高校2年の深見リリカは、ハワイから届いたエアメールをきっかけに、クラスメートの桃山真紀子が旅行先で自分の名を使って約束した相手の問題に巻き込まれる。日本へ来てしまった青年テリーを家に迎え、名前の持ち主を探して東京を歩き回るうち、学校の友人関係、異国での一目ぼれ、言えない事情が少しずつ重なっていく。リリカは人の頼みを断れないまま、真紀子の無茶な行動を隠しつつテリーを手伝い、テリーは手がかりの少ない相手を追い続ける。舞台は現代の高校生活と東京の街、出発点にハワイ旅行の記憶があり、手紙と対面のやり取りで進む単巻の恋愛物語である。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 昭和のティーンズハートらしい懐かしさがある。
- りりか一家の温かい空気感が魅力として受け止められている。
- 主人公まわりの素直でやさしい雰囲気が読みやすい。
- タイトルの印象から、甘く軽やかな物語を想像して手に取る楽しさがある。
こんな人におすすめ
- 90年代以前の少女小説やティーンズハートに思い入れがある人。
- ほのぼのした家族描写ややさしい空気の作品を読みたい人。
- 懐かし系のレトロなラブストーリーを楽しみたい人。
- 軽めに読める青春小説を探している人。
人を選ぶポイント
- 改行の多さなど、古い少女小説らしい文体が気になる人には合わない。
- いまの感覚だとレトロさが強く、好みが分かれやすい。
- 物語の刺激や強い展開を求めると物足りない。
- 甘い雰囲気が前面に出るため、重厚さは期待しにくい。
テンポ・読後感
- 全体にやわらかく、のんびりした読み味。
- 文章の区切りが細かく、テンポは軽快というより昔ながら。
- ほのぼのした空気と甘い想像を楽しむタイプ。
- しっとりした温度感で、家族のあたたかさが残る。
キャラクターへの評価
- りりかは素直で親しみやすい印象。
- りりかのパパとママはお人好しで、やさしい家族像として映る。
- 登場人物同士の距離が近く、安心感のある関係性が目立つ。
- 派手さよりも、身近で温かな人物描写が印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
●STORY:夏休み明けの9月中旬、心あたりが全くないハワイからのエアメールを受け取った、深見リリカ。中身の手紙を読んで、ナゾが解けた。高2のクラスメート“マコ”こと桃山真紀子が、ハワイ旅行中にリリカの名前でロコボーイをナンパして、その場限りのノリでプロポーズにOKと答えていたのだ!! 相手の“テリー”くんは、マコを信じて、所持金はたいて日本へ飛んできてしまった。お人好しのリリカは、ナリユキ上テリーを我が家に招き入れ、カレの「リリカ」探しを手伝うことに。マコのデタラメぶりをバラせず悩むリリカだったが、テリーの一途さに心ひかれて、ついに真実を告げる。そしてテリーはマコのもとはまっしぐら!! と、思いきや……。 ●作品MEMO:昭和62(1987)年10月の講談社X文庫ティーンズハートでの花井愛子7作め。タイトルは、新刊のリリースタイミングに意図して対応させたもの。ハワイから来た青年が所在不明の恋人を見つけるために東京の街を歩き回る、という設定は、SNSの活用が当然の令和時代の若者には理解しがたいに違いないのだが。30年少し前の日本では、こちらのほうが「普通」のことだった。ちなみに花井愛子には10代の頃にホノルルで短期の語学留学滞在経験があり、言葉が不自由な異国で「現地の人たちに親切にしてもらった」経験を「この作品のモチーフにした」とのこと。2019年電子版用最新“あとあとがき”も合せて、ぜひぜひご一読を!! ●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。 ●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
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