高校最後の文化祭を起点に、病を隠して通う少女と彼女に惹かれた少年の関係を描く、現代学園を舞台にしたタイムリープ要素付きの青春恋愛小説です。語り手は、思いを口にした直後に失われた時間を体験し、もう一度出会い直した相手との接し方を探ります。舞台は高校、病室、河原など身近な場所で、学校行事や音楽活動が関係の節目として置かれます。物語は、限られた時間の中で何を伝えるか、どの距離で相手と向き合うかを中心に進みます。単巻構成で、ひとつの出来事とやり直しの体験を軸にまとまっています。学園生活、恋愛、病、時間の反復が重なる内容です。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
不治の病を患った彼女に告白したのは間違いだったのか?
編集部
不治の病を隠して高校生活を送っていた森山燐を好きになってしまった「俺」は、彼女に告白したことをずっと後悔していた。「俺」の告白は余命僅かな燐に未練の重荷を負わせただけだった。その後間もなく燐は世を去り、失意の内に沈んでいた主人公は、一年前の夏に戻されるのだが……。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
ヒロインが死ぬ難病もののラノベが好きな人 誰かに告白して後悔した経験がある人
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AI分析(あらすじ)
- 現代学園を舞台にした恋愛ものを読みたい人 - タイムリープと人間関係のやり直しに関心がある人 - 文化祭やライブが物語の節目になる作品を探している人
著者情報
この項目をレビュー編集部
赤城大空は日本のラノベ作家。主にガガガ文庫で活動している。代表作は以下。 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 『僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場』 『出会ってひと突きで絶頂除霊!』 『淫魔追放』 『【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしく動画がアホほどバズって伝説になってますわ!?』
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
ぶーたは日本のイラストレーター。ラノベや書籍の装画を数多く手掛ける。代表作は以下。 * 魔王が地上では救世主になっている理由(アルファポリス、著:栖原依夢) * 俺と彼女の青春論争(角川スニーカー文庫、著:喜多見かなた) * うらない☆うららちゃん(ポプラ社、著:もとしたいずみ) * ユア・マイ・ヒーロー(講談社ラノベ文庫、著:八雲たつ出雲) * 放送中です!にしおぎ街角ラジオ(メディアワークス文庫、著:岬鷺宮) * 七星のスバル(ガガガ文庫、著:田尾典丈) * Alice in Musicland(PHP研究所、原作:OSTER project 著:孤塚冬里) * Music Wizard of OZ(PHP研究所、原作:OSTER project 著:孤塚冬里) * 夜は短し歩けよ乙女(角川つばさ文庫、著:森見登美彦) * 終わる世界の片隅で、また君に恋をする(電撃文庫、著:五十嵐雄策) * ひよっこ家族の朝ごはん お父さんとアサリのうどん(富士見L文庫、著:汐見舜一) * ひとりぼっちの異世界攻略(オーバーラップ文庫、著:五示正司) - 2巻まで担当 * ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(角川スニーカー文庫、著:しめさば) * Hello, Hello and Hello(電撃文庫、著:葉月文) * ペンギン・ハイウェイ(角川つばさ文庫、著:森見登美彦) * 青を欺く(MF文庫J、著:三船いずれ)
編集部
2017年に映画化された感動作。従来のタイムリープものと違い、「好きな子に告白しないこと」が最終目標となる点が話題を呼んだ。主人公がバンドを組むメンバーの人間模様や文化祭イベントの盛り上がりも、カタルシスを与えている。
作品Q&A
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二度目の夏、二度と会えない君はどこで見れる? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 告白した後悔をきっかけに、同じ夏をやり直すタイムリープ構成が、一般的な「言えなかった一言を伝える」物語とは逆方向の切り口だ。
- 過去を大きく書き換えず、あえて同じ道筋を辿ろうとする主人公の葛藤が、もどかしさと共感を生。
- 学生バンド結成からライブまでの青春エピソードが、本作単体でも十分に楽しめる娯楽性を持つ。
- 不治の病という重い設定の中でも、切なさと爽やかさ・前向きさが同居する読後感を高く評価する読者がいる。
- 儚げな雰囲気に合うイラストや、一巻完結で読み切れる点も好意的に触れられている。
こんな人におすすめ
- 不治の病をテーマにした切ない青春ラノベが好きな人。
- タイムリープものの「使い方」や、言いたい気持ちを抑えるもどかしさに惹かれる人。
- バンド活動や文化祭など、仲間と何かに打ち込む学生時代の物語が好きな人。
- 後悔や別れを巡る感情描写を、じわじわ味わみたい人。
- 著者の他作品とは異なる、真面目寄りの青春ドラマを試してみたい人。
人を選ぶポイント
- 設定自体はありがちで、タイムリープの必然性に疑問を感じる。
- 結末が最初から見えている分、そこへ至る過程が物足りない・退屈に感じる。
- 主人公が些細な変化も避けるため、展開の捻りが弱く感じる読者もいる。
- 救われない切なさが強く、読後にすっきりしない・後味が残る。
- 著者の他作と比べて本作の個性や深みが薄いと感じる声もある。
テンポ・読後感
- 夏の終わりを意識した、切なく儚げな空気感が作品全体を包。
- 最初から重い別れが近い予感がある物語を、过程の描写でじっくり味わうタイプだ。
- 涙を誘う場面と、キラキラした短い青春の輝きが交互に立つ、ホロ苦いトーンだ。
- 起承転結は整っている一方、感情の余韻が長く残る読み心地だ。
- ノベルゲームの別ルートを辿るような、既知の結末を前提に読む感覚に近い。
キャラクターへの評価
- 不治の病を抱えながらも明るく学校生活を送るヒロインの姿に、切なさと強さを感じる。
- 想いを伝えたいのに抑え、バンドに真剣に向き合う主人公の内心の揺れが共感を呼ぶ。
- ヒロインの残された時間への想いや、バンドへの情熱が心を打つ。
- 反対されつつも裏方で支える委員長など、陰で物語を支える人物にも好意的な声がある。
- 二度目の関係性の変化や、拒絶への恐れが行動に表れる描写を評価する読者もいる。
巻一覧
この巻のあらすじ
この夏、俺は、君を二度失った。
きっと、「好き」という言葉は罪だった。
森山燐(もりやま・りん)は生まれつき不治の病を患っていた。 俺は、それを隠して高校生活を送っていた彼女を好きになってしまっていた。高校最後の文化祭で、一緒にライブをやり、最高の時間を共に過ごし――そして、燐は死んだ。
死に際の彼女に、好きだ、と――決して伝えてはいけなかった言葉を、俺は放ってしまった。 取り乱す彼女に追いだされて病室を後にした俺には、一言「ごめんなさい」と書かれた紙切れが届けられただけだった。
あんな気持ち、伝えなければよかった。 俺みたいな奴が、燐と関わらなければよかった。
そして俺は、タイムリープを体験する。 はじめて燐と出会った河原で、もう一度燐と出会ってしまった。 ずっと、会いたいと思っていた燐に、あの眩しい笑顔に再び……。
だから、今度こそ間違えない。 絶対にこの気持ちを伝えてはいけないから。
最後の最後まで、俺は自分の気持ちを押し殺すと決めた。 彼女の短い一生が、ずっと笑顔でありますように
アニメ化企画進行中(2014年12月現在)の『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』原作者:赤城大空が贈る健全青春ラブストーリー。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
星評価・感想
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