不明の爆弾魔。 頻発する事件を頭脳で解き明かすうち、 森巣は本物の刑事に容疑者として追われることとなる……。
たどり着く結末に叫びが漏れるーー青春ミステリはここまできた。
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