ジャンル
致死性の感染症の流行後、拡張現実〈XR〉が現実〈R〉へ浸透した2045年を舞台にした学園SFです。山口県宇部岬高校に入学した時田砂漠は、〈天才認定〉のクラスメイト鳴神叡智花と出会い、入学式を襲った〈拡張テロ〉の背後で動く犯人〈善なる悪〉を追います。物語は、XRが日常に入り込んだ社会の仕組みと、学園内で起こる事件の調査、そして砂漠と叡智花の関係を軸に進みます。感染症後の社会制度、拡張現実の運用、学校生活の中で起きる異常事態が重なり、日常と捜査が並行する構成です。1巻完結の単巻作品です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 感染症が日常化した近未来を、天気予報や学校生活に落とし込んだ世界設定が細かい。
- VR・AR・XRが当たり前の社会で、青春や恋愛がどう続くかを描く構図が新鮮。
- ハードSF寄りの緻密さがありつつ、物語の筋は王道のボーイミーツガールで読みやすい。
- 地方都市や土地ネタ、小ネタの散りばめ方が効いていて、作品の遊び心が強い。
- 珈琲先生の透明感あるイラストが、作品の雰囲気とよく合っている。
こんな人におすすめ
- SF設定を楽しみつつ、まずは青春小説として読みたい人。
- ボーイミーツガールやジュブナイルの空気感が好きな人。
- VR・AR・XRなどの近未来技術や社会変化に興味がある人。
- ハードSFの用語感は気になるが、難しすぎない作品から入りたい人。
- アニメ映えしそうなビジュアルや演出感を重視する人。
人を選ぶポイント
- 技術描写や設定の密度は高めで、ハードSFの読み味がある。
- 小ネタや固有名詞が多く、情報量の多さを楽しいと感じるかで印象が分かれる。
- 恋愛・ミステリ・SFが同時に走るため、ジャンルを一つに絞った作品を求めると違和感が出やすい。
- 主人公の掴みどころのなさは序盤で好みが分かれやすい。
- 物語の核は青春寄りなので、純SFの硬派さだけを期待するとズレる。
テンポ・読後感
- 近未来の危機感がある一方で、会話や日常描写は軽やか。
- 物語は王道の流れで進み、入り口はかなりスムーズ。
- 技術や世界観の説明が入る場面はやや密度が高い。
- 全体の手触りは、重さよりも「今っぽさ」とワクワク感が前に出る。
- 読後感は、青春のまぶしさと少し切ない余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 主人公は最初は距離感があり、掴みどころのない印象で始まる。
- 読み進めるほど、相手役との関係性で印象が変わり、応援したくなる。
- 相手役の天才肌な存在感が強く、物語を引っ張る軸になっている。
- 若者たちが変化した社会を自然に受け入れている感じが、キャラクターの説得力につながっている。
- 登場人物のやり取りは、SF設定の中でも青春ものとしての温度を保っている。
巻一覧
青い砂漠のエチカ
この巻のあらすじ
人々は自らの死を確率的なものとして受け入れながら、むしろ生にのみ目を向けている。 ぼく以外は。
致死性の感染症の流行により、〈拡張現実=XR〉が〈現実=R〉に浸透した2045年。 山口県宇部岬高校の入学式は、ハッキングーー〈拡張テロ〉に襲われる。 時田砂漠は〈天才認定〉のクラスメイト・鳴神叡智花と出逢い、学園生活の陰で暗躍する犯人〈善なる悪〉の正体を追うが、叡智花は砂漠には絶対打ち明けられない秘密を抱えていたーーーー。
アフター感染症の〈拡張現実〉×ちょっと過激な〈日常の謎〉! ハードSFの旗手が放つ、とびきりの青春ラブストーリー。
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