異世界から召喚された十三人の救世主の一人、山田蓮司を中心に、魔神討伐後の世界を描く剣と魔法のファンタジー。蓮司は神殺しの英雄と呼ばれながら正体を隠し、喋るメダルの相棒エルメンヒルデと各地を巡る。魔術学院の少女フランシェスカ、エルフのフェイロナ、獣人のムルル、かつての英雄たちとの関わりを重ねつつ、魔物討伐や王都の騒動に巻き込まれていく。女神アストラエラ、魔王シェルファ、魔神の眷属、そして七つの誓約が物語を支え、英雄としての立場と相棒との結びつきがシリーズ全体の軸になる。各地の依頼や再会を通じて、蓮司が隠してきた過去と周囲の認識のずれが少しずつ表に出ていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    異世界召喚の英雄譚、正体隠匿の旅、魔王や女神が絡む剣と魔法の長編を読みたい人。

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作品の魅力

  • 魔神討伐後の後日譚として、英雄たちの再会や旅の続きが丁寧に描かれる。
  • 蓮司と相棒エルメンヒルデの軽口や掛け合いが読みどころになる。
  • フランシェスカや阿弥、フェイロナなど新旧キャラの関係性が広がっていく。
  • 「英雄ではない」と言い張る主人公が、守るために前に出る姿に芯の強さがある。
  • 表紙や挿絵の評判がよく、ビジュアル面の満足度も高い。

こんな人におすすめ

  • じっくり進む異世界ファンタジーや後日譚が好きな人。
  • 仲間との再会、旅の継続、関係性の積み重ねを楽しみたい人。
  • 主人公の自己評価の低さや不器用さも含めて受け止められる人。
  • 相棒との会話劇や、少し枯れた大人主人公が好みの人。
  • 書籍化なろう系でも、設定や世界観を重視して読む人。

人を選ぶポイント

  • 展開はかなりゆっくりで、序盤から大きく話が動くタイプではない。
  • 主人公の内面描写や自虐、ぐだぐだした独白が長く感じられやすい。
  • 戦闘は歯切れのよさより、条件や誓約を積み上げるもどかしさが前に出る。
  • 主要な事情や過去の核心は小出しで、引っ張りが強い。
  • 主人公の女好きな振る舞いや軽口が合わないと読みづらい。

テンポ・読後感

  • 全体の空気は重めで、しっとりした後日譚寄り。
  • 旅、再会、因縁の積み重ねで進むため、派手さより余韻が強い。
  • 戦闘は苦戦や制約が多く、爽快感より粘り強さが目立つ。
  • 物語の熱さは終盤や要所で出るが、そこまでの溜めが長い。
  • 雰囲気や世界観は好評だが、テンポ面の評価は割れやすい。

キャラクターへの評価

  • 蓮司は頼られつつも自分を英雄と認めたがらない、自己評価の低い人物として見られている。
  • 困っている人を放っておけず、前線で身体を張る姿に好感を持たれている。
  • エルメンヒルデとの掛け合いは親しみやすく、作品の個性として受け止められている。
  • フランシェスカ、阿弥、フェイロナなどは、蓮司との距離感や感情の揺れが印象に残る。
  • かつての仲間たちは、待つ人、詰め寄る人、支える人と反応の違いがはっきりしている。

巻一覧

神殺しの英雄と七つの誓約
2015年8月 ISBN 9784865540659
この巻のあらすじ

「――みんな、俺の事を誤解してるんだ」 異世界より召喚されし十三人の救世主の一人、山田蓮司(ヤマダレンジ)。 彼は他の十二人と力を合わせ見事に“魔神”討伐を果たすも、その栄誉を捨て仲間と袂を分かち、行方をくらます。 時は流れ、正体を隠し相棒の“喋るメダル”エルメンヒルデと共に旅をする蓮司は、その日暮らしだが穏やかな生活を 送っていた。しかし、彼の平穏は魔術学院の生徒フランシェスカとの出会いをきっかけに終わりを告げる。オーク討伐を 請け負った蓮司たちの前に現れたのは、かつて滅ぼしたはずの“魔神”の眷属で――!? 『七つの制約(エルメンヒルデ)』が解放されし時、最強の英雄が再び顕現する!! “神殺しの英雄”の称号を得ながら「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、ここに開幕。

神殺しの英雄と七つの誓約 2
2015年12月 ISBN 9784865540826
この巻のあらすじ

「見かけ通りさ。何処にでもいる、ただのしがない冒険者の一人でしかない」 異世界より召喚されし『神殺しの英雄』、山田蓮司(ヤマダレンジ)。彼は魔神討伐直後に表舞台から姿を消すも、魔術学院に通う貴族の少女フランシェスカと出会い、村人に仇なす魔神の眷属を討伐する。 その後、魔術都市に到着した蓮司は、冒険者ギルドにてフェイロナという名のエルフの青年を紹介される。冷静沈着な弓の名手である彼と親しくなった蓮司は、以降パーティを組むことに。 そんなある日、蓮司は魔術学院の学院長から呼び出しを受ける。そこにはかつての仲間である十三人の英雄、『大魔導師』芙蓉阿弥(フヨウアヤ)たちの姿があった。大量の魔物が発生しているとの報を受けた蓮司は、正体を隠し、フランシェスカと共に討伐隊に参加する。さしたる脅威のない任務のはずだったが、突如魔神の眷属が現れ??!? 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第二章開幕。

神殺しの英雄と七つの誓約 3
2016年3月 ISBN 9784865541106
この巻のあらすじ

「戦いは嫌いだ。……『英雄』という肩書は、そんな本心すら曇らせてしまうから嫌いだ」 異世界より召喚されし救世主の一人、『神殺しの英雄』山田蓮司(ヤマダレンジ)。魔神討伐後正体を隠し旅を続けていた彼は、新たな仲間と共に魔神の眷属を討伐し、再びきな臭くなってきた世界で魔王シェルファの存在に思いを馳せる。 ある日蓮司が冒険者ギルドを訪ねると、そこにはムルルと名乗る獣人の少女の姿があった。彼女は王都に居る十三人の英雄の一人、『賢者』宇多野優子(ウタノユウコ)に届け物があるという。一文無しの彼女に常識を教えつつ、蓮司は共に王都を目指すことに。 一方王都の宇多野は、同じ十三人の英雄の一人である『魔法使い』井上幸太郎(イノウエコウタロウ)より、『未来視の魔眼』で蓮司の死を予言したと告げられ――!? 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第三章開幕。

神殺しの英雄と七つの誓約 4
2016年6月 ISBN 9784865541328
この巻のあらすじ

「……エルが守った世界だ。だから、エルメンヒデに見せてやりたかった。この綺麗な世界を」 異世界より召喚されし十三人の英雄の一人、『神殺しの英雄』山田蓮司。同じ英雄の『料理人』藤堂柊と再開した彼は、その後フランシェスカと共に、王都で開催される武闘大会に出場することに。 かつて蓮司は、世界でも仲間でもなく、たった一人――エルを選び『英雄』であることを放棄した。しかし、再び『英雄』という名の重圧と向き合うことになり懊悩する彼に、フェイロナは問う。 「お前が思う英雄とはどういうものだ?」 そしてついに、剣の師オブライエン、十三人の英雄『魔剣使い』久木真咲、『騎士』九季雄太達、強者ひしめく舞台の幕が上がる――! 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第四章。英雄とは何か。その答えが、ここにある。 異世界召喚直後を描く書き下ろし番外編「戦いの、始まり」収録。

神殺しの英雄と七つの誓約 5
2016年9月 ISBN 9784865541601
この巻のあらすじ

「欠けた神を――魔神を、導きなさい」 女神アストラエラより告げられた願いを叶えるため。そして……再び世界を救うため。 かつて魔神殺しを遂げた『神殺しの英雄』山田蓮司は、何の因果か、今度は“魔神復活の旅”を始めることに。 十三人の英雄の一人『復讐者』江野宮雄一郎、『道具使い』工藤燐。かつての仲間たちとの出会いを経て、獣人や亜人の住むエルフレイム大陸へと向かう蓮司たち。しかしその渡航中、美しき魔王シェルファに襲撃され!? 「だから貴様は、何も守れぬというのだ!」 蓮司の制約を解放し、本気を出させるため。たったそれだけのために、魔王は殺戮の舞台を築き上げ――。 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第五章。 蓮司とエルの過去を描く書き下ろし番外編「そうして、君の名前を呼んだ」収録。

神殺しの英雄と七つの誓約 6
2016年12月 ISBN 9784865541823
この巻のあらすじ

重傷を負い海没したレッドドラゴン・ファフニィルを助けるため、無人島に辿り着いた『神殺しの英雄』山田蓮司。 そこで蓮司は、謎の女性ソルネアと出会う。彼女は無気力・無表情で、まるで生まれたばかりの赤ん坊のように何も知らなかった。蓮司のかつての相棒であり想い人――『神殺しの武器』“エル”のように。 ソルネアとエルを重ねて見てしまう蓮司は、エルの犠牲によって成した魔神討伐後、魔王シェルファと交わした“約束”に思いを馳せる。 ――すべてに決着をつける時が来た。 その予感は、すぐに現実のものとなる。 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第六章。

神殺しの英雄と七つの誓約 7
2017年4月 ISBN 9784865542103
この巻のあらすじ

『神殺しの英雄』山田蓮司は、深い因縁を持つ魔王・シェルファを激昂させ、生まれたての神・ソルネアと、蓮司の相棒であり神を殺す武器でもあるエルメンヒルデを奪われてしまう。彼女達を取り戻すため、蓮司は十二人の英雄達、そして旅の仲間達に、長く隠していたエルの死を告白し、助けを求めるが……。 一方、蓮司を待つシェルファは、ソルネアとエルメンヒルデを吸収した新たなる『神殺し』の巨大なドラゴンを造り、蓮司との再戦を渇望していた。かつてない難敵を前に、はたして蓮司は二人を救うことができるのか――? 「俺は、エルメンヒルデと一緒に生きる」 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、堂々の最終章! 書き下ろし番外編「十三人と仲間達の平穏」を収録。

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