構造レビュー
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
奴隷の少女と夜の王の逢瀬から生まれる絆。
概要
編集部
元奴隷の少女が夜の森を支配する有翼の異形と出会い、夜毎逢瀬を重ねるうちに心を通わせていく。
こんな人におすすめ
編集部
児童文学とラノベの美質が結晶した小説を読みたい人 元奴隷の少女と孤独な人外の純愛に泣きたい人
著者情報
イラストレーター情報
編集部
磯野宏夫は日本のイラストレーター。書籍の表紙・挿絵の他絵本も手掛けている。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 ミミズク 額に332の烙印を捺された元奴隷の少女。痩せっぽちで癖毛。夜の王に食べてほしいと願い、彼のもとに通い続ける。奴隷として働かされていた村が盗賊の襲撃に遭った際、自分を襲った男を返り討ちにしてただ一人生き残った。
総評
編集部
電撃文庫刊行の異色ラノベ。生まれてこのかた人のぬくもりを知らず、行き場を失った少女が夜の王の孤高のたたずまいに惹かれ、彼に食べてもらうことを望んで通い詰める物語は、珠玉のプラトニックラブストーリーとして受け入れられた。
ストーリーの説明
編集部
ミミズクと夜の王、天涯孤独な身の上の二人が心を通い合わせる様子が丁寧に描かれており、美しいストーリーに引き込まれた。
キャラクターの説明
編集部
登場人物の心の動きを丁寧に拾い上げることで、そこにいるかのように血肉の通った存在感を付与している。
設定・世界観の説明
編集部
剣と魔法の異世界ファンタジー。人を害する魔物が存在する一方、国同士の争いや盗賊の襲撃が絶えず世相は荒れている。戦争捕虜を奴隷にする制度がある。
話題性の説明
編集部
第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。2008年『このライトノベルがすごい!』作品部門7位を獲得している。
初心者向けの説明
編集部
児童文学のような格調高さとエモーショナルなエンタメ性が絶妙なバランスで噛み合っている。
読後感のよさの説明
編集部
幼くして抜け殻と化し魔物に食べられる事だけを望んでいたミミズクが、同じ孤独を秘めた夜の王と触れ合い、他者に愛し愛されることで再生していくストーリーは感動的。人間を忌み嫌い、ミミズクを遠ざけようとしていた夜の王の変化も好ましい。
テンポの良さの説明
編集部
一冊で綺麗に纏まっている。満足感は高い。
読みやすさの説明
編集部
子供から大人までしっくり馴染む、易しい言葉で書かれている。
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