事故をきっかけに並行世界を行き来する力を得た高校生・湯上秀渡が、複数の世界で分岐した青春と向き合うSF青春劇です。舞台は現代の高校生活を基盤にしつつ、並行世界の統合や記憶の改変が起こる多元宇宙で、幼なじみ、先輩、義妹など関係の異なる人物像が同時に現れます。物語は、世界の異変の原因と修復の手がかりを追いながら、秀渡が失われた関係や告白の答えを取り戻そうとする流れで進みます。シリーズ全体では、世界ごとに異なる青春の可能性と、その統合後に生じる矛盾を軸に展開します。2巻構成で、同じ中心人物をめぐる並行世界の設定が継続して扱われます。続編として物語が連続しています。続きでは、統合後の世界で起きた変化と、原因に関わる人物の手がかりが扱われます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 並行世界の設定を、青春ラブコメの感情に落とし込んで読ませる構成。
- いくつもの可能性が一つに集約されることで、恋愛とSFの両方が動き出す展開。
- ヒロインの属性が「幼馴染」「アイドル」「先輩」など複数の顔を持ち、関係性の揺れが見どころ。
- 章ごとの元ネタ感やオマージュがあり、SF・エロゲ・ギャルゲ文脈を拾う楽しさがある。
- 物語の後半で散らばった要素がつながっていく収束感と、読後の余韻が強い。
こんな人におすすめ
- SF設定を土台にしたラブコメや青春劇が好きな人。
- 並行世界、量子論、多世界解釈のような題材に惹かれる人。
- エロゲ・ギャルゲ的なルート分岐やヒロイン比較を楽しめる人。
- 使い古された題材でも、組み合わせと見せ方で面白くなる作品を読みたい人。
- 1巻完結感のあるまとまりと、続巻で広がる構成の両方を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- SFの理屈を厳密に追うタイプではなく、感情とドラマ優先の作り。
- ヒロインや脇役の描写に濃淡があり、出番の少なさが気になる場面がある。
- 物語の中心が恋愛要素に寄るため、純SFを期待すると物足りなさが残る。
- 章立てや設定に既視感があり、題材の新規性は強くない。
- 世界観や用語の説明がやや小難しく感じられる部分がある。
テンポ・読後感
- 序盤は軽快で、複数ルートを渡り歩くカオス感が楽しい。
- 中盤から世界の混乱が増し、にぎやかさと不穏さが同時に強まる。
- 後半は謎の回収と選択の重みが前に出て、ぐっとドラマ寄りになる。
- 全体としてはテンポがよく、短編をつないだような読み味。
- 読後は派手さよりも、少し切ない余韻や静かな満足感が残る。
キャラクターへの評価
- 朝美は、幼馴染としての近さとアイドルとしての距離感が同時に立つ存在。
- 主人公は、状況に振り回されながらも比較的落ち着いて動く印象。
- 先輩や義妹など、各ヒロインは属性の強さで印象を作るタイプ。
- 一部のキャラは描写が薄めでも、関係性の変化で存在感を出している。
- キャラの魅力は内面の掘り下げより、世界ごとに変わる関係性の見せ方にある。
巻一覧
この巻のあらすじ
普通の高校生・湯上秀渡は事故をきっかけに『並行世界を行き来する力』を手に入れ、それ以来""理想的な青春""が存在する並行世界を数多く渡り歩いていた。憧れの幼なじみ・友永朝美との交際、ミステリアスな先輩との生徒会、思春期な義妹との生活など──面白い世界を見つけて好きに選べるなんて最高!……しかし、突然『全ての並行世界が1つに統合される』現象が起き世界が急変。各世界のヒロイン達全員が同じ世界に現れてしまう! さらに、友永朝美に乗り移った""未知の並行世界の朝美""から「世界の統合は秀渡君が修復できる」といきなり告げられ……? 新世代がエモーショナルに描く、カオスSF青春劇開幕。
この巻のあらすじ
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや── 「久しぶりだね、秀渡君」 先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れた!先進世界の自分曰く、秀渡は「自分と友永朝美が幼馴染である」という記憶を抹消され、朝美とは無関係な並行世界に居るらしい。一世一代の告白の答えも消えている始末だ。並行世界の発生原因は、大平邦華という秀渡のことを「先輩くん」と変な呼び方をするクラスメイトらしく──? 一体、彼女は何者なのか。そして、秀渡は告白の答えを、再度取り戻すことはできるのか? カオス&エモーショナルな青春SF第2弾!
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