脳と機械をつなぐBMIが社会に広く行き渡った近未来日本を背景に、サイバー空間の治安維持を担う情報通信保安庁警備部の捜査を描く全3冊。御崎蒼司は、ウイルスによる大量被害、ネットストーカー、未来予知を掲げる団体、オンラインゲーム利用者を狙う連続事件などを担当する。現場での聞き込みや追跡に加え、ネット上の痕跡の解析が手掛かりとなり、事件ごとに別々に見えた事象が一本の線へ収束していく。並行して、同僚との距離感や私生活の不器用さも物語に置かれ、組織の任務と人物関係が同じ舞台で進行する。

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  • AI分析(あらすじ)

    近未来SFやサイバー犯罪捜査、政府機関の事件対応、事件捜査に恋愛要素がある作品に関心がある人

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作品の魅力

  • 近未来のBMIや脳直結ネットワークを使ったサイバー犯罪の設定が目を引く。
  • IT用語や専門概念が多い一方で、世界観に入ると読みやすくなる。
  • 事件の追跡と対策組織の動きが軸になり、捜査ものとしての緊張感がある。
  • 御崎と伊江村のじれったい恋愛が作品の大きな魅力になっている。
  • 浅井や山上など脇役の個性が強く、キャラ同士の掛け合いも印象に残る。

こんな人におすすめ

  • サイバー犯罪や近未来SFの雰囲気を楽しみたい人。
  • 攻殻機動隊やPSYCHO-PASS系の題材に惹かれる人。
  • 事件解決だけでなく、恋愛要素のあるラノベを読みたい人。
  • 専門用語が多くても雰囲気で乗れる人。
  • 3巻完結のまとまりを重視する人。

人を選ぶポイント

  • 序盤は専門用語や説明が多く、入りにくさがある。
  • SFとしての新味や設定の掘り下げは物足りなく感じる場合がある。
  • 事件の進行が遅めで、派手なアクションを期待すると肩透かしになりやすい。
  • 恋愛パートは軽口や下ネタが混じり、好みが分かれやすい。
  • 終盤のまとめ方や一部の謎の残し方にすっきりしない印象が残る。

テンポ・読後感

  • 序盤は設定説明が中心で、読み進めるほど事件と人間関係が動き出す。
  • 緊迫したサイバー事件と、ゆるくもどかしい恋愛の温度差がある。
  • 全体としては重すぎず、ハラハラとくすぐったさが同居する。
  • 完結巻に向かうほど整理され、静かにまとまる印象が強い。
  • 未来感はあるが、対人ドラマの比重もかなり高い。

キャラクターへの評価

  • 御崎は粗野で軽い面が目立つが、伊江村には不器用で可愛げがある。
  • 伊江村は美人で芯の強さがあり、過去を抱えつつ少しずつ変わっていく。
  • 浅井は自由奔放で場をかき回す存在として人気が高い。
  • 山上や篠木など脇役の人間味が作品の厚みを支えている。
  • キャラ数が多く、最初は誰が誰か把握しにくい。

巻一覧

C.S.T. 情報通信保安庁警備部
2014年2月 ISBN 9784048663298
この巻のあらすじ

脳とコンピュータを接続するブレイン・マシン・インターフェイス、通称BMIが世界でも一般化している近未来。海外から苛烈なサイバー攻撃にさらされた日本政府は、サイバー空間での治安確保を目的に新機関「情報通信保安庁」を設立する。 だが、それを嘲笑うかのように、コンピュータ・ウィルスによる無差別大量殺人が発生。神を名乗る謎の犯人を追う情報通信保安庁警備部・御崎蒼司は、その一方で、恋愛に鈍感な美しい同僚に翻弄されるのだった――。 スリリングな捜査ドラマと、不器用な恋愛模様が交錯する、超エンタテインメント作品!

C.S.T. 2 情報通信保安庁警備部
2014年10月 ISBN 9784048690515
この巻のあらすじ

脳とコンピュータを接続するブレイン・マシン・インターフェイス、通称BMIが一般化している近未来。 情報通信保安庁を激しく揺り動かした〈AetΩ〉事件のショックも冷めやらぬある日、警備部の御崎蒼司は、ある小さな事件を担当していた。一人の女子大生が、陰湿なネットストーカー被害を受けているという。膨大なメール攻撃や盗撮、監視に悩む彼女の相談を受け、その犯人を追ううちに、未来を見通せると主張する謎の新興宗教団体を探ることになる――。 第20回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作の続編、ついに登場!

C.S.T. 3 情報通信保安庁警備部
2015年3月 ISBN 9784048650564
この巻のあらすじ

〈黄金の朝〉と名乗る者による殺人事件が、全国で連続して起こっていた。東北、北陸、関東、関西、九州と現場はバラバラだが、詳しく調査していくと、被害者全員がオンラインゲーム〈リバース・オンライン〉のユーザーだと判明。 情報通信保安庁警備部の御崎と篠木が、ゲームの運営会社・株式会社リバースを調べると、他の社員は確認できたものの、社長の雨宮だけが行方不明となっていた。彼の足跡を追ううち、御崎たちは、あの〈AetΩ〉事件とのつながりを見つける――。 第20回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作の人気シリーズ、ついに完結!

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