人気コミックのノベライズとして刊行された全2巻の本編。人類の生存が確かでない廃墟の世界で、記憶喪失で推定13歳の少女ハルカは、スパイク君やアンジェラさんたち家族同然のロボットに囲まれて暮らしている。ある日、彼女は自分そっくりの少女イーヴァを目にし、自分以外に人間が残っているのかという疑問に向き合うことになる。ハルカとイーヴァの関係、ロボットたちとの共同生活、さらにナイトとビショップの出現が重なり、閉じた生活圏の外にある事情や人類の行方が少しずつ前景化していく。彼女がどこから来たのか、イーヴァが何者なのかという問いが、暮らしの細部と外部の気配をつなぎ、物語の軸になっている。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
人類が滅んだ遠未来、コールドスリープから目覚めた少女がロボットの疑似家族と絆を育むポストアポカリプスSF
編集部
人類が滅んだ遠未来でただ一人冷凍睡眠から目覚めた13歳の少女が、個性豊かな5体のロボットたちと出会い疑似家族を作り暮らす中で、世界が崩壊した秘密に迫っていくハートフルSF。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
ポストアポカリプスSFが好きな人 アンドロイド萌えな人 少女の爽やかな成長ストーリーを見守りたい人
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AI分析(あらすじ)
廃墟世界のSF、ロボットとの共同生活、記憶喪失の少女ともう一人の少女の関係に関心がある人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
日本のSF作家。豊富な科学知識とエモーショナルなシチュエーションの組み合わせに定評がある。代表作は『猫の地球儀』『イリヤの空、UFOの夏』など。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
日本のイラストレーター。同名アニメのキャラデザとコミカライズも手掛けた。近況報告や更新告知はXで行っている。代表作は以下。 『航宙軍士官、冒険者になる』 『追放された没落令嬢は拳ひとつで異世界を生き延びる!』
編集部
同名アニメのノベライズだが関係なく楽しめる良作に仕上がっている。現代の子供にこそ読んでほしい。ハルカとロボットたちの心の交流、不器用なコミュニケーションにほっこりした。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 秋山瑞人特有の文章力で引き込まれるという声が多い。日常の綴り方から一気に緊張感へ落とす「生々しさ」が評価されている。
- ロボットの心理描写が人間とは微妙に異なるニュアンスで描かれ、人間側の感情も映える。
- メカ同士の戦闘やガジェット・戦術描写の密度の高さが、秋山作品の中でも際立つ強みとして挙がる。
- 人類最後の少女とロボットたちの疑似家族の絆が、SFの硬さとエモさの両面でよく描けている。
- 原作付きとはいえ、鉄のポストアポカリプス世界観や90年代末SF的なノスタルジアが好評。
こんな人におすすめ
- ポストアポカリプスSFや硬めのSF設定を楽しみたい人向き。
- ロボット・アンドロイドとの関係性や心理描写にロマンを感じられる読者には刺さりやすい。
- 秋山瑞人作品を読み返して文章の巧みさを味わうタイプの読者にも向いている。
- 少女の成長と、温かい日常の中に潜む不穏さを味わいたい人にも合う。
人を選ぶポイント
- 「ロボットにロマンを感じない人には向かない」「人を選ぶ」。
- 全2巻完結のため、物足りなく感じる読者もいる。
- 秋山瑞人の他作(特に『イリヤの空』『猫の地球儀』)と比べ、凡作・未熟・印象に残りにくい。
- 前半の日常パートは起伏に乏しく、焦点が曖昧で入りにくいと感じる読者もいる。
- 人間キャラが限定的なため、人間ドラマ中心の読み方を期待すると合わない可能性がある。
テンポ・読後感
- 前半は日常パート中心でやや冗長・物足りないと感じる声がある一方、後半に入ると一気に引き込まれる。
- コメディタッチの日常の中に危うさがちらつき、ギリギリのバランスが崩れていく緊張感が秋山作品らしいと評される。
- 伏線が次々と回収され、後半は波乱続きでハラハラさせられる。
- 全体としてSF色が強く、ガッツリしたSFを求める読者ほど後半で満足しやすい傾向がある。
- 読後は切なさや余韻が残りやすく、再読するとハートフルな側面も見えてくる。
キャラクターへの評価
- ハルカは幼さと無防備さ、ポジティブさが眩しく、物語の核の一人として愛されている。
- イーヴァは自分そっくりの存在として印象深く、ハルカとの対比で感情移入しやすいと評される。
- ルークはかっこよさや覚悟のある選択が読後感を大きく左右するキャラとして語られる。
- ナイトやクレリックなど個性の強いロボットたちの心理描写が、反則級に刺さる。
- 飛車丸はかわいさや伴侶としての存在感が高く、ハルカとの関係が特に印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
「記憶喪失で推定年齢13歳で、人類最後の生き残りかも知れないわたし―でも平気。わたしには、みんながいるから。スパイク君やアンジェラさんやクレリックさんやリーブスさんやトリガー君がいるから。だから平気―」廃墟に家族同然のロボットたちと住む少女ハルカはある日、自分そっくりの女の子を見かける。―もしかして自分以外の人間が生きてたの? 大捜索の末、ようやく出会ったその女の子はイーヴァと名乗り、そしてその正体は…。
この巻のあらすじ
イーヴァとの仲直りのためにキャンプに向かったハルカたち。その帰り道、最強の敵ナイトとビショップが現れた! 人気コミックのノベライズ、感動の完結編!
星評価・感想
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