死後に異世界へ転生したヒカルが、ローランドの肉体を得て動き出す長編ファンタジー。舞台は、冒険者ギルド、教会、王国、中央連合アインビスト、海洋国家、巨大ダンジョンが入り混じる剣と魔法の世界で、主人公はシルバーフェイスとして各地の事件や交渉、探索に関わる。物語は王位継承争い、種族同盟の事情、戦争と停戦、魔術の手がかり、世界を渡る術、日本側の人物との接点まで広がり、国境や迷宮をまたいで展開する。ヒカルの周囲にはフレア、ジルアーテ、ラヴィア、ゲルハルト、ルヴァインらが関わり、ダンジョン攻略だけでなく、遺物の回収、護衛、調査、外交的な依頼が積み重なる。個々の事件は独立しつつ、異世界と日本の往来や大迷宮の存在が全体の軸としてつながっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 隠密・暗殺を軸にした立ち回りが強く、正面戦闘だけではない攻略の見せ方がある。
- 主人公が影から動きつつ、周囲の状況を少しずつ変えていく流れが読みどころになっている。
- チート感と安心感があり、細かい理屈より勢いで気持ちよく読める。
- 書籍版ならではの追加・再構成で、Web版既読でも違いを楽しめる。
- ダンジョン攻略、政争、村や故郷の問題など、巻ごとに舞台が広がっていく。
こんな人におすすめ
- 隠密系・暗殺系の主人公が好きな人。
- なろう系のチート感や無双感を気楽に楽しみたい人。
- ヒロインとの距離感やハーレム寄りの展開を受け入れられる人。
- Web版と書籍版の差分を読み比べたい人。
- 先の展開を追いながら長く楽しめるシリーズを探している人。
人を選ぶポイント
- 設定や説明に巻ごとの揺れがあり、作り込みの粗さが気になる場合がある。
- ランクや強さの見せ方が単純で、細部の整合性を重視すると引っかかりやすい。
- ヒロインの扱いが好みを分けやすく、キャラ変更や出番の配分に不満が出やすい。
- 期待していた展開と書籍版の構成が違うと、肩透かしに感じることがある。
- 日本側の事情が絡む場面は、能力を活かしにくくテンポが落ちやすい。
テンポ・読後感
- 序盤から事件が続き、ダンジョン、政争、村の危機へと次々に場面が切り替わる。
- 戦闘は隠密らしいえげつなさと、派手な山場の両方がある。
- 全体の手触りは軽快だが、巻によっては説明や再構成の影響でやや重さも出る。
- 先の展開を匂わせる終わり方が多く、続きへの引きが強い。
- 物語が進むほど世界が広がり、主人公が表に出る場面も増えていく。
キャラクターへの評価
- ヒカルは自信家でぶれにくく、影から状況を動かす主人公として受け止められている。
- 隠密・暗殺の適性が高く、戦闘でも「見えない強さ」が印象に残っている。
- ヒロインは一途さや健気さが評価される一方、テンプレ感や扱いの薄さが気になる声もある。
- ジルアーテやラヴィア、ポーラは物語を動かす存在として見られ、関係性の変化が注目されている。
- 一部の脇役や強敵は、ランクや立場のわりに小物っぽく感じられることがある。
巻一覧
この巻のあらすじ
交通事故で命を落としたヒカルは、
天界で魂の裁きを受ける列に並んでいた。
ほとんどが上の空という行列だったが、
意識を取り戻したヒカルは列から外れてしまう。
そこで見つけたのは死者が死者をいたぶるといういじめ。
腹が立ったヒカルは、いじめられていた青年と目が合い、
反撃の一手を与えることに成功する。
青年と別れたヒカルは、その機転と、行動力を認められ、
明らかにこの場にそぐわない「貴族」ふうの少年に声をかけられる。
その少年、ローランドが言うには、「ある頼み事」を聞いてくれれば
異世界にあるローランドの肉体に転生させてくれるというのだが―――。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。
シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。
挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
国の策謀からラヴィアを救出し、王都に戻ってきたヒカル達。
ヒカルはアリバイを作り、ラヴィアは変装して更に「気配遮断」を使うことで
二人は「伯爵令嬢の失踪事件」の疑いから逃れていた。
これまで閉じ込められていたラヴィアは見るものすべてに感動して、
街の中を大はしゃぎで観光し、ゆったりと過ごしていた。
そんな折、一人の男が大慌てで冒険者ギルドに駆け込んできた。
「惑わせの森」と呼ばれるダンジョンが暴走し、
大量の魔物があふれだして村が壊滅の危機にあるという。
一刻も早く兵を向かわせてほしいと訴えるが、そこは辺境の小さな村。
国が取った対応は「放置」という残酷なものだった。
奇しくもその村・メンエルカはポーラ達の故郷。
国の対応に憤ったポーラ達は、救援のために故郷へ向かうのだが――。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。
シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。
挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
火龍が国王の退位を迫ったことで、ポーンソニア王国は混乱の最中にあった。
そんな中、ジルアーテという冒険者の少女が王命で捕らわれてしまう。
ジルアーテはポーンソニア王国の南に広がる自治区
「中央連合アインビスト」の先代盟主の娘だった。
アインビストでは多数の種族が集まって同盟体制を築いており、
「選王武会」で優勝した者を盟主として任命し、自治を行っているという。
中でもジルアーテは竜人族という特別な種族であり、
アインビストに集まる種族の中でも忌み嫌われている不遇の立場だった。
フレアからそのことを聞いたヒカルは、竜人族という種族に興味を抱き、
ジルアーテに会いに行くことにするのだが――。
三上 康明(みかみやすあき):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。
挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
アインビストから再びポーンソニア王国へ戻ってきたヒカルは、
無実の罪を着せられているラヴィアに
堂々と日の下を歩けるようになってほしいと強く思い始める。
次期国王の継承争いで混乱している今ならば何か方法があるかもしれないと考え、
ヒカルは王宮内に忍び込み、王女クジャストリアと接触する。
そこで知ったのは、クジャストリアがローランドの知り合いだったという事実。
さらに、クジャストリアが王の座につくためには
三家ある公爵家すべての賛成が必要なのだという。
しかしそのうちの一つ、ナイトブレイズ家の次期当主は
原因不明の病に伏せており、執務もままならないらしい。
ローランドの縁もあり、手を貸すことにしたヒカルは、
病の原因を確かめるために公爵家に向かうのだが――。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。
シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。
挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
ポーンソニア王国の跡目争いに決着をつけたヒカルは、
王都の衛星都市ポーンドに戻っていた。
騒動の最中でヒカルが「シルバーフェイス」であると気づいた
ギルドマスターのウンケンは、ある意味命の恩人のヒカルのために、
持てる技術の全てを教え、修行をつけることで恩返しに変えた。
そしてウンケンの指導の「卒業試験」としてヒカルに告げられたのは、
ダンジョンにて実践を積むことだった。
一方、ジルアーテもまた、アインビスト連合の盟主ゲルハルトから
とある「試験」を伝えられる。
それは聖ビオス教導国にあるダンジョン『魔錠の迷宮』に存在する
水の精霊魔法石を取ってくるというもの。
水が貴重なアインビストでは大きな利益となり、
ジルアーテの実力を知らしめることができる。
偶然か運命か、ヒカルとジルアーテは再び同じダンジョンに集うことになり――。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。
シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。
挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
クジャストリアの協力を得て、日本とこの世界をつなぐ、「世界を渡る術」を完成させたヒカル。あとは精霊魔法石さえ確保すれば、日本への帰還が叶う状況になっていた。しかし、念願の帰還方法を見つけたヒカルは日本とこの世界のどちらが良いのか迷い、考え込んでいた。安全が確保され、欲しいものがすぐに買える日本。もしくは、危険はあるが夢もあるこの世界。悩むヒカルは、ある日同じ日本人であるセリカと偶然出会う。その頃、ポーンソニア王国ではとある奇病が流行り始めていた。体中に黒い斑点が現れ、やがては死に至る病。さらに、タイミングよく患者の元を訪れたビオスの教会関係者は、莫大な金を払えば特効薬を与えると言う。なんともきな臭い話に、ポーラ達は秘密裏に治療しようと動き始めるのだがーー。
この巻のあらすじ
クインブランド皇国の軍勢がビオスの国境を侵し、戦争が始まった。
その隙を突いて中央連合アインビストの精鋭がビオスの聖都アギアポールへと迫ると、新教皇の座に就いたルヴァインは手を尽くして停戦へと持ち込もうとした。それが功を奏して、多くの血が流れずに済んだのだが、アギアポールにさらなる災厄が降りかかる。夜な夜な、アンデッドモンスターが街のいたるところに出現するというのだ。
ルヴァインはシルバーフェイスにこの事件の調査を依頼するのだが、話を聞きつけたアインビスト盟主のゲルハルト、それに副盟主のジルアーテもまた調査に参加したいと言い出した。
しかし、この事件にはどうやら逃亡中のランナが関わっていた。再び立ちはだかる宿敵・ランナ。対決の行方はいかに――――!?
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。
2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。
シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」
「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
この巻のあらすじ
「やだ、絶対にやだ、もうアイツとは関わりたくない」とヒカルが感じていた相手、それはこの世界に絶大な影響力を及ぼす教会組織のトップ、新教皇ルヴァインだった。教会における千年を超える因縁を解決したヒカルを見込んだルヴァインは、再度「難題」を依頼した。現在、国境を越えて攻め込んで来ているクインブランド皇国へと教皇自らが赴き、皇帝と停戦交渉をするつもりなのでその「護衛」を頼むというのだ。戦争が終わるのならば自らの命と引き換えになっても構わない、と覚悟しているルヴァインをヒカルは無視することができなかった。たとえルヴァインがヒカルの同情心を利用しているとわかっていたとしてもーーー。
この巻のあらすじ
教会に端を発した災厄や戦乱は「シルバーフェイス」の働きで解決を見た。ヒカルたちはつかの間の休息を楽しんでいたが、「世界を渡る術」によって日本に渡ったセリカたち「東方四星」の問題を解決しなければならない。毎月1回、日本とこちらをつなぐ亀裂を開くのだが、そのときセリカが投げ込んできたスマートフォンには動画が収録されていた。セリカが話すことには日本ではすでに彼女たちが「異世界人」であることがバレており、異世界とつながるゲートについては世界が注目しているのだという。さらに、動画にはヒカルの先輩である葉月の声も入っていた……彼女はヒカルに問う。ヒカルが生きていることを、両親に伝えなくていいのか、と。
この巻のあらすじ
各地にダンジョンが出現し、世界には混乱がもたらされた。だが、冒険者たちにとっては財宝と名声を手に入れる絶好のチャンスだった。とはいえヒカルは通常運転。次はいつ日本に行こうかな……などとのんびりしていた。そんな時に、国境付近に出現したダンジョンに、ヒカルのよく知る冒険者ギルド受付嬢フレアが派遣されることになった。いくら調査のためとはいえ、危険が多そうなので、ヒカルは彼女の護衛の任務に就こうと手を挙げた。ダンジョンへ向かう途中に出くわしたのは隣国の冒険者ギルド受付嬢アンジェラと、ランクAパーティー「灼熱のゴブレット」。アンジェラとフレアは過去の受付嬢基礎訓練の時に因縁があり、火花を散らすのだがーーー。
すべての巻を見る(全18巻)
この巻のあらすじ
日本へと戻ったヒカルとラヴィアを、突然カメラのフラッシュが捉えた。「東方四星」と同じマンションに偶然住んでいた新聞記者、佐々鞍綾乃との出会いである。彼女に撮られた写真を取り上げようとしたヒカルだったが、あまりに記者としてポンコツな彼女が気の毒になり、写真を消すのと引き替えに「隠密」を駆使して彼女にスクープネタを渡すことにする。それは現職の大臣と政治家秘書が絡む、大規模な汚職事件だった。一方、ヒカルと入れ替わりにポーンソニア王国に戻った「東方四星」はポーラと合流するのだが、こちらでも予期せぬ大問題が起きていたのだった。
この巻のあらすじ
想像もしなかったなりゆきで、たったひとり異世界のとある場所へと戻ってしまったヒカル。そこは存在自体が「おとぎ話」とも言われるようなダンジョン「ルネイアース大迷宮」だった。ヒカルをここに連れてきた張本人であるソアールネイ=サークは、今いる場所がちょうど大迷宮の中間であると言い、さらに深く潜れば「魔術の真髄」を見ることができると促すが、ヒカルは日本にひとり残したラヴィアが心配で、地上を目指す。大迷宮は自然を模した巨大空間になっており、ヒカルはそこでさまざまな生き物と宝箱を発見することになる。その大迷宮にはモンスターを討伐するべく獣人王ゲルハルトが先遣隊を率いて乗り込んでいたのだった。
この巻のあらすじ
大人気シリーズ13弾新章突入! ついに真実にたどりつく? 世界が変わる、その先にあるものとは? コミカライズも大好評!
存在自体が伝説とも言われている「ルネイアース大迷宮」が復活した。 その第37層から脱出してポーンソニアの王都に戻ったヒカルは ポーラと合流できたが、日本に残されたラヴィアに再会するために 発動させた「世界を渡る術」は、失敗してしまう。 そんなヒカルたちの前に現れたのはマンノームの3人組。 彼らはヒカルとポーラをマンノームの隠れ里へと案内するのだが、 その里は外界から隔絶された大洞窟の果てにあった。 マンノームは「ソウル」のエネルギーを利用してきた一族であり、 「魔力」の利用は最小限にとどめるべきと主張していた。 「世界を渡る術」はサーク家の魔術、 つまり大迷宮の復活によって妨害されているらしかった。 ヒカルはその妨害を阻止するために新たな戦いを挑むのだが…。 一方、「ルネイアース大迷宮」に大きな動きがあった。 ソアールネイ=サークによって、 大迷宮が周囲の魔力を莫大に消費し始めたのだ。 これは「ソウル」の真理を追究するマンノームも 感知するところとなり、大騒ぎになる。 このまま魔力消費が続くと世界のバランスが崩れるといい、 その「ソウル」と「魔力」の争いこそがマンノームと サーク家との争いの歴史でもあった。 ヒカルは状況を確認するべく、マンノームの里を抜け出して 迷宮のある聖都アギアポールへと向かう。 そこで見たのは、宙に浮かぶ巨大な島…… 「大迷宮」が空中に浮かんでいたのだった。 「ルネイアース大迷宮」が「世界を渡る術」の発動を 妨害しているのならば、ヒカルはなんとしてでもソアールネイに会って、 妨害を阻止しなければならない。 そしてラヴィアとの再会を果たすのだ。 ヒカルは教皇ルヴァインやアインビスト軍副盟主のジルアーテと協力しつつ 浮遊島となった大迷宮へと渡る手段を探すのだが……。
この巻のあらすじ
「再会」に立ちはだかる壁とは? 時空を超えた二人の運命は? 大人気シリーズ最新刊! 大迷宮が空を飛ぶ!?
日本に取り残されたラヴィアと離ればなれになったヒカルは、 ソアールネイ=サークをつかまえて「世界を渡る術」が また使えるようになるよう要請するつもりだった。 だが彼女のいる「ルネイアース大迷宮」は空へと浮かび上がり、 ヒカルは大迷宮に侵入する手段を求めてポーンソニア王国へと戻った。 一方、ラヴィアは「世界を渡る術」のための魔力結晶を手に入れたのだが、 騒音が大きいこの魔術を実行できる場所を探していた。 新聞記者の日野に相談すると、 彼が手配してくれたのは国立大学の研究施設だった。 ラヴィアと「世界を渡る術」の存在を科学者たちに知られることになってしまうが、 ラヴィアはにとってはヒカルと再会すること以外に重要なことはなかった。 また、ヒカルはポーンソニア王国で、女王クジャストリアの目の前で 火龍を呼び出すことに成功する。 ヒカルはかつてこの火龍の背に乗って空を飛んだことがあった。 火龍は人の世には干渉しないと言って協力を渋るのだが、 最後は折れ、ヒカルに空を飛ぶためのアイテムを与えた。 火龍が再出現して大混乱に陥るポーンソニアの王都で、 ヒカルは「東方四星」の4人と合流する。 「ルネイアース大迷宮」に再度挑むことはあまりにも危険であり、 「東方四星」を巻き込みたくないヒカルだったが、4人は絶対についていくと言い、 結局、ポーラも含めて6人で空を飛ぶ大迷宮へ挑むことになった。 その間にも「ルネイアース大迷宮」は北へと向かって空を進んでいるのだが ……その先になにがあるのかと言えば、それは「マンノームの里」だった。 ソアールネイは憎い敵が住む里の位置を知り、迷宮ごと移動しているのだった。 里から抜け出していたマンノームのグランリュークとヨシノは、 「ルネイアース大迷宮」の接近を伝えるために里へと戻ったのだが、 危険を察したマンノームの里にも大きな変化があり、 そこには初めて見る高い塔がそびえ立っていた。 ふたりは大迷宮の報告をすることも許されず、 里のはずれに幽閉されてしまう。
この巻のあらすじ
聖都へ向かう旅で出会った老女には、恐るべき秘密が隠されていた。ドワーフの国で今、何が起きている? コミック連載も絶好調!
「ルネイアース大迷宮」とマンノームの隠れ里との攻防戦は、 いったん停戦となった。 大迷宮は大きく損傷して地中に沈み、マンノームたちもまた 自分たちのソウルと引き替えに決戦兵器を使用したために全員が昏睡状態となってしまい、 戦いを続けることができなくなったのだ。 一方、ヒカルは、最初にこの世界に降り立ったポーンドの街に戻ってきていた。 急に姿を消したヒカルに対して冒険者ギルドのメンバーは興味津々だが、 それをうまくはぐらかし、ラヴィアが住んでいた旧モルグスタット伯爵邸を探るほか、 ホットドッグを食べたり、いなせなエルフの武器工房を訪問したりと、 この地で知り合った人々と旧交を温めていた。 一方、ヒカルが「ルネイアース大迷宮」で手に入れた、 やたらと軽くて大きい不思議な盾。 ヒカルは衛星都市ポーンドでドワーフのドドロノに鑑定してもらおうとしたが、 どうやらそれは歴史ある逸品らしく、ドドロノの故郷であるドワーフの国 『刻冶鐵国』に運ぶことになった。 刻冶鐵国は、教会の総本山がある聖ビオス教導国のさらに西方にあり、 ヒカルたちとともに戦ったパーティー「東方四星」はビオスの首都である 聖都アギアポールにいるはずだった。 ヒカルはラヴィアとポーラ、ドドロノとともにアギアポールに向けて 出発するのだが、途中で、ドドロノの知り合いで同じくアギアポールを 目指す老女タリスに出会った。 タリスは海洋国家であるヴィレオセアンの出身で、海とともに生きた老女であり、 旅の道連れとしてともに聖都アギアポールへと向かうことになる。 連絡がつかない「東方四星」は心配だが、「ルネイアース大迷宮」での激戦を思うと、 のんびりした旅を楽しむつもりのヒカル。 しかし刻冶鐵国で内乱が起きているとの情報がもたらされ、 さらには老女タリスのとてつもない秘密を知ることになるのだった……。
この巻のあらすじ
ドワーフの国が大混乱! 隠密少年の最終手段とは? 歴史が変わる瞬間を目撃せよ! コミックも大好評な大人気ファンタジー!
鍛冶と酒を好むドワーフたちの国「刻冶鐵国」。 ヒカルは国宝であるという「真祖の盾」をドワーフに返還するために やってきたのだが、国中が混乱のさなかにあった。 ドワーフにとって神にも等しい存在であるブリギッドは芸と技を司る存在であり、 はるか昔にあらゆる金属を鍛錬する「真祖の炉」をドワーフにもたらし、 ドワーフはこれを元に刻冶鐵国を開国したのだった。 ブリギッドは千年以上を経て今なお実在しており、 時にドワーフたちを導いていたのだが、ある日「真祖の炉」の炎を 「ドワーフ12氏族のうち1氏族にだけ与える」というメッセージを発したため、 勢力争いの種となった。 さらに混乱に拍車を掛けたのが彼らを襲った大災害だった。 突如ドワーフの国「刻冶鐵国」を襲った大地震。 生まれ故郷の刻冶鐵国を訪れたドドンノ、ドドロノ兄弟の身を案じていたヒカルは、 国内に入ってふたりを救い出そうとするが、 国中が想像以上の混乱に陥っていた。 ドワーフたち12氏族は疑心暗鬼になり、 大地震が起きたにもかかわらず武器を納めることなく私兵を展開して争っている。 ドワーフにとっては、それほどまでにブリギッドにもたらされた 「真祖の炉」は重要なのだが、大きな災害に遭って 生命の危険が迫っていても氏族間で「炉の火」を巡って勢力争いを していることに、ヒカルは違和感を覚える。 案じていたドドロノたちは無事だった。 実は、彼らは有力氏族直系の息子であり父が病で危篤という状態だ。 ヒカルは国の外へ逃げようと提案するが、兄は国に残ると言い、 弟には出国を促している。 なぜここに残らねばならないのか、割り切れない思いを抱くヒカル。 ヒカルは混乱の中心地で、火龍やタリスのような 既存の生物の枠組みを超越している存在であるブリギッドに出会う。 ブリギッドもまたヒカルに、ヒト種族らしからぬ異質さを感じ取っていた。 巨大な存在であるブリギッドと対峙し、 ヒカルはドワーフの国を破壊しようとする元凶と、 ドワーフという種族に根を張った深い問題に直面する。
この巻のあらすじ
新たな地球からの転移者!? 「毒」の正体? 美術品盗難事件が続発! ヒカルたちを新たな試練が襲う。コミック版も大好評!
ドワーフの国で、ヒカルは超越者ブリギッドと死闘を繰り広げた。 彼を倒したことで一件落着かと思われたが、 ドワーフの12氏族は分裂してしまう。 国を出る氏族を受け入れてもらうため、ヒカルは聖ビオス教導国を訪れる。 交渉はまとまったものの、その見返りとして教皇ルヴァインからの 依頼を受けるが、それは海洋国家ヴィレオセアンで開催される オークションに出品するため、 教会所蔵の美術品を運んでほしいというものだった。 無事に任務を果たしたヒカルたちは、 風光明媚なヴィレオセアンに滞在していると、 美術品の盗難事件が相次いでいることを知る。 そんな中、ヒカルはオークションで、 明らかに日本からの転移者が作ったと思われる石像を落札するが、 直後に目の前で何者かに石像を盗まれてしまう。 その犯人は「フェニックス」と名乗ったが、 彼女もまた、ブリギッドと同じくこの世界のルールを 逸脱した存在である「超越者」だった。 フェニックスはヒカルと対峙するうち、ヒカルに重要な情報を与える。 「海は穏やかになったが、『死』が蝕んでいる」とーー。 奇しくもヴィレオセアンの港湾都市は、凶暴なモンスターが姿を消したことで、 かつてない豊漁に沸いていた。 しかし、遠洋には「毒」が流れ出ており、船乗りたちは近づけずにいた。 その影響はやがて街にも広がり、中毒を起こす住民が現れる。 問題の核心に迫るためにヴィレオセアンのお偉方、 総首領パトリシアと海軍大将ギルバーンも動き出す。 「毒」の正体と、その背後にある真実を知るのは、今のところヒカルただ一人。 冒険者としての決意を胸に、ヒカルはパトリシアやギルバーンとともに、 未知の海域へと向かうのだった。
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