平安京を舞台に、源頼光から預けられた名刀「鬼切」を手に鬼を鎮める武闘派貴族・源綱を描く伝奇シリーズです。綱は妻を失い、一人息子を育てながら、鬼切に憑いた鬼・薔薇とともに都に現れる怪異へ向き合います。王朝の表向きの秩序の裏で、人と鬼の関わりや縁のあり方が物語の軸になっています。平安の宮廷文化、怪異、家族、武と妖の接点を中心に、都のさまざまな事件へ視点を広げる構成です。現時点の収録は1巻のみで、続編・外伝・短編の情報はありません。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 平安時代を舞台にした物語を読みたい人 - 鬼・妖怪・怪異を扱う和風ファンタジーに関心がある人 - 貴族社会と家族事情が交差する伝奇ものを探している人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 平安の雅と怪異が重なる、艶のある伝奇短編集として受け止められている。
  • 渡辺綱と名刀に宿る鬼・薔薇の関係性が、妖しくも美しい軸として印象に残っている。
  • 夢枕獏『陰陽師』を思わせる空気感や、和歌・古典を織り込んだ文体が好まれている。
  • 短編形式で読みやすく、さらっと進むのに雰囲気は濃い点が評価されている。
  • 頼光四天王や平安の有名逸話を踏まえたアレンジが楽しいと受け取られている。

こんな人におすすめ

  • 平安時代もの、怪異譚、伝奇小説が好きな人。
  • 夢枕獏『陰陽師』系の雰囲気を好む人。
  • 耽美さや雅さのある文章、古典的な言い回しが好きな人。
  • BL風味や美形同士の関係性を楽しめる人。
  • 短編をさくさく読みたい人。

人を選ぶポイント

  • 物語の余韻を残す終わり方で、続きが欲しくなる構成。
  • 事件の決着をしっかり描くより、雰囲気重視に感じる読者がいる。
  • 古風な語りや読み方に慣れていないと少し読みづらい。
  • BL風味が前面に出ると感じる人には好みが分かれる。
  • 期待したほど怪異譚らしい厚みがないと受け取る読者もいる。

テンポ・読後感

  • 淡々と進むが、文章には艶と雅がある。
  • 小雨や桜のような静かな情景が似合う、しっとりした読後感。
  • 短編ごとに軽やかに読める一方、空気感は濃密。
  • 怪異や残酷さを強く押し出すより、匂いや気配で読ませる。
  • 春めいた、儚く美しい雰囲気が全体を包んでいる。

キャラクターへの評価

  • 渡辺綱は、美中年・美丈夫として強く印象づけられている。
  • 妖に好かれる天然気質で、人誑しな面が魅力として見られている。
  • 薔薇は美貌の鬼、守護者、相棒として強い存在感がある。
  • 綱と薔薇の距離感は、相愛・バディ感・BL風味のいずれでも語られている。
  • 頼光や四天王のわちゃわちゃした関係も、作品の楽しさとして挙げられている。

巻一覧

鬼切りの鋼
2019年3月 ISBN 9784576190365
この巻のあらすじ

鬼を切り、時に切らないー不思議な縁によって源頼光より預けられた名刀「鬼切」の使い手にして、才色兼備・文武両道の武闘派貴族・源綱。妻を失い、四十路にして乳母不在に悩みながら一人息子の授を養育中であり、後進に道を譲りたいと思う傍ら平安京を跋扈する鬼たちを、鬼切に憑いた妖艶な鬼・薔薇とともに鎮めている。王朝絵巻の裏で繰り広げられた怪異と人のかかわりを描く、うつくしく匂いやかな伝奇物語。

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