長く続く帝国と連邦の戦争を背景に、帝国空軍のエースガンナーとして戦ってきたソウタ・カシワギが、敵の竜騎兵の少年を撃てず除隊処分になるところから始まる物語。空で敵機を追う軍人だったソウタは、自分の居場所を失ったまま、<人に害為す<黒の竜>を狩る一団<ドラゴンスレイヤー>の船長と、竜騎兵の少女シノに引き合わされる。シノの操る竜に乗せられたソウタは、帝国空軍と連邦空軍の対立、竜騎兵の運用、黒の竜狩りという要素が重なる現場へ入っていく。戦う理由を失った人物が、空と竜の戦場で別の役目に触れていく構図が軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 戦争と飛竜、戦闘機が同居する世界観にロマンがある。
- 空を舞台にした戦いと移動の描写が印象に残る。
- 少年と少女が支え合いながら進む関係性が読みどころ。
- 硬派で定型的な萌えに寄らない作風が新鮮。
- 新人賞作らしい粗さはあるが、発想の勢いと長編をまとめる力が評価されている。
こんな人におすすめ
- 空戦ものや軍事ファンタジーの雰囲気が好きな人。
- 王道の少年少女バディものを読みたい人。
- しっかりした世界設定を重視する人。
- かわいい属性よりも、芯のある人物像を求める人。
- デビュー作ならではの荒削りさも含めて楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 説明が長く感じられる場面がある。
- 戦闘描写はあっさりめで、迫力重視だと物足りない。
- 主人公が受け身に見える。
- 終盤や締めの盛り上がりが弱いと感じる読者がいる。
- 既視感のある設定として気にする声もある。
テンポ・読後感
- 序盤から世界に引き込む導入の勢いがある。
- 物語は目まぐるしく展開し、場面転換は早め。
- 空を飛ぶ高揚感と、戦時下の重さが同居している。
- 全体の読後感は静かで、余韻寄りの受け止め方が多い。
- 新人賞作品らしい粗さと伸びしろが同時に見える。
キャラクターへの評価
- 主人公は弱さや迷いを抱えつつ進む人物として見られている。
- ヒロインは強くて男前、支える側として印象が強い。
- 二人の関係性を好意的に受け止める声が目立つ。
- 女性陣が総じて芯が強く、存在感がある。
- 一方で、主人公の行動力や決断力の弱さを気にする見方もある。
巻一覧
かくて飛竜は涙を流す The Dragons' Tear
この巻のあらすじ
長く続く戦争の中、帝国空軍のエースガンナーとして連邦空軍の敵を撃墜してきたソウタ・カシワギは、ある戦闘で敵――竜騎兵の少年を撃つことができず、除隊処分となってしまう。自らの行くべき方向に迷うソウタの前に現れたのは、<ドラゴンスレイヤー>――人に害為す<黒の竜>を狩る一団の船長と、竜騎兵の少女・シノだった。急かされるようにシノの操る竜に乗せられるソウタだが、目標を捉えたときに――。
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