本シリーズは、桜沢結人を軸に、弁護士の仕事へ怪異案件が入り込む現代設定の全2巻。結人は「視える」特性を見込まれ、消息を絶った友人が幽体として現れたことから、失われた身体の行方や、幽霊の立場から持ち込まれる相談へ関わる。さらに、子どもを狙う連続『魂抜き』事件では後輩弁護士との対立も生じ、事務所の継承や相棒の交代が物語の進み方に影を落とす。日常の法務、失踪した肉体、霊的な異変が同じ机の上で扱われ、事件ごとに解くべき筋道が変わっていく。依頼の入口は身近でも、調べる先は境界の向こう側へ広がり、現実の手続きと超常の手がかりが並行して進む。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 幽霊と弁護士を組み合わせた設定が新鮮で、あの世の法律や裁判の発想が目を引く。
- 難しい法律ものに寄りすぎず、軽めの文章でさらさら読める。
- 主人公と幽霊の友人、後輩、刑事などの掛け合いが楽しく、キャラ小説としても読める。
- 友情やすれ違い、過去の事情が少しずつ見えてくる流れが読みどころになる。
- さといさんのイラスト目当てで手に取った読者も多く、ビジュアル面の入口が強い。
こんな人におすすめ
- オカルト寄りのライトノベルや、設定で引っ張る作品が好きな人。
- ミステリの本格推理より、キャラ同士の関係性や会話を楽しみたい人。
- ブロマンス風の空気感や、男性キャラ中心のやりとりが好みの人。
- 文章の読みやすさを重視し、重すぎない事件ものを探している人。
- 続き物の余韻や今後の展開を追う楽しみを求める人。
人を選ぶポイント
- 本格ミステリの手応えを期待すると、謎解きや緊迫感が物足りなく感じやすい。
- 事件の決着や裁判の見せ場があっさりしていると受け取られやすい。
- 物語の進み方が穏やかで、途中で少し間延びする印象を持たれやすい。
- シリーズを通して関係性の変化が少ない巻では、停滞感が出やすい。
- 収まり方に納得しにくい読者もいて、後味が割れる。
テンポ・読後感
- テンポは軽快寄りだが、全体の空気は落ち着いていて穏やか。
- 事件や設定は突飛でも、読み味はさらさらしていて重苦しさは強くない。
- ところどころ切なさが残り、読後感はすっきり一辺倒ではない。
- 山場はあるものの、ハラハラ感より会話と関係性で読ませるタイプ。
- 余韻は控えめだが、続きが気になる引きは残る。
キャラクターへの評価
- 桜沢結人は、真面目でお人好し、体を張って動くタイプとして受け止められている。
- 幽霊の相棒・日向陽一は、ポジティブでマイペースな存在として印象が強い。
- 栗栖澪は、結人を気にかける後輩として好感を持たれやすい。
- 椿原刑事は、強烈でドS気味のキャラとして存在感が大きい。
- 父親や過去に関わる人物は、今後の掘り下げを期待されている。
巻一覧
幽霊弁護士・桜沢結人の事件ファイル
この巻のあらすじ
“視える”弁護士・桜沢結人は、音信不通だった日向陽一から、身体が奪われ『幽霊』になってしまったと助けを求められる。「身体さがし」の代理人となった結人だが、そのせいで境界線上の怪しいモノ達に狙われ!?
幽霊弁護士・桜沢結人の事件ファイル 2
この巻のあらすじ
幽体になった友人・陽一の法律事務所を継ぎ、彼の相棒になった桜沢結人。"視える"体質を見込まれ幽霊まで弁護する日々。だが、子どもばかりを狙う連続「魂抜き」事件をめぐり後輩弁護士・栗栖と対決することに!?
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