神鬼の意を占う巫女が王権を支えた時代を背景に、禁巫令が解かれた後も巫女の血筋が少ない国を舞台にした中華風後宮ファンタジー。巫女はかつて王の治世を補佐したが、長い迫害で忌避される存在になり、今は血筋も減っている。祖母に英才教育を受けた螢那は、本人には霊が少し見える程度の自覚しかないが、実際は巫女の力を持つ。祖母亡き後は義母に疎まれながら暮らしていたが、火事騒ぎの最中に皇子・侑彗に連れられて後宮へ入る。侑彗は王朝にかけられた呪いと世継ぎ問題を解けるのは巫女だと考え、螢那を妻に望む。後宮のしきたり、霊的な兆し、王朝の事情が重なっていく構成。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 後宮を舞台にした中華風ファンタジーで、華やかさと事件ものの読みやすさが両立している。
- 霊が見える体質と、知識を使って呪いや怪異の真相に迫る展開が面白い。
- 毒入りの酒や不審死など、後宮内の小さな事件を次々ほどいていく構成が手堅い。
- 侑彗との軽妙な掛け合い、突っ込みどころのある会話が作品の勢いになっている。
- 占いや宗教、詐欺の見立てまで含めて、知識で見抜く面白さがある。
こんな人におすすめ
- 後宮もの、宮廷ミステリ、事件解決型のラノベが好きな人。
- 霊感や呪いの要素より、知識で解く理屈寄りの展開を楽しみたい人。
- キャラ同士の軽口やテンポのいい会話を重視する人。
- 華やかな表紙や中華風ファンタジーの雰囲気に惹かれる人。
- 1巻完結感より、続きが気になるシリーズものを追いたい人。
人を選ぶポイント
- 主人公が周囲に振り回される流れに、少し引っかかりを覚える読者がいる。
- 事件の解決があっさり進む場面があり、じっくりした謎解きを期待すると物足りない。
- 登場人物の好感度にばらつきがあり、ヒーロー役や従者が合わない人もいる。
- 恋愛要素は強く前面に出るというより、事件解決の合間に入る程度。
- 巻数表記がなく続き物に見えにくいため、シリーズの見通しがつかみにくい。
テンポ・読後感
- 全体のノリは軽めで、シリアスな事件も会話の勢いで読み進めやすい。
- 怪異や呪いを扱いながらも、重苦しさより小気味よさが勝つ。
- 事件ごとの切り替わりが早く、テンポはかなり速い。
- 突っ込みや掛け合いが多く、コミカルさが作品の読み味を支えている。
- 後宮の緊張感と、主人公の飄々とした受け止め方の対比が印象に残る。
キャラクターへの評価
- 螢那は知識で状況を切り抜ける実務派で、霊感だけに頼らないところが特徴的。
- 侑彗は強引さや距離感の近さが目立ち、好みが分かれやすい。
- 従者や同僚は癖が強く、にぎやかさはあるが相性の評価が割れる。
- 皇后や一部の脇役に好感を持つ読者もいて、主役以外の人物が印象を持っていく。
- 主人公と侑彗の関係は、好意の温度差や噛み合わなさが話題になりやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
嫌われ巫女、なぜか皇子に溺愛されてます!
いにしえの時代、神鬼の意を占う巫女あり。神に通じ、鬼(死者)に通じる彼の者たちは、その力を以て王の治世を補佐したもう。よってその存在、あまねく国の行く末を占うものなりーー。 かつては王権のそばにあり、大変貴重とされた巫女。だがこの国ではいつからか、巫女は忌まわしい存在として迫害されるようになってしまった。今は 新しい王朝が立ち、それに従いようやく禁巫の令は取り消されたが、巫女の血を引く者は、長い迫害の期間を経て激減していた。そんな中、巫女の血を誇る祖母に地獄の英才教育をほどこされた螢那は、実はがっつり巫女の力を持っていた。……が、本人の感覚は「ちょっと霊が見えるだけの平凡な女の子」という程度。祖母亡き後、なさぬ仲の義母にいじめられつつも毎日やり過ごしていた螢那だったが、ある日、火事騒ぎに巻き込まれ、そこで出会った男にさらわれて後宮に入れられてしまう。 人さらいはの正体はこの国の皇子・侑彗。いわく「王朝にかけられた呪いを解き、世継ぎ問題を解決できるのは巫女のみ」で、螢那を妻にしたいらしいのだが……!? 後宮を舞台にした、中華風なぞときファンタジー!
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