京都の烏丸大学で民俗学を教える一凛子は、女子大生のような外見と年齢不詳の経歴を持ちながら、この世ならざるものが見える能力を隠さずに暮らしている。そこへ、霊に憑かれて倒れかけていた富士宮咲子が加わり、事務や生活を支えながら、京都の町に持ち込まれる怪異や相談に向き合う。教授としての表の顔と、霊的な案件を処理する裏の役目が並び、民俗学、京都の土地柄、犬のにぬきも交えて、日常の延長にあるオカルトを描く。凛子と咲子は性格も生活態度も対照的で、役割分担をしながら町の騒ぎを受け止める。各巻では、占い師、稲荷、ファラオなど、京都の空間に入り込んだ存在への対処が続き、現代の街と怪異の接点が積み重なっていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    京都や民俗学、現代和風の怪異譚、年上女性同士の相棒関係に興味がある人。

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作品の魅力

  • 京都の空気感に、霊感要素とコージーな雰囲気が自然に混ざっている。
  • 美味しいものや人情が前に出て、重くなりすぎず読める。
  • 48歳の女性コンビという設定が新鮮で、年齢を重ねた人物の魅力が立つ。
  • 凛子の抜け感と咲子の有能さの対比が楽しく、バディものとして見やすい。
  • もふもふの犬や準レギュラーの脇役が印象に残りやすい。

こんな人におすすめ

  • 霊能・スピリチュアル系を、説教臭さのないやわらかい話で読みたい人。
  • 京都や食べ物、日常寄りの温かい空気感が好きな人。
  • 若い主人公より、アラフィフ女性のバディや再起の物語に惹かれる人。
  • 事件解決より、癒しや人間関係の変化を楽しみたい人。
  • もふもふの相棒や個性的な脇役も含めて楽しみたい人。

人を選ぶポイント

  • 本格ミステリーや殺人事件の解決を期待すると方向性が違う。
  • 陰陽師もののような派手なバトルや厳密なオカルト感は薄め。
  • 食べ物描写は多いが、読者によってはあまりおいしそうに感じない場合がある。
  • 物語の中心は事件そのものより、人物の立ち直りや日常の困りごと。
  • 表紙や見た目の印象より、登場人物の年齢感は高め。

テンポ・読後感

  • ふんわり、ゆるめ、ほっこりした読み味。
  • ドタバタ感はあるが、全体は穏やかで温かい。
  • スピリチュアル要素があっても説教くささは少ない。
  • 京都の景色や縁起のよさが、軽やかな気分を支える。
  • 読後感は元気が出る、前向き、癒される寄り。

キャラクターへの評価

  • 凛子は能力が高いのに、どこか抜けていて親しみやすい。
  • 咲子は最初の弱った印象から、回復していく姿が強く印象に残る。
  • ふたりの年齢相応の落ち着きと、仕事ぶりの有能さのギャップが魅力。
  • 愛犬にぬきは、見た目のかわいさと頼もしさで人気が高い。
  • 脇役の占い師や別作品キャラも、物語の楽しさを広げている。

巻一覧

一教授はみえるんです
2022年9月 ISBN 9784094071795
この巻のあらすじ

この世ならざるものがみえる一凛子教授は…

時は9月。ねっとりとからみつくような厳しい暑さが続く盆地の京都には、新学期初日を迎えたにもかかわらず朝起きられずにベッドでくだをまく女子大生……のように見えるが実際にはその倍以上生きている年齢不詳女子・一凛子がいた。「一」と書いて「にのまえ」、おともは白くてまんまるな綿飴みたいなわんこ、ビション・フリーゼの「にぬき」。そう、一風変わった凛子さんは京都の大学で民俗学を教えるれっきとした教授なのだ。基本的にズボラでダメ寄りな人間ではあるのだが、彼女にはなんと「この世ならざるものがみえる」という、他の追随を許さぬ特殊能力があるのだった。 さて、その日のろのろとベッドから起きだして、愛犬にぬきの朝の散歩に出かけた凛子さんは、道端でひとりの女性に出会った。いろいろマズイものに憑かれて半死状態の彼女の名は富士宮咲子。あまりに悲惨な状態を見るに見かねて(霊的に)助けて以来、咲子さんは凛子さんの秘書的相棒となるのだが……。 年相応にオトナでしっかり者の咲子さんと、全般的に浮き世離れした凛子さん。両極端ながら、なぜだか気の合う同年代凸凹コンビのもとに、次々と舞い込むオカルトなトラブルとは!?

【編集担当からのおすすめ情報】 ほんとに「みえる人」三雲百夏氏が原案監修! リアリティありです、でも全く怖くないです、面白いです!

一教授はみえるんです 京の都は開運大吉!
2023年2月 ISBN 9784094072334
この巻のあらすじ

京の都に最強《能力》持ちのセンセイあり!

京都・烏丸大学で民俗学を教える凛子さんの姓は、漢字の「一」と書いて「ニノマエ」と読む。女子大生にしか見えない姿だが、実はアラフィフだ。そして彼女の大切な家族はビション・フリーゼの「にぬき」。ふわふわまんまるなので関西の言葉で「ゆで卵」をさす名前がついた。凛子さんは教授だが、それ以上にひそかに重要なお仕事がある。それは強すぎる霊能力を駆使して、京の町の(霊的な)平和を守ること。そしてこのたび、このひとりと1ワンに新たに加わったのは、凛子さんと同い年の有能アシスタント・富士宮咲子さん。こちらは元々東京在住だったが、ダメな年下ボンボン旦那に給料も財産も搾取され続け、おまけに旦那の亡き愛人さんたちにまで憑かれてズタボロ、いよいよ最期の旅路と覚悟して出かけた京都鴨川のほとりで死にかけていたところを、凛子さんに救われたキャリア・ウーマンだ。汚部屋の住人かつ生活態度最悪の凛子さんと、お片付けの天才……どころか事務作業全般大得意の有能助手であるところの咲子さんは、姿も性格も正反対だけど、いつしか最強の相棒に。 インチキ占い師がいればアトリエに行って対峙し、はぐれたお稲荷さまがいれば自家用車で拾い上げて保護し、暴れるファラオがいればギャラリーに乗り込んでお世話する……。読むだけで運気爆上げの物語、第2弾!

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