構造レビュー
星評価
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
編集部
奇病にかかった少女の死体をツギハギして生まれた美しき怪物ーその名はビスケット・フランケンシュタイン。
概要
編集部
奇病にかかった少女の死体をツギハギして生まれた怪物・ビスケット。不老不死の異形の旅路を描いた異色ラノベ。
こんな人におすすめ
編集部
人外ヒロインが好きな人 人造人間フェチ 世紀末のメランコリックな空気感が好きな人 ロードノベルが好きな人 希望があるようでないようなメリーバッドエンドが好きな人
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 ビスケ(ビスケット・フランケンシュタイン) 本作の主人公で人造人間の少女。奇病に掛かった少女の死体をツギハギして造られた不老不死の怪物。無邪気で無垢な存在。
総評
編集部
メランコリックな終末SF。日日日のラノベの最高傑作だと思います。最初は赤子同然だったビスケが多くの出会いと別れを繰り返し、価値観の軸を定める所に感動しました。 奇病に蝕まれた少女たちの選択も切なかったり愚かだったり、生きることの意味と死ぬことの意味を考えさせられました。
ストーリーの説明
編集部
死体から生まれた人造人間が世紀末の世界を旅して回る中で、様々な出会いと別れを経験し、自己を確立するに至るSFファンタジー。ビスケットの目を通すことで炙り出される世界の歪さや人の歪みが、なんともシニカルでビターな余韻を漂わせていました。
キャラクターの説明
編集部
マッドサイエンティストにゲーム廃人、はてはシリアルキラーの女学生とろくなキャラが出てきません。それが味になっています。 異端の存在として造られたビスケと、彼女に無償の愛情を注ぐトランスジェンダーの青年の疑似親子な関係性がハートフルで良かったです。
設定・世界観の説明
編集部
不可思議な奇病が蔓延する世紀末の閉塞感や他者を実験材料と見なす狂気がリアルに表現されていました。コロナ禍を経た現代を生きていると、作中の描写がより身に迫ります。 少女だけが罹患する新種の病気の設定も面白く、症状や部位ごとにお菓子の名前で呼ばれる所がツボでした。
話題性の説明
編集部
発売当時は殆ど話題にならず埋もれてしまいました。日日日が多作だったのも関係しているのかもしれません。
初心者向けの説明
編集部
ピーキーな作風故に初心者にはおすすめし辛いです。哲学的な死生観も理解を難しくしています。
読後感のよさの説明
編集部
メリーバッドエンドと言うべきかベターエンドと言うべきか、これも解釈が分かれます。どちらにせよ人類の滅亡は避けられないものの、ビスケが産む新人類が命のリレーを繋ぐと考えれば、希望はある終わり方です。
テンポの良さの説明
編集部
コンパクトに纏まっています。
読みやすさの説明
編集部
特に難しい言い回しもないので中学生でも読めます。会話文と地の文のバランスも取れています。
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