父の死をきっかけに莫大な遺産を受け継いだ女子高生・一華を軸に、一族の思惑と身辺の危険が交差する現代ミステリ。財産を狙う側は、事故に見せかけた手順や場所を用意し、相続人に接近する。一方、彼女を支える橋田は、ある探偵を呼び寄せて備えさせる。探偵は犯行の実行前に手口の綻びを拾い、計画そのものを崩していく。寺での読経、墓での納骨、ホテルでの会食など、法要の場面が事件の舞台になり、同じ家族の中で利害がぶつかる。上下二冊の構成の中で、暗殺計画とその阻止が連続して描かれ、遺産相続をめぐる一族劇としてまとまっている。

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  • AI分析(あらすじ)

    倒叙ミステリ、完全犯罪、遺産相続、家族内対立を扱う現代ミステリに関心がある人

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作品の魅力

  • 事件が起きる前に探偵が先回りして潰す発想が新鮮で、ミステリーの型をずらした面白さがある。
  • 犯行未遂と阻止の応酬がテンポよく続き、短編連作のように区切りよく読める。
  • トリック返しや犯人へのやり返しが痛快で、読後感が軽やか。
  • 一華、橋田、親族側までキャラが濃く、掛け合いと人物の立ち方で引っ張る。
  • 荒唐無稽さを勢いで押し切るエンタメ性が強く、細部の無理を気にせず楽しめる。

こんな人におすすめ

  • 変化球のミステリーや倒叙寄りの仕掛けを楽しみたい人。
  • テンポ重視で、重苦しさの少ないエンタメ作品を読みたい人。
  • 個性的でクセの強い登場人物が多い作品が好きな人。
  • ラノベ感のある軽快な会話や、ヒーローもの的な勧善懲悪を求める人。
  • ドラマ版から原作に入る人、または原作と映像の違いを楽しめる人。

人を選ぶポイント

  • トリックや展開には強引さや大味さがあり、現実味を細かく求めると引っかかりやすい。
  • 探偵の有能さが突出していて、推理の駆け引きよりも先回りの爽快感が中心。
  • 登場人物が多く、親族関係や視点の切り替わりを追うのに少し注意が必要。
  • 章ごとの犯行未遂の連続で似た流れに感じる場面があり、読み方によっては単調に映る。
  • ドラマ版の印象とはかなり異なり、別作品のように感じる可能性がある。

テンポ・読後感

  • 章単位で次々と仕掛けが来るため、全体の進みはかなり速い。
  • 緊張感はあるが、事件が起き切る前に止まるので重さよりも安心感が勝つ。
  • 犯行の数とバリエーションで押すため、にぎやかで勢いのある雰囲気。
  • シリアスな題材でも、会話やキャラの濃さで軽快さが保たれている。
  • 終始エンタメ寄りで、細かな理屈よりノリと痛快さが前に出る。

キャラクターへの評価

  • 一華は素朴で守られ役として親しみやすく、危機感の薄さが作品の軽さにもつながっている。
  • 橋田は有能でふてぶてしく、場を回す存在として強い印象を残す。
  • 探偵は万能感が強く、犯人側の計画をまとめて崩す存在として頼もしさが際立つ。
  • 親族側は欲深くクセが強い一方で、キャラ立ちがはっきりしていて見分けやすい。
  • 悪役側にも妙な愛着が湧くほど、敵味方ともに濃い人物配置になっている。

巻一覧

探偵が早すぎる (上)
2017年5月 ISBN 9784062940719
この巻のあらすじ

犯行計画を立てただけなのに……どこからともなく名探偵がやってきた?完全犯罪をもくろむ殺人者は、誰にも見破られぬように犯罪計画を立てた……はずだった。「キミ、殺そうとしてるよね?」彼の犯罪計画の穴とは!?ミステリ界が今、最も注目する才能が放つ、究極の倒叙ミステリ!

『その可能性はすでに考えた』の著者が仕掛ける究極の逆転劇!

大人気テレビドラマが帰ってくる。 シーズン2放送決定! 『探偵が早すぎる 〜春のトリック返し祭り〜』 2022年4月スタート! 読売テレビ・日本テレビ系にて (出演:滝藤賢一 広瀬アリス 水野美紀ほか)

父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。その遺産を狙い、一族は彼女を事故に見せかけ殺害しようと試みる。一華が唯一信頼する使用人の橋田は、命を救うためにある人物を雇った。 それは事件が起こる前にトリックを看破、犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵! 完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!? 史上最速で事件を解決、探偵が「人を殺させない」ミステリ誕生! プロローグ 第1話 ヘビースモーカー 第2話 毒蜘蛛 第3話 カボチャと魔女 第3.5話 決戦前夜

探偵が早すぎる (下)
2017年7月 ISBN 9784062940801
この巻のあらすじ

「やられる前にやり返す!」「私の流儀はトリック返し!」 ミステリ史上最速の探偵が挑むのは 百花繚乱の完全犯罪トリック!

「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」 完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。 父から莫大な遺産を相続した女子高生の一華。 四十九日の法要で、彼女を暗殺するチャンスは、寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回! 犯人たちは、今度こそ彼女を亡き者にできるのか!? 百花繚乱の完全犯罪トリックvs.事件を起こさせない探偵!

大人気テレビドラマが帰ってくる。 シーズン2放送決定! 『探偵が早すぎる 〜春のトリック返し祭り〜』 2022年4月スタート! 読売テレビ・日本テレビ系にて (出演:滝藤賢一 広瀬アリス 水野美紀ほか) インタールード 第4話 寺──焼香 第5話 墓──納骨 第6話 ホテル──会食 エピローグ

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