短大卒業後に札幌で働いていた仁志日向が、人間関係の悩みで退職し、就職活動に行き詰まるところから始まる物語です。舞台は札幌から小樽へ向かう途中の南小樽で、薬膳の知識を活かした料理を出すカフェ「オリエンタル」が、人々の心を預かるおやすみ処として描かれます。中心人物の日向は、店主の旭や店に集う人々と関わるなかで、自分の立ち位置を見直していきます。物語は、仕事の悩み、居場所の探し直し、食を介した交流を軸に進み、北海道の街並みと日常の人間関係を背景に展開します。現時点の情報では1巻構成です。続編・外伝・短編の情報はありません。

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  • AI分析(あらすじ)

    - カフェを舞台にした日常物語が好きな人 - 薬膳料理や食を軸にした作品に関心がある人 - 仕事や就活、人間関係の悩みを扱う話を読みたい人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 小樽の街並みや地名が物語に自然になじみ、土地の空気まで楽しめる。
  • 薬膳や漢方を取り入れた料理・お茶が印象的で、食べ物の描写が魅力的。
  • 疲れた心身が少しずつ回復していく流れがやさしく、読後感が温かい。
  • 人間関係の再生や前向きさを軸にした、恋愛色は控えめな物語として受け止められている。
  • 伏線や章のつながりが丁寧で、読み進めるほど人物像が深まる。

こんな人におすすめ

  • ほっとできる雰囲気の作品を読みたい人。
  • 料理・薬膳・漢方・東洋医学に興味がある人。
  • 小樽や北海道の風景、ローカル感のある舞台が好きな人。
  • 恋愛よりも人間関係や再生の物語を楽しみたい人。
  • ゆっくり読めて、読後に元気をもらえる本を探している人。

人を選ぶポイント

  • 恋愛要素は前面に出ず、甘さ強めのラブストーリーを期待すると物足りない。
  • 漢方や薬膳の説明がやや長く感じられる場面がある。
  • 章ごとの人物のその後や続きが気になっても、物語はひと区切りで終わる。
  • 地元感の強い描写があるため、土地勘がなくても読めるが細かな風景の楽しみはやや減る。
  • 大きな事件や強い起伏より、穏やかな進行を好む作品。

テンポ・読後感

  • 全体はゆったりしたテンポで、静かに気持ちがほどけていく。
  • 食事の描写をきっかけに、心と体が回復していく感触がある。
  • しんどさを抱えた人物が少しずつ前を向く、やさしく温かな空気。
  • 冬の小樽や街歩きのイメージが重なり、しみじみした余韻が残る。
  • うるっとくる場面はあるが、重苦しさよりも癒やしが勝つ。

キャラクターへの評価

  • 日向はおっとり見えて、実は粘り強く働くタイプとして受け止められている。
  • 旭は自然体で落ち着きがあり、料理と知識で人を支える存在として印象が強い。
  • 旭と日向の距離感は、恋愛よりも安心感や信頼のほうが先に立つ。
  • 周囲の人物もそれぞれ悩みを抱えつつ、店の空気に支えられている。
  • 登場人物の印象は読み返すほど変わり、細かな言葉や仕草が効いてくる。

巻一覧

小樽おやすみ処 カフェ・オリエンタル 〜召しませ刺激的な恋の味〜
2020年9月 ISBN 9784576201368
この巻のあらすじ

「あなたのお悩み、預かります」

札幌発小樽行き。途中下車で見つけた心を癒やすおやすみ処は、本日も営業中

短大卒業後、札幌で働いていた仁志日向は、人間関係に悩んで心に深い傷を負って、そのまま退職してしまう。 次の仕事を探さないといけないと気は急くものの、うまくいかない就活で疲弊していく日向。 そんななか、南小樽でふと立ち寄ったカフェ「オリエンタル」は、薬膳の知識を活かした料理で人々の心を癒やすおやすみ処だった。 店主の旭やそこに集う人々の優しさにつつまれ、日向は自分らしさを取り戻していくーー。

◆ 著者について 田丸久深(タマル クミ) 北海道出身、札幌市在住の小説家。2015年に第10回日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞の最優秀賞を受賞し、『僕は奇跡しか起こせない』(宝島社文庫)でデビュー。 既刊『YOSAKOIソーラン娘 札幌が踊る夏』(宝島社文庫)、『眠りの森クリニックへようこそ〜「おやすみ」と「おはよう」の間〜』(幻冬舎文庫)と、札幌市を舞台にした作品を執筆。 北海道を舞台にした作品を書き、道内の読者に楽しんでいただけ、また道外の読者にも北海道の魅力を感じてもらえるような物語を目指す。

水溜鳥(ミズタメトリ) 北海道在住のイラストレーター。イラスト以外にもキャラクターデザインや小説、講座本の挿絵を担当。 2020年3月に初の画集『まどろみの夢と光の箱庭』を発売し東京銀座で個展、大丸藤井セントラルでは5月31日までフェアを開催。 現在は母校でもある北海道安達学園札幌デザイナー学院のオープンキャンパスで月に一度程度特別講師として講義をおこなっている。 同学院で使用されているキャラクター「primary vivi」のキャラクターデザインも担当。

本作品の作家、イラストレーターともに札幌在住。

1 章 優しさのジンジャー・チャイ …… 5 2 章 ぜんざいの甘い雨 …… 49 3 章 仲直りのスープカレー …… 101 4 章 いとしさのシナモンロール …… 152 5 章 約束のシュトレン …… 210 エピローグ …… 302

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