FAKE OF THE DEAD
判定なし
基本情報
- 著者
- 土橋真二郎
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2014
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
『FAKE OF THE DEAD』は、ゾンビ襲撃が起きたように見える街外れのホームセンターを舞台に、真鍋和也と恋人の深雪が籠城を続ける偽装終末サスペンス。表向きは感染の恐怖に備えるサバイバルだが、実態は深雪を救うために関係者が組み上げた虚像で、外部からの闖入者や予想外の出来事がその前提を揺らしていく。限られた物資と空間の中で、ゾンビ退避の体裁を保ちながら状況を回す仕掛け、恋人同士の距離感、深雪の両親が残した隠し財産の存在が同時に動き、作られた物語がどこまで通用するかが焦点になる。単巻構成で、偽りの終末世界の綻びと真相への接近をまとめて描く。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ゾンビ映画風の虚構を演じる発想が強く、設定の時点で引き込まれる。
- ただの茶番で終わらず、演じる側の心理や関係の崩れ方まで読ませる。
- 現実と作り物の境目が揺らぐ展開が、後半ほど効いてくる。
- 土橋真二郎らしい極限状況の人間ドラマや集団心理の描写が残る。
- B級映画っぽいノリや、軽いギャグ・エロ要素を楽しめる。
こんな人におすすめ
- 斬新な設定や虚構劇の仕掛けを楽しみたい人。
- 閉鎖空間や疑心暗鬼のサスペンスが好きな人。
- 土橋真二郎作品の空気感やゲーム的な人間関係を求める人。
- ゾンビものの型をずらした作品を読みたい人。
- 一歩引いて物語の構造を味わう読み方が合う人。
人を選ぶポイント
- 序盤は茶番感が強く、退屈に感じやすい。
- 設定の無理やご都合主義が気になる場面がある。
- キャラの魅力や感情移入のしやすさは弱め。
- いつもの閉塞感やゲーム性を期待すると物足りない。
- あらすじや表紙裏で内容を知ると楽しみが削がれやすい。
テンポ・読後感
- じわじわ状況を積み上げていく立ち上がり。
- 中盤は演技の継続と違和感の蓄積で進。
- 後半で一気に混沌や緊張感が増す。
- 軽妙さと不穏さが同居したB級寄りの手触り。
- 物語全体はテンポ重視というより、仕掛けが効いてくるタイプ。
キャラクターへの評価
- 真鍋は動きが鈍く、主人公としての推進力が弱く映りやすい。
- 深雪は不安定さが強く、物語をかき乱す存在として印象が残る。
- アリスは演じることへの意識が高く、他の人物との差が目立つ。
- 友人たちは人数のわりに役割が薄く、不要に見える場面がある。
- 一部の人物だけが別の温度で動いているように感じられる。
巻一覧
FAKE OF THE DEAD
この巻のあらすじ
「世界はゾンビに汚染された」 ゾンビの襲撃から逃れるため、真鍋和也と恋人の深雪たちは街外れのホームセンターに立て籠もっていた。ゾンビ感染の恐怖に怯えながらのサバイバル生活。 ──だが、それら“全て”は、恋人の深雪を救うために創りあげられた“偽りの終末世界”だった! 思わぬ闖入者の登場など、シナリオ通りに進まない虚像劇。さらには深雪の両親が残した隠し財産の存在まで発覚し……。ほころび始めた虚像劇の迎える結末とは──? 『ジレンマ』シリーズの土橋真二郎が贈る、フェイクでリアルなゾンビサスペンス!
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