Mのフォークロアは、現代の学校とオンラインRPG「QO」を結び、怪異や集団昏睡事件の原因を追う現代伝奇シリーズ。中心人物は高校生の鶴見圭吾で、妹が被害に遭ったことをきっかけに、民俗学者の間宮むつき、スクールカウンセラーの仲根、美少女の教祖・真劫院くらららと関わっていく。修学旅行の班行動や京都の街、カルト教団「却光の道」の集会潜入など、日常の延長にある場面へ異変が入り込み、事件の調査と圭吾をめぐる人間関係が並行して広がる。オンライン上の動きと現実の事件が接続され、民俗学と学園生活が同じ土俵で扱われる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- MMOや都市伝説を入口にしつつ、民俗学・民間伝承の空気を前面に出した題材。
- 事件の仕組みやコミュニティ、信仰、個人の関わりを考えさせる重めのテーマ。
- ラノベらしさよりも、少し硬質で独特な読み味を楽しめる構成。
- 会話や設定に、後のラノベ的トレンドを先取りしたような要素を感じる。
- 1巻時点でも、続きが気になる引っかかりは残る。
こんな人におすすめ
- ゲームものより民俗学・伝承寄りの雰囲気を読みたい人。
- いつものラノベの軽さより、少し考える余地のある作品が好きな人。
- 設定の強引さや粗さも含めて、独特の企画感を楽しめる人。
- 1巻で全部を回収しきらなくても、続巻で見たい人。
- 地味めでも雰囲気重視の作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 展開や設定が強引に感じられ、納得感が弱い場面がある。
- キャラクターの動機づけが薄く、物語の説得力に欠けると受け取られやすい。
- 事件の見せ方や仕掛けが迂遠で、すっきりしない印象が残りやすい。
- 1冊だけでは全体像がつかみにくく、不完全燃焼になりやすい。
- ラノベらしい派手さや分かりやすい盛り上がりを期待すると肩透かしになりやすい。
テンポ・読後感
- じわじわ進む重めの空気で、派手さよりも設定と背景を追う読後感。
- 都市伝説風の導入から始まり、全体はやや地味で硬質。
- 事件の構造や意図を考えながら読むタイプで、軽快なテンポではない。
- アンバランスさや迂遠さが目立つ一方、独特の味として受け取る声もある。
- 1巻単体では消化しきれず、モヤっとした余韻が残る。
キャラクターへの評価
- キャラクターの行動理由が見えにくく、感情移入しづらい場面がある。
- ヒロイン候補の印象が薄い一方、2巻以降の登場人物に惹かれる声もある。
- 叙述やミスリードの扱いに引っかかりを覚える読者がいる。
- 人物よりも、コミュニティや信仰との関係のほうが印象に残りやすい。
- 最近のラノベらしい要素はあるが、人物造形はかなり癖がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
それで、君はヤツに食われちゃったクチ? オンラインRPG「QO」のプレイヤーが「聖徳太子」の顔に見える謎の雲に遭遇した直後、集団昏睡を引きおこす事件が発生! 妹が被害者となった鶴見圭悟は、原因を解明するべく奔走する。だがその過程で出会うのは、男子生徒をまどわす「スクールカウンセラー」の仲根、なぜか美少女の「教祖」真劫院くららに、口は悪いし性格もアレだが絶世の美貌を持つ「民俗学者」の間宮むつき! 味方はむつきだけという逆境で、圭悟は事件の真相に迫れるか? 青少年の教育上よろしくないヒロイン・間宮むつきが暴走する「Mのフォークロア」爆誕!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
恋の火花が炸裂!? 京都修学旅行編!
「据え膳食べないのは、男の恥だよ?」愛香は圭吾に迫り、関係を深めようとしていた。しかしオトナの女性陣、むつきや仲根が恋路を阻み、修学旅行で同じ班になった河合留亜も圭吾のことを…!? 怒濤の修学旅行編!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
「却光の道」編、堂々の完結!
カルト教団「却光の道」の大規模集会が開催されると聞きつけた圭吾やむつきたちは、潜入を決意する。そんななか、オンラインRPG「QO」をめぐって再び怪しい動きが……。「却光の道」編、堂々の完結!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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