神様たちの願いを人間が聞き取り、代行して動く「御用人」を描く和風ファンタジー。現代日本を舞台に、神社に生まれた桜士朗と白狼・青藍、元フリーターの萩原良彦と狐神・黄金らが、各地の神々から届く依頼に向き合う。仕事の内容は猫探し、改名、家探し、井戸からの脱出、伝承の確認など幅広く、依頼ごとに神の事情と人間側の都合が結びつく。神社、眷属神、天眼、神話由来の存在が同じ世界で動き、各地を巡る連作として、新旧の御用人たちの役目がつながっていく。旧シリーズでは良彦と黄金を軸に日本中の神々の用事を追い、特別巻では祖父の敏益や番外編、回顧録も収める。新本編では桜士朗が見習いとして加わり、御用人の役目が世代をまたいで続いていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 神社や日本神話を、肩ひじ張らずに読める形で味わえる。
- 神様が人間くさく描かれ、悩みや願いに親しみが持てる。
- 良彦と黄金の掛け合いが軽妙で、もふもふ感も楽しい。
- ひとつひとつの御用に、しみじみする余韻や温かさがある。
- 京都や各地の神社、風景描写がきれいで旅情がある。
こんな人におすすめ
- 神話や神社に興味はあるけれど、古典はハードルが高い人。
- ほっこり系ファンタジーや、優しい読後感を求める人。
- 神様と人の距離感が近い物語が好きな人。
- もふもふ相棒やバディものに惹かれる人。
- 日本の土地や伝承を物語で知りたい人。
人を選ぶポイント
- 神話・伝承・地名の知識があると、細かな面白さを拾いやすい。
- 連作や長編で、巻によっては導入がややゆっくり。
- 神様や歴史上の人物が多く、名前を追うのに少し気を使う。
- しっとりした話もあり、軽いコメディだけを期待すると印象が違う。
- 新シリーズは主人公や相棒が変わり、前シリーズの雰囲気を強く求めると戸惑う。
テンポ・読後感
- 全体は穏やかで読みやすく、会話のテンポは軽快。
- 依頼ごとに雰囲気が変わり、ほっこりと切なさが行き来する。
- 神様の事情が少しずつ見えてきて、じんわり深まるタイプ。
- 旅をしているような広がりがあり、神社巡りの気分もある。
- 新シリーズはやや若さや未熟さが前面に出て、前作より青さがある。
キャラクターへの評価
- 良彦は気さくで神様に寄り添うが、頼りなさや迷いもある。
- 黄金は厳しさと愛嬌を併せ持ち、甘いもの好きの相棒として印象が強い。
- 神様たちは偉大さよりも人間味が目立ち、可愛らしさや不器用さが魅力。
- 新シリーズの桜士朗は熱意が強く、真面目だが未熟さや体力のなさが目立つ。
- 青藍は見守り役として安定感があり、コンビの空気をやわらげる。
巻一覧
この巻のあらすじ
野球をあきらめ、おまけに就職先まで失った萩原良彦。彼がある日突然命じられたのは、神様の願いを聞く“御用人”の役目だった。人間味溢れる日本中の神様に振り回され東奔西走する、ハートウォーミング神様物語。
この巻のあらすじ
名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治して欲しい!? 神様たちの無茶なお願いが、今回も御用人・良彦とモフモフ狐神・黄金を走らせる。神様の助っ人(パシリ)物語、第二弾!
この巻のあらすじ
人気ファッション作りに、相撲勝負、柄杓探しにお菓子作り。今回も神様たちの御用はひと筋縄ではいかないものばかり。良彦と黄金の奮闘も更にアップ!? 神様たちの秘めたる願いと人間との温かい絆の物語、第三弾!
この巻のあらすじ
御用人シリーズ待望の4巻目は和歌山出張! 良彦と黄金のコンビが、古代紀国の謎に迫る!
毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。力を削がれ昔の記憶を失ってしまった神様からの御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。 夢の女性が挿していたという簪(かんざし)を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造(くにのみやつこ)の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で……。 神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていくーー。
この巻のあらすじ
御用人“本採用”となった良彦が今回は九州へ!? 累計90万部突破! 大人気シリーズ第5弾!
晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。それでも今回は九州遠征までさせられて、あの夫婦神の板挟みに……!? 有名すぎる日本の英雄、強烈なお供を連れた七福神の一柱。彼らの御用のために、良彦は穂乃香の助けを借りながら走り回る。果たして二人の仲の進展は……? それに加えて、あの超現実主義神職に神様が恋わずらいってどういうこと!? もはやただの食いしん坊キャラになりつつある狐神・黄金と、そろそろ将来が不安な貧乏フリーター良彦が奔走する、大好評シリーズ第五作!
この巻のあらすじ
シリーズ累計100万部突破! 神様と人の子の心温まる「絆」の物語。
何やら思惑のありそうな孝太郎に連れられて、上京した良彦と黄金。初めての東京に思わず浮かれる彼らの前に現れたのは、大手町の有名すぎるあの怨霊だった! そこから事態は思わぬ方へと転がり、図らずも巻き添えを食らったとある人物の正体とは……? そして、黄金は結局ファミレス推し!? 一方、九州へと呼ばれてみれば、飛鳥時代と現代を結ぶ三女神の過去を紐解くことに。人知れず残された一人の巫女の想いが、千年以上の時を経て鮮やかに浮かび上がる! 累計100万部突破の大人気シリーズ、第6巻!
この巻のあらすじ
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命への贈り物を探して欲しいというものだった。 いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。 一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。 記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒されるーー。
この巻のあらすじ
神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。しかし彼の眷属たちはそれに大反対。困った良彦が彼らを連れて来たのは…え?家電量販店!? 現代人の叡智は一体知恵の神の目にどう映るのか! 一方四国の徳島では、狸の金長大明神から諸説ある「阿波狸合戦」の話を集めてほしいと言われるが、なんだか裏がありそうでーー。加えてかの有名な八幡大神からは「顔を描いてくれ」と無茶な要求。梟に蛙に狸に鳩に猿……それに狐も加わって、今回の御用はなんだか賑やか!
この巻のあらすじ
御用にバイトにと日々忙しく全国を飛び回る良彦と黄金。そんな良彦の元に、バイト先の清掃会社から正社員の打診があった。年齢を考えると、正社員にはなりたい。でもそうなったら、御用人の仕事に支障が出ると悩む良彦。 一方、日本各地で頻発する地震に黄金は何やら考え込んでいた。そしてある日「気になることがある」と言い残して行方不明になってしまう。 謎に包まれた黄金の過去とは。全てが解き明かされ、物語はクライマックスへーー!
この巻のあらすじ
日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がるーー神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。 神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とはーー。
すべての巻を見る(全13巻)
この巻のあらすじ
御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは、子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。時代と共に力を削がれ失った、かつての姿を取り戻したいという御用を告げられて……。良彦の祖父・敏益の生前最期の御用を描いた表題作「継いでゆく者」をはじめ、書き下ろし番外編小説を3本収録! 第10巻のその後、良彦や黄金たちの御用や日常も明らかに。 そして登場人物たちのプロフィールや、読者からのQ&Aなど、初公開情報が詰まった「神様の御用人 回顧録」も収録。ファン必携の一冊!
【書き下ろし番外編】 〇一柱「継いでゆく者」 かつての姿を取り戻したいと願う神様・久久紀若室葛根神。御用人の萩原敏益が提案したのは、美味しいものを一緒に食べ歩きすることで!? 〇二柱「永遠の相槌」 黒龍の一件も落ち着き、日常を取り戻した良彦たち。そんな中、宣之言書に平安時代の有名な刀工「三条小鍛冶宗近命」の名前が現れーー。 〇三柱「ありふれた日常」 神職を志すための資金に悩む良彦、楽しみにしていた菓子を食べられ傷心する黄金、カフェでバイトを始めた穂乃香。温かくて優しい日常と、ほんの一歩の成長を描いた物語。
【神様の御用人 回顧録】 〇登場人物プロフィール&各巻振り返り 良彦や黄金たちのプロフィールを初公開! 各巻の振り返りコーナーでは、今までに登場したキーワードと神様を紹介する「よりぬき! 御用人辞典」と「御用神紹介」を掲載。さらにコミック版『神様の御用人』のユキムラが描く神様たちの日常の1ページ漫画も収録した、読み応えたっぷりの内容! 〇御用人Q&A 読者の皆様から募集した質問に、著者・浅葉なつが回答! 「黄金がみんなに隠している趣味は?」など、キャラクターの裏話が明らかに! 一柱 継いでゆく者 二柱 永遠の相槌 神様の御用人 回顧録 三柱 ありふれた日常
この巻のあらすじ
神様たちの御用を聞いて回る人間ーー御用人。その御用人を代々輩出する神社に生まれた桜士朗は、幼いころから自分も御用人になりたいと望んでいたが、未だに任命されず焦燥感を抱いていた。 そして迎えた17歳の誕生日。直談判を受けた大国主神は、『御用人見習い』として神様のお手伝いをするという提案をするが……猫捜し? 改名したい!? 漬物の神って!?!? 神様オタクの桜士朗と、保護者枠の白狼・青藍。新たな御用人(※見習い)コンビが西へ東へ駆け回る!
【登場人物】 ・桜士朗(おうしろう) 生まれつき天眼の持ち主であり、大国主神から英才教育を施された神様オタク。桐堂神社の次男。 ・青藍(せいらん) 毛量多めのお気楽な白狼。三峰の眷属神だが、有休中に幼い桜士朗と出会って以来、家庭狼生活を満喫中。 序 一柱 蚕の契り 二柱 改名騒動 三柱 神の物 四柱 檜前兄弟 終
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