『猫の地球儀』は、猫の姿をしたスカイウォーカーとスパイラルダイバーが登場するSF作品で、宣教部隊に狙われる異端者たちの生存と移動を軸に物語が進む。舞台は「地球儀」と呼ばれる場所を目指す世界で、朧が残したロボットと瓶を手がかりに、幽と焔が出会うところから中心の流れが始まる。シリーズ全体では、追われる者としての立場、移動のための装置づくり、そして二人の関係の変化が物語を支える。巻構成としては『焔の章』『幽の章』の2冊でまとまっている。なお、続編・外伝・短編の追加は確認できない。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
地球を目指す猫の飛行士とロボっ娘師弟の大冒険
編集部
猫とロボットだけが存在する宇宙コロニー「トルク」を舞台に、スパイラルダイブの王者・焔と地球への脱出を目指す幽、焔に憧れる子猫・楽が決死の冒険に挑む。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
猫が好きな人 アンドロイドが好きな人 熱血ロボットバトルが好きな人 タブーを犯しても叶えたい夢がある人
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AI分析(あらすじ)
- 異端者が追われる社会設定に関心がある人 - 猫の姿をした人物が中心のSFを読みたい人 - 到達目標のある移動劇や対決構成が好きな人
著者情報
この項目をレビュー編集部
秋山瑞人は日本のラノベ作家。『イリヤの空、UFOの夏』はSFラノベの傑作。主に電撃文庫で活動していた。代表作は以下。 * E.G.コンバット(1998年6月 - 電撃文庫 既刊3巻) * 鉄コミュニケイション(1998年10月 - 1999年3月 電撃文庫 全2巻) * ミナミノミナミノ(2005年1月 - 電撃文庫 既刊1巻) * 龍盤七朝 DRAGONBUSTER(2008年5月 - 電撃文庫 既刊2巻)
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
椎名優は日本のイラストレーター。様々なラノベのイラストを手掛けている。代表作は以下。 月と貴女に花束を(志村一矢著、電撃文庫) エンジェル・ハウリング(秋田禎信著、富士見ファンタジア文庫) なずな姫様SOS(阿智太郎著、電撃文庫) 麒麟は一途に恋をする(志村一矢著、電撃文庫) ダークエルフの口づけ(川人忠明著、富士見ファンタジア文庫) 紅牙のルビーウルフ(淡路帆希著、富士見ファンタジア文庫) モーフィアスの教室(三上延著、電撃文庫) メガロ・オーファン(若木未生著、角川ビーンズ文庫) ユーフォリ・テクニカ ~王立技術院物語~(定金伸治著、C★NOVELSファンタジア) サクラダリセット(河野裕著、角川スニーカー文庫) 偽りのドラグーン(三上延著、電撃文庫) ベイビー、グッドモーニング(河野裕著、角川スニーカー文庫) あじさいの季節に僕らは感応する(志茂文彦著、ファミ通文庫) スライムなダンジョンから天下をとろうと思う。(再藤著、アース・スターノベル) 男なら一国一城の主を目指さなきゃね(三度笠著、FUJIMI SHOBO NOVELS) 自殺するには向かない季節(海老名龍人著、講談社ラノベ文庫) ウォーター&ビスケットのテーマ(河野裕・河端ジュン一共著、角川スニーカー文庫) いつかのクリスマスの日、きみは時の果てに消えて(瀬尾つかさ著、ファミ通文庫) 異世界転生して生産スキルのカンスト目指します!(渡琉兎著、ドラゴンノベルス) 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(香月美夜、TOブックス)
編集部
個性的な猫たちが縦横無尽に暴れ回る異色スペースオペラ。猫好きアンドロイド好きロボット好きにおすすめ。小学生の頃に本作に触れて作者のファンになった者も多く、老若男女問わず虜にするエッセンスが凝縮されている。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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評価されるポイントは? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 人工衛星トルク上の猫文明と、宗教と科学の相克を描いたハードSFとして高く評価される声が多い。
- 地動説や異端審問を想起させるテーマ設定に、「知の再発見」SFとしての深みを感じる。
- ロボットバトルや決闘競技の描写に疾走感があり、熱さを感じる。
- 夢を追い続けることの厳しさや儚さを描いた物語性に、読後の余韻や再読したくなる魅力がある。
- 表紙の印象と裏腹な、作り込まれた世界観に引き込まれる。
こんな人におすすめ
- 秋山瑞人作品の入門として、2巻完結で手に取りやすい。
- 猫が好き、SF(特に天文・宇宙系)が好きな読者向け。
- ロボットバトルやバディ物、熱血な競技描写が好きな読者。
- 宗教と科学、夢と現実の葛藤を楽しめる読者。
- 本作が合えば「イリヤの空UFOの夏」「EGコンバット」など作者の他作へ進みたい。
人を選ぶポイント
- 独自用語の解説が少なく、初読は難解・消化不良になりやすい。
- 視点の移動や淡々とした文体で、読みにくいと感じる読者もいる。
- 上巻は設定説明に割かれ、物語の推進が弱く感じられる。
- 表紙・あらすじと内容のギャップで、期待とズレることがある。
- 夢を追うテーマの重さや終盤の辛さから、軽い読み物ではない。
テンポ・読後感
- 上巻は助走・設定説明色が強く、下巻から本格加速する。
- 2巻完結でコンパクトだが、上巻単体では全体像が掴みにくい。
- ハードSFの手口と少年漫画的バトルが同居し、ノリは読みやすい面もある。
- 後半で説明が増え、再読すると理解が深まる。
- 終盤は感情を揺さぶる展開になり、切なく重い余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 地球を目指す幽の執念と、それでも応援したくなる姿が印象的だ。
- 決闘競技に身を投じる焔への共感や、強く好まれる。
- 少女型ロボット・クリスマスの天然な言動や引用セリフが愛されている。
- 幽と焔の友情や、交差するそれぞれの「自分の話」としての関係性に心を動かされる。
- 楽など周囲のキャラクターにも感情移入しやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
スカイウォーカーであるというだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生が詰まった瓶を拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな猫だった。史上最強の多爾袞・班は過去の四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、班に挑戦することはすなわち、死であるといわれたその班に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹のやせた白猫だった。そんな幽と焔が出会ったとき物語は始まる。
この巻のあらすじ
大集会の手によって抹殺され続けてきた異端者-スカイウォーカー。その三十七番目の黒猫、幽も大気圏突入可能なポッドを自ら設計し地球儀を目指している。いよいよ、長年の夢を実現するとき。しかしその前に済まさなければならないことがあった。生き残るために利用した友人-焔との決着をつける必要があったのである。スカイウォーカー幽と最強のスパイラルダイバー焔。ふたりが激突したとき-。そして果たして幽は地球儀にたどり着けることが出来るのか?
星評価・感想
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