夏目漱石ファンタジア
- 著者
- 零余子
- イラスト
- 森倉円
- レーベル
- 富士見ファンタジア文庫
- 刊行年
- 2024
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 2巻まで
夏目漱石ファンタジアは、近代日本の文豪たちを登場人物として組み込み、帝都を舞台にした架空戦記風のバトルファンタジーです。中心にいるのは、森鴎外の禁忌の医術で樋口一葉の身体に蘇生した夏目漱石で、作家を狙う殺人鬼や悪性兵器、国家を左右する陰謀に向き合います。物語は、漱石の過去の因縁や英国留学時代のつながり、野口英世との共闘、鴎外の思惑へと広がり、文豪同士の対立と協力を軸に進みます。続編では學天則とコナン・ドイルが絡み、帝都をめぐる戦いの範囲がさらに拡張されます。続編は本編の対立構図を引き継ぎつつ、別の文豪や兵器を軸にした展開へつながります。外伝・短編の情報はありません。 なお、巻数表記は2冊構成ですが、各巻は独立した事件を扱う連作として読めます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 明治の文豪や医師を大胆に組み替えた、史実と虚構の混ぜ方が強い。
- ふざけた発想に見えて、設定や因縁の組み立てが意外と緻密。
- コラムや小ネタが多く、元ネタを知るほど拾える楽しさがある。
- バトルやアクションに熱量があり、見た目以上に骨太。
- 史実の人物像をきっかけに、近代文学や偉人に興味が広がる。
こんな人におすすめ
- 文豪ネタ、近代文学ネタ、歴史IFが好きな人。
- 荒唐無稽な設定でも筋の通った物語を読みたい人。
- ネタの元を調べながら読むのが好きな人。
- ラノベの勢いと知識ネタの両方を楽しみたい人。
- 文スト系の文豪モチーフ作品に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 史実ネタや文豪知識があるほど楽しみやすい。
- 小ネタ密度が高く、元ネタを知らないと置いていかれる場面がある。
- 展開は派手だが、巻によっては大きく話が進まない印象もある。
- ぶっ飛んだ設定が前面に出るため、真っ当な歴史物を期待すると違う。
- 作品のノリがかなり強く、合わない人には茶番に見えやすい。
テンポ・読後感
- 導入から終盤までテンション高めで、勢いのある読み味。
- 史実パートとトンデモ展開が交互に来て、カオスなのに読みやすい。
- バトルは外連味があり、会話やネタで笑わせる場面も多い。
- ふざけた空気の中に、師弟関係や信念のぶつかり合いが入ってくる。
- 1冊ごとの満足感は高めだが、次巻への引きも強い。
キャラクターへの評価
- 夏目漱石は、状況の異常さに負けない芯のある主人公として受け取られている。
- 野口英世は、漱石以上に目立つ場面があり、格好よさと存在感が強い。
- 北里柴三郎は、強キャラでぶっ飛んだ扱いながらも憎めない。
- 森鴎外は、怪しさと理屈っぽさが同居する立ち位置で印象が濃い。
- コナン・ドイルや藤田五郎など、脇役まで含めてキャラの立ち方が強い。
巻一覧
この巻のあらすじ
西暦一九〇六年。夏目漱石、作家の自由を脅かす政府に反逆。 西暦一九一〇年。夏目漱石、暗殺。 西暦一九一一年。夏目漱石、樋口一葉の身体にて蘇生。 「--彼女の肉体に、俺の脳を移植したのか」 森鴎外による禁忌の医術を受け夏目漱石は樋口一葉の身体で蘇った。それは帝都に渦巻く闇との戦いの再開を意味していた。 誰が自分を殺したのか。どうして鴎外は漱石を蘇らせたのか。そして作家をつけ狙う殺人鬼『ブレインイーター』の正体とは。 様々な謎が見え隠れする中、漱石の協力者の筈だった野口英世が独自の思惑で動き出しーー文豪バトルファンタジー開幕。
この巻のあらすじ
帝都に蔓延る悪性兵器・學天則を駆逐するため、夏目漱石の戦いは続いていた。少女・禰子と共に秘密結社『幻影の盾』の活動に務める漱石に、森鴎外より衝撃的な一報が入る。 「--學天則の要となる頭脳にコナン・ドイルを選んだのです」 コナン・ドイルの失踪。それは漱石が英国留学時代に結んだ因縁が動き出すことを意味していた。新型學天則を巡る戦いの中、再び現れた野口英世。夏目漱石は彼との奇妙な共闘関係を結び、日本を左右する陰謀に立ち向かう。だが、陰謀の裏には「文豪」であり「医者」でもある森鴎外の秘めたる思惑が隠されていたーー文豪バトルファンタジー第2弾。
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