下町育ちの勤労少女ローズは、死んだと聞かされていた父が公国の王だったと知り、一般庶民から王女へ立場が変わる。宗主国アクア王国の社交界に出た彼女は、貴族たちの視線の中で国のための人脈づくりを進めようとするが、使用人通路の洗濯室で、旅芸人一座で過ごした頃の幼なじみアンディと再会する。今は新王となったアンディは「腹黒冷酷」と噂される一方、激務や刺客で寝不足気味らしい。ローズは、昔から知る相手として彼を気にかけ、王女としての立場と私的な心配を同時に抱えながら王宮での距離を詰めていく。華やかな社交の場と裏方の通路が同居する宮廷で、出自の秘密、王位、警護、私的な感情が重なる一巻。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 幼なじみ同士の再会から始まる王道の恋愛展開が軸。
- 仕事熱心なヒロインと、不眠気味で不器用な王様の組み合わせが甘い。
- じれじれ進む両片想いと、気持ちがだだ漏れなやり取りが楽しい。
- 難しく考えずに読める、軽めで読みやすいラブストーリーとして受け取られている。
- 脇役のエミリーやセドリック、挿絵の可愛さも印象に残っている。
こんな人におすすめ
- 甘めでベタな恋愛ものを気軽に読みたい人。
- 王道設定や幼なじみカップルが好きな人。
- 疲れたときに、頭を使わず糖分補給したい人。
- じれじれ・両片想い・甘い会話を楽しみたい人。
- しっかりした意外性より、安心感を重視する人。
人を選ぶポイント
- 展開はかなり王道で、驚きや大きなひねりは少なめ。
- 物語の印象が薄い、無難にまとまりすぎると感じる人もいる。
- 悪役や背景設定の分かりやすさ、作りの軽さが気になる場合がある。
- ヒロインや主要キャラへの好みが分かれやすい。
- 主役以外の脇役のほうに興味が向く読者もいる。
テンポ・読後感
- さくさく読める軽快さがある。
- 全体に甘く、安心感のある空気で進。
- ゆるゆると少しずつ距離が縮まる、じれったい雰囲気。
- 大きな波乱より、恋愛の甘さとニヤニヤ感を楽しむ作り。
- 疲れた心にちょうどいい、やわらかい読後感。
キャラクターへの評価
- ローズは仕事好きで前向き、素直で可愛らしい印象。
- アンディは不器用で感情が表に出やすく、甘さを引き出す存在。
- 二人とも嫌味がなく、相性のよさが伝わる。
- エミリーは特に人気が高く、脇役ながら存在感が強い。
- セドリックや兄のミカエルにも関心が集まっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
激務の腹黒国王を眠らせる姫君はだれ?
下町の勤労少女ローズには出生の秘密があった。死んだと聞かされていた父親は公国の王様だったのだ。父親が迎えにやってきた日を境に、ローズは一般庶民から姫君へと華麗に転身! 王女として、宗主国であるアクア王国の社交界にデビューすることになる。 働きもののローズは、王女としてもしっかり国のために人脈作りをしようと気合い十分。だが、華やかなパーティーで肉食系青年貴族たちに強引に迫られて、使用人通路にあった暗く狭い洗濯室に逃げ込んでしまう。 そこで偶然、かつて旅芸人一座に身を置いていたころ仲良くしていた幼馴染みのアンディと再会。なんとアンディの正体は「腹黒冷酷」と悪名高いアクア王国の新王だった。 昔と違い、険しい表情を見せるアンディを心配するローズ。「残忍で冷酷な策士」と恐れられるアンディだけど、本当はとてもやさしいことをローズは知っている。不機嫌そうに見えるのは、激務と刺客のせいで超寝不足のせい? 心配するローズはアンディをしっかり眠らせようと計画。不眠症のアンディも、ローズがそばにいるとなぜか熟睡できることに気付き、荒みかけていた心が癒されていくが――!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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