現代の学園を起点に、宮本伊織が同居することになった翼を持つ少女クリスと関わりながら、妖精の書と「鞘の主」をめぐる争いに巻き込まれていくシリーズ。学園の同級生さつき、王子と呼ばれる常葉、大学生の薬子、行方不明の叔父・頼通らが周囲に集まり、通り魔事件や襲撃、失踪した父の手がかり、楽園を追う動きが少しずつ交差する。舞台は日本各地に広がり、鎌倉、岩手、パリなどで別の人物の事情も描かれる。小詩篇では主要人物や周辺人物の別角度の出来事が補われ、妖精たちと鞘の主の関係がさらに見えていく。伊織の周囲にいる人物たちの選択が、戦いと移動を通して連鎖していく構成になっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- クリスの無邪気さと、主人公との距離感の変化がかわいい。
- ほのぼの日常とシリアス展開の落差が強く、先が気になる。
- 戦闘や人間関係がテンポよく進み、読みやすい。
- キャラ同士の掛け合い、特に恋愛まわりの勘違いが楽しい。
- 敵役をはっきり不快に描くため、対決のカタルシスがある。
こんな人におすすめ
- ロリ系ヒロインや主従っぽい関係性が好きな人。
- バトルロイヤルや契約ものの設定を楽しめる人。
- ほのぼのと鬱展開のギャップに惹かれる人。
- 皮肉や毒のある敵役をしっかり嫌える作品が好きな人。
- 読みやすさ重視でライトに追いたい人。
人を選ぶポイント
- 終盤まで読んでもすっきり回収しきらない印象が残る。
- 中盤以降の鬱っぽさや不快感が強め。
- 主要人物の関係がじれったく、好みが分かれる。
- 短編集は本編補完寄りで、必読感は薄いと感じる人もいる。
- 展開の進み方が穏やかで、物足りなさを覚える場合がある。
テンポ・読後感
- 全体のテンポは軽快で、さらっと読める。
- 日常回はゆるく、戦闘回は一気に空気が変わる。
- シリアスが重くなっても、会話の軽さで読み進めやすい。
- 終盤に向かうほど緊張感と切なさが増す。
- すっきり爽快というより、甘さと苦さが混ざる読後感。
キャラクターへの評価
- クリスは幼くて可愛いが、時にわきまえなさが目立つ。
- 伊織は冷静で達観していて、フラグを折る主人公として印象が強い。
- 常葉先輩はクールさからのデレ落差が大きく、人気が高い。
- リリオーヌは素直で癒やし枠として好まれている。
- さつき、ルテティア、イソウドは厄介さやうざさが強く、感情を動かす役回り。
巻一覧
この巻のあらすじ
宮本伊織はピンチを迎えていた。同じクラスの女子、牧島さつきが遊びに来ているというのに、上の階から降ってくる重い音が気になって仕方がないのである。同居している叔父の寝相と偽って、なんとかさつきを帰した伊織。だがしかし、伊織が開けた二階のクローゼットには、猿轡をかまされた、人形のような美幼女が拘束されていたのだった……! 二人の奇妙な共同生活から始まる、ミステリアスアクション!!
この巻のあらすじ
はた迷惑なクリスとの同棲にも慣れてきた伊織。今度は彼の元に学園憧れの"王子"、大路常葉が訪ねてきて、彼女の家に招待されてしまった! 誘いを受け大路邸を訪れた伊織は、そこでクリスと同様、翼を持つ少女と出会う。“鞘の主”として同じスタンスの常葉の話を聞き安心する伊織だが、彼女が告げた「薬子先生を信用するな」という言葉に動揺する。一方常葉は付近で頻発していた通り魔事件に巻き込まれてしまい――好調シリーズ第2弾!
この巻のあらすじ
「コイツら食っちゃっていいの?」伊織とクリスの前に現われた制服姿の美少女・ルテティア。クリスをさらった彼女は、逃げた先で伊織に携帯電話を投げて寄こす。その電話の相手はなんと、行方不明の叔父・頼通――! 同じ頃、母校を訪れていた薬子は、恩師であり伊織の父でもある康頼を訪ねてきた外国人の男女二人組を発見する。どうやら彼らは"楽園"に近づく何かを捜しているらしいのだが……。エキセントリック美少女と、さらなる謎に翻弄される第3巻!
この巻のあらすじ
頼通からの手紙に従い父の失踪宣告手続きを済ませた伊織だが、"妖精の書"について考える暇もなくクリスとルテティアの世話に追われていた。そんな伊織の様子を気遣う常葉、伊織の気持ちを知りたいさつき、不穏な行動を重ねる薬子……。周囲が慌しい中、かつて刃を交えたグレアムをドイツから呼び寄せ伊織とクリスを狙うパトリック。"妖精の書"を巡る様々な思惑と、パトリックの執念の刃が伊織たちに襲いかかる――! 人気シリーズ緊迫の第4巻!
この巻のあらすじ
父・康頼の手がかりを探すため、古い手紙を頼りに父の恩師を訪ねる伊織。クリスを連れていざ鎌倉へ――(Lebor Caointeach)、大人の女を相手に日々を過ごす由良健二。ゴシックスタイルに赤い髪の美少女が彼の運命を変える――(Lebor Geancannah)、パトリックとの戦闘で傷ついた伊織のため、宮本家に通う常葉。しかし伊織のクラスメイト・山崎が彼に似合わない相談とともに現れて――(Lebor Cermait)。妖精たちと"鞘の主"の秘密と絆を奏でる、待望の小詩篇!
この巻のあらすじ
何者かに敗れ、イグレインとの記憶と"妖精の書"を失ったパトリック。帰国した頼通とともに、変わり果てた彼と対面した伊織だが、罪悪感と恐怖の入り混じった複雑な感情を振り払うことができずにいた。そんな伊織の前に、黒ずくめの妖しい雰囲気を纏った少女が現れる……。一方、久しぶりに薬子との再会を果たした頼通は、彼女に戦う理由を聞き出そうとするが--。薬子の狙い、そしてついに動き出した"吟遊詩人"とは一体? 新章突入、人気シリーズ第5巻。
この巻のあらすじ
華の都・パリ。その街の古き呼び名を名前に持つ美少女・ルテティアは、自分と同じ羽を持つ青年と異国から来た怪しい男に出会い、奇妙な3人暮らしを始めるが――【Lebor Gruagach】、"鞘の主"として伊織と同じ戦場に立てたさつき。しかし常葉の存在の大きさを改めて思い知り、焦りは募る。そんな彼女を不安に思うルテティアだが、そこに2人を狙う危険なコンビが現れて――【Lebor Cyhiraet】、ルゥとさつき、危うい2人のエピソードで贈る小詩篇第2弾!
この巻のあらすじ
さつきまでもが"鞘の主"となり、ますます不安の種が増えてしまった伊織。そんな彼に、敵対関係にあると思われていた由良健二とマラハイドが接近してくる。イソウドの強引な介入により、他の"吟遊詩人"たちもそれぞれ"妖精の書"を巡り行動を始めたのだ。北への旅路を往く"男爵"、頼通とルテティアの前に姿を現すラ・ベル……。対照的に、不本意な戦いを続けることへの疑問が膨らむ伊織だが、突然のあの男の声に感情を抑えきれず――。
この巻のあらすじ
イソウドの奸計によりペルスヴァルを倒した伊織たち。その数日後、伊織はクリスと、そして偽書の一件で薬子と袂を分かった常葉とリリオーヌとともに、母方の曾祖母の住む岩手へ旅立つ。しかし執拗なまでに伊織を狙うイソウドの刺客が彼らに迫っていた――! 一方二人の不在を怪しむさつきとルテティア、薬子の真意を問いただす頼通はこの戦いの終局を考えはじめ、"吟遊詩人"たちにも最終局面を予感させる出来事が……! 佳境を迎えるシリーズ第7巻!
この巻のあらすじ
バイト帰りの大学生、早瀬薬子が助けたのは、妙な口調の美少年。そして彼は囁いた。「姐さん、殺したい相手はおりやせんか?」――【Lebor Fragarach】、病から逃れるため"楽園"を目指すリュクレーヌ。一方その頃"世界の果て"では、一人の学者と彼を愛するウォーライクの元に"妖精の書"を抱いた少女が現れて――【Lebor Meabhal】、岩手での出来事に思い悩む伊織。散歩の先で、偏屈な老婆と出会うのだが――【Lebor Bricriu】。真実に近づく小詩篇第3巻!
すべての巻を見る(全12巻)
この巻のあらすじ
さわから譲り受けた"妖精の書"とともに、無事帰還した伊織たち。岩手での戦いを経験した伊織は、なるべく常葉を戦闘から遠ざけるよう、自分とクリスだけで、襲いかかる"鞘の主"を返り討ちにしていく。そんな伊織の優しさに、常葉は喜びと不安を感じていた。一方、ついに現れた六人目の"吟遊詩人"シリー・ウォーク。他の"吟遊詩人"たちとの対面を済ませた後、薬子に接近した彼の目的とは!? 近づく終局、交錯する心。人気シリーズ第8巻。
この巻のあらすじ
半年前、あの荷物を受け取っていなかったら。余計な同居人にも、襲いかかる刺客にも悩まされることはなかっただろう。恋をすることも、その相手を守るために人を斬ることもきっとなかっただろう。それまでのように、一人静かな毎日を過ごせていたに違いない。しかし――それでも伊織は思う。自分とクリスは出会うべくして出会ったのだと。たとえ向かう先が"妖精の書"の残酷な導きだとしても、必ず家族を守ってみせると――。伊織とクリス、最後の物語。
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