構造レビュー
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
無人駅にできたチョコレート店へ女子高校生である主人公が足を運び、そこで不思議な店主に出会う作品。
概要
編集部
チョコレートが大好きな主人公は、無人駅にできたチョコレート屋へ足を運ぶ。そこではイケメンのショコラティエが絶品のチョコレートを作っていたが、なぜかお客がいない。田舎だから、と考えていた主人公だが、本当はイケメン店主の特殊な能力のせいだった。田舎の無人駅を舞台に、チョコレート好きな主人公とイケメンショコラティエ、そしてその周りに人々との日々を描く作品。
こんな人におすすめ
編集部
・チョコレートが好きな人。 ・ショコラティエが登場する作品が読みたい人。 ・女子高校生が主人公の作品が読みたい人。
内容・特徴
編集部
チョコレートが好きな女子高校生の主人公は、田舎の無人駅にできたチョコレート店へ足を運ぶ。そこではイケメンのショコラティエが店主をしているが、客足はまったくなかった。店主の特殊な能力が、店に影響を及ぼしており、そのせいだと知った主人公は、店に足を運びながら店主と自分の過去を思い出していく。
著者情報
編集部
秋目人(あきめ・じん) 1982年生まれ。 福島県出身、東京都在住。 ≪代表作≫ ・騙王 ・絵画の住人 ・謀王 ・黒百合の園 わたしたちの秘密 ・依頼は殺しのあとに
イラストレーター情報
編集部
くじょう
文体
編集部
丁寧に描かれている。また主人公が女子高校生であり、若い女性の言葉遣いや雰囲気なども、しっかり表現されている。
世界観の作り込み
編集部
チョコレートという人気スイーツをメインに、店のある場所、店主、主人公、などさまざまな要素が組み合わさって、ただのチョコレートという印象を越えて、しっかりとした世界観ができていた。こんな場所でチョコレートを買いに来る、売っている、というだけでチョコレートへの愛情を深く感じられる世界観。
ジャンル・テーマ総評
編集部
最初はぶっきらぼうな印象であった店主が、少しずつ主人公と打ち解け、最終的に過去のことが分かってくるという展開もなかなか良かった。チョコレートというものを通し、主人公の人間性、店主の特殊な能力、2人のチョコレートにかける思いなどがわかり、とても面白かった。
評価点
編集部
田舎の無人駅でチョコレート店を開店する、というやや特殊にも感じられる舞台が面白い。そこまで来て買う客、そこで販売しようとする店主のチョコレートへの並々ならぬ気持ちが、それだけでも伝わってくるような、印象であった。
【おすすめキャラクター】 翠 さまざまなチョコレートが大好きな主人公。女子高校生でありながら、バレンタインデーまでにはチョコレートのための資金を貯めている。どんな場所にどんなチョコレートが売られているのか、までしっかり把握している。
総評
編集部
女子高校生とショコラティエの店主という、少し年の差のある関係性が、チョコレートの甘さとビターな部分を表しているようにも感じられた。田舎の無人駅でチョコレート店を開店し、販売するという、やや奇抜な店主のことも、面白い。こんなところまでチョコレートだけを買いに行くことがあるだろうか?と実際に買い物をしたくなるような気持ちで読むことができる。また、主人公のチョコレートに対する気持ちも深く、チョコレートの種類や販売している店のことまで詳しいのは、本当に強い思いを感じられてよかった。
ストーリーの説明
編集部
お金を貯めてでもチョコレートを買って、人に振舞いたいと考えている主人公と、田舎の無人駅にチョコレート店を営む店主。どちらも少し変わった人のように見え、でもチョコレートに対する気持ちはしっかりとしており、面白い。また、店主の特殊な能力?体質が店に影響していることも、ストーリーとして面白味を感じた。
キャラクターの説明
編集部
バレンタインデーまでにお金を貯めて、さまざまなチョコレートを吟味して購入する計画を立てている主人公の、ニッチと感じるほどのチョコレートへの熱心さが強い。またショコラティエの店主も違う意味でチョコレートへの思いが強く、2人がそろうとチョコレートへの愛情にあふれたキャラクター感がとても強く感じられる。
設定・世界観の説明
編集部
田舎の無人駅に開店したチョコレート店が舞台になっているが、こんなところで店を開く店主も面白く、そこまで足を運ぶ主人公の姿も面白いと感じられた。一瞬、田舎の無人駅であることを忘れてしまうような、印象。世界観として、とても面白く描かれている。
話題性の説明
編集部
特になし。
初心者向けの説明
編集部
チョコレートが中心の話に、店主の特殊な能力が合わさっており、面白い展開ではあるが、初心者にはやや飲み込みにくいものがあるかもしれない。
読後感のよさの説明
編集部
主人公と店主の関係が明らかになり、こんなつながりがあったのか、と感じながら、美味しいチョコレートで締めくくられている。穏やかな終わり方で、チョコレートが食べたくなるような、そんな余韻を残す。
テンポの良さの説明
編集部
主人公が女子高校生で、アクティブさがあり、物語全体もそのアクティブさを感じられるようなテンポ感。
読みやすさの説明
編集部
ただチョコレートをめぐる話ではなく、店主の特殊な能力などファンタジーチックなところがあるので、若干理解が難しい部分があるように感じられた。しっかり読んでいくことが必要。
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